“操作する必要があるルアー” と “そうでないルアー”
数あるルアーの中には、”ルアーを操作する面白さを楽しむ“というモノが存在する。特にトップ系のペンシルベイトやポッパーなどはその代表的なアイテムで、アングラー自身がアクションを加えることでフィッシュイーターを誘うことができる。逆にいうとアングラーが何もしなければ、ルアーはただの浮遊物となってしまう。(放置パターンもあるけど…)
もちろん他ジャンルのルアーにおいても大なり小なり同様のことが言えるわけだが、同じルアーを使っていても隣のアングラーと釣果に差がでてしまうというのが操作系ルアーの面白さでもあり難しさでもある。
そのため、このテのルアーで釣果をあげるにはルアーを適切に動かすだけの経験が必要となるわけで、初心者アングラーからするとちょっとだけハードルが高くなってしまう。(トップウォータープラグはアクションを目視できるので、比較的分かりやすく初心者にもオススメです)
逆に、アングラーが特に意識しなくても自発的にアクションを発生させるルアーもある。バイブレーションやブレードベイトはそのイメージが強く、リトリーブさせるだけでルアーが勝手に魚を誘ってくれる。もちろん、レンジコントロールやリトリーブスピードの調整は必要となるわけだが、基本的にはルアーが仕事をしているといっていいだろう。
初心者に優しスギる「投げて巻くだけ」のメタルジグ
そんな「投げて巻くだけ」というシンプルなルアーが、メタルジグのジャンルに登場した。それがジャッカルの「カットバッカー」だ。
メタルジグといえば、屈強なアングラーが激しくロッドをジャークさせるイメージがあるが、カットバッカーのコンセプトはまったく逆。キャストして、ただ巻くだけでジグ本体がアクションを発生させるというシロモノだ。
それを可能にしているのが、曲線美が美しいボディ形状。水流を受けることで自発的にユラユラとアクションし、フィッシュイーターを誘うことができる。
出典:ジャッカル
またアクションレスポンスを高めるため、ボディマテリアルには軽比重の金属が採用されており、初心者でも非常に扱いやすいよう設計されている。
ラインナップは、18g(68mm)、28g(77mm)、38g(85mm)のショアから投げやすい3ウエイト。ターゲットはフラットフィッシュ(ヒラメ、マゴチ)や青物、根魚と幅広く、サーフを代表とするフィールドで大いに活躍しそうだ。
魚との出会いをますます増やしてくれそうなカットバッカー。投げて巻くだけなので、ショアキャスティングゲーム初心者の方にぜひ試していただきたい。