皆さんこんにちはラグゼプロスタッフ主原剛です。
前回、新たに「桜幻」シリーズに加わった桜幻鯛ラバーRのスピニングモデルS64M-solid.RFによるシャロー攻略、胴の間でのスピニングタイラバについてお話をしました。
今回はディープタイラバと、その専用ロッドといえる桜幻鯛ラバーR・B60M-solid.Fについて超語ってみたいと思います!
ターゲットエリアは日本全周のディープタイラバ
近年大流行のディープタイラバ、基本的にスパンカーなしのドテラ流しで船を流すことからディープドテラ・ドテラタイラバなどとも呼ばれます。
フィールドとなるのは、基本的に瀬戸内海などの内海を除く外洋全て!
このディープタイラバの最大の魅力といえば釣れるマダイのサイズが大きいこと。
アベレージが60cm、70cm、時には80cmを超える超大型のマダイが釣れることも珍しくなく、加えてマダイの他のゲストフィッシュも大型のブリやハタ類などとにかくサイズがデカイのが特徴です。
狙う水深も100m前後から時には150mを超える水深までシンカーを落とすこともあり、船を横流しにする風の強さによっては220gというヘビー級のシンカーを使う事もザラ。
B60M-solid.Fの特徴
このディープタイラバ専用に開発した桜幻鯛ラバーR・B60M-solid.Fはそんなヘビー級シンカーを使用して超大型のターゲットを狙うタックルの強度と、シビアなマダイのアタリを逃さない繊細なティップセクションを高度に融合することで誕生しました。
こだわりのロッドレングスは重いシンカーをロッドの先にぶら下げても取り回ししやすい6ft丁度。
強風下で220gのシンカーを一日使い続けても疲労感がまるで違います。
何よりディープタイラバ特有のモタれるようなアタリを逃さない超高感度なソリッドティップを搭載した上で、不意のモンスタークラスマダイや10kgを超えるようなブリがきても互角に戦えるしっかりしたバットとベリーも搭載。
ディープタイラバモデルとしてぜひ試していただきたい完成度です。
また、外洋特有の異物やクラゲがPEラインに絡みついてきてもガイドで詰まらないように、通常モデルよりはワンサイズ大きなガイドを装備しています。
ディープタイラバにおけるタックルセッティング
これに組み合わせるタックルとしてリールはローギア過ぎず(深場からの回収が大変)かといってハイギア過ぎない(ギア比は低いほうがヌッシーオススメ)ギア比6.3~7.1を推奨。これにPEラインを最低300m程巻いておきます。
PEラインは0.8号でも可能ですが、不意の大物に対応するために1号推奨です。リーダーはフロロカーボン4~5号。
そしてフックセレクトです。
ドラグ値の高い釣りとなるためシッカリ刺さって頑丈な、がまかつ・サーベルポイントフッキングマスターを強力にプッシュします!
ドテラ流しの釣りではほぼこれ一択です。
出典:ラグゼ ストレートポイントで刺さってしまえば深く貫き抜けにくい
ストレートポイントで針先が刺さると深く入り抜けにくいフック。フッキングでラインを引っ張る方向と針先が向かうベクトルが違うので、ドラグが緩い時にはその性能をフルに発揮できるとはいいがたいのですが、ドラグ値が高くガッチリフッキングさせるディープタイラバには非常にマッチするフックです。
桜幻鯛ラバーQ TGシンカーにヘビーウエイト追加で死角なし
さらに今年はついに桜幻鯛ラバーQタングステンシンカーのヘビー級150g・180g・220gも追加となりディープタイラバ対策に死角なし。
真球形状の桜幻鯛ラバーQ TGシンカーは最も重い220gでも驚くほどの小ささ(鉛の鯛ラバーQ120gとほぼ同等)。
フォールもめっぽう速く底を取れる回数もアップするので、鉛と比較しシンプルに一日の実釣の中で攻められる回数が多くなります。
出典:ラグゼ カラーは8色でウエイトはこれまでの40、60、80、110gに加え160gと220gが追加となる
ディープタイラバのキモ① 中層まで巻くべし
ディープタイラバ実釣時の注意点としては、ボトムに執着せずに結構上のレンジまで巻くということ。
マダイ、特に大型マダイは中層を回遊していることが多く、ボトム10m近辺のみを上げ下げしているとレンコダイなどのゲストばかりになってしまうこともしばしばです。
仮にボトム近辺でヒットしてきたとしても、中層にいたマダイを中層からフォールとともにボトムまで付いてこさせてボトムからの切り返しでヒットしていることが多いのです。
私は水深100m前後の海では、少なくともリールのハンドル30~50回転は巻き上げて誘うように心がけています。
船長からもたらされるベイト反応などの情報やマダイからの反応を元に、レンジを強く意識することが釣果への近道です。
ディープタイラバのキモ② 早巻き
次に巻きスピードについてですが、ヌッシー的にはかなりの早巻き推奨です。これはハイギアのリールでというわけではなく先程も紹介した比較的ローギアのリールを用いての等速巻きを意識した早巻きです。
ゆっくり巻いたほうが良い日も中にはありますが、ゆっくり巻くと遊泳力が低くて個体数が多い小型のマダイが先にバイトしてくることが多く、遊泳力の高いマダイは大概早巻きにバイトしてくることが多いのです。
経験上80cmを超えるような超大型のマダイは、回収巻きに近いスピードにバイトしてきたことがほとんどです。
ぜひディープタイラバでは早巻きを元に作戦を組み立ててみてくださいね!
そんな夢のあるディープタイラバですが今期のラグゼ桜幻シリーズはロッドもタングステンシンカーも全て本気のアイテムでバックアップしています。ぜひ桜幻シリーズで夢の大ダイを釣り上げてくださいね!
反響感度や荷重変化、視覚的変化など、水中からの兆しを得るために必要な情報収集能力にこだわったロッドです。モデルごとの役割を明確にし、それを使い分けることで戦略的にゲームを組み立てることができます。ベイトモデルはオールシングルスパイラルガイド設定、スピニングモデルの元ガイドは小径ローライド設定で、巻き取るときのブレを抑えるようにしています。
出典:ラグゼ
モデルNo. | 標準全長 (ft/cm) |
希望本体価格 (円) |
標準自重 (g) |
仕舞寸法(cm) | パワー | アクション | 使用材料 (%) |
継数 | ルアーウエイト(g) | 適正ライン(PE/号) | 先径(mm) | グリップ長(mm) |
B66UL-solid.R | 6’6″(198) | 43,000 | 104 | 154.0 | UL | Solid Regular | C91.0 G9.0 | 2 | 30〜90 | 0.5〜1 | 0.9 | 435 |
B66L-solid.R | 6’6″(198) | 43,500 | 105 | 154.0 | L | Solid Regular | C91.0 G9.0 | 2 | 40〜120 | 0.5〜1.2 | 0.9 | 435 |
B66ML-solid.F | 6’6″(198) | 44,000 | 110 | 154.0 | ML | Solid Fast | C91.1 G8.9 | 2 | 60〜150 | 0.5〜1.2 | 0.9 | 435 |
B60M-solid.F | 6’0″(183) | 44,500 | 109 | 138.5 | M | Solid Fast | C91.8 G8.2 | 2 | 60〜180 | 0.5〜1.2 | 0.9 | 435 |
S64M-solid.RF | 6’4″(193) | 45,000 | 98 | 152.0 | M | Solid Regular Fast | C90.4 G9.6 | 2 | 40〜180 | 0.5〜1.2 | 0.9 | 395 |
C=カーボンファイバー、G=グラスファイバー
グリップジョイント
【公式製品ページは→コチラ】
出典:ラグゼ
抜群のフォールスピード
表面積が30%減、フォールスピードも飛躍的に向上。ボトムタッチも明確になり、激流、深場でも底とりが容易でフォール&リトリーブの頻度が増え、バイトチャンスも比例して向上。一体化
体積で40%小型化が実現。リトリーブ時、シンカー後部で発生する乱流(タービュランス)も大幅に減少、より繊細なスカート、ネクタイでもシンカーと一体化。スタビリティ
SSS(スイベルソケットシステム)搭載で、ラインホール、プロテクターを内蔵する内部構造が中空なので、重心はボトム、フロント側へ。フォールではボトムまでぶれることなく一直線、リトリーブもボトムヘビーが安定感を生み出しわずかな変化も確実にアングラーに伝えます。ニューコンセプトカラー
ステルス性の強いマットカラーの下地にスーパーグローを配色。シャローではステルス、ボトムではグローがアピールする光量に合わせたマルチアピールコンセプトを追加。人気のバレンシアオレンジに加え、スーパーグロースポット、ブラックスポットなどバリエーションも豊富な9色展開。出典:ラグゼ
カラー:9色
40~220g【公式製品ページは→コチラ】
GAMAKATSU(がまかつ)
1955年創業。大阪府大阪市に本社を置き、シンガポールに本店を置く。釣り竿、釣り針、ウェアなどをメインに製品を開発・製造・販売を行っており、ルアー部門では「ラグゼ シリーズ」が有名である。