皆さん、釣りを楽しんでいますか~。三重県のハッシーです。
私が毎年、お正月になるとある番組を見て沸々と湧き上がるある思い。
漁師の皆さんがマグロと真剣勝負する姿に密着するあの番組ですよ。
「マグロを釣りたい!」
そんな私の思いが、なんと今シーズン叶いました~。
三重で大ブーム「トンジギ」
それというのも、現在、私のホームグラウンドである三重県志摩沖では種類こそ違うものの、ビンチョウマグロ(標準和名ビンナガ)をターゲットとした「トンジギ」が大ブーム。
ちなみにトンジギとは、ビンチョウマグロの異名であるトンボマグロをジギングで狙うというところからきております。
シーズンは、年明け辺りから開幕。5月いっぱいまで十分に楽しめ、釣れるサイズは最大で30kgクラス。まさに大型マグロが狙えるロマンの釣り。
また、そんなロマンの釣りがブリクラスを狙うタックルで挑戦できるとあって、その手軽さと刺激的なファイトから多くの釣人の心をキャッチ。現在、一大ムーブメントを起こしている。
トンジギってどんな釣り!?
そんなロマンの釣りですが、ポイントとなる水深は500m前後。
マグロの回遊に遭遇するため、船を風潮任せで流し続けるドテラ流しで広範囲を探り、狙うタナは底を取らずに30~100m付近。
200~300g程度のジグを使用し、1日シャクリ続ける割とハードな釣り。
もちろん相手がマグロだけにその出会いは簡単ではなく、ボウズ上等、一番必要なテクニックは信じてシャクる気持ち(笑)。
私の中では、「Mには堪らん釣り」、「筋トレフィッシング」などと表現しております(汗)。
誘いダナを明確にできるメインライン
とはいえ、やはり闇雲にシャクり続けるだけでは出会いの確率は上がりません。
水深の中層で展開されるこの釣りでは、誘いダナの再現性が重要となります。
刻々と変化するマグロの回遊ルートに対し、ヒットレンジや船長の指示ダナといった情報を元に、スピーディーにタナをコントロールすることが必要となってきます。
そこで、重要となってくるのが、メインラインです。
私の愛用するPEラインは「ドンペペ8 ACS」2.5号(300m巻)。
釣行前には、丁寧にFGノットでフロロカーボンリーダー(剛戦XリーダーFC10号)を結束。ラインカラーは10m毎に5色で色分けされており、ラインカラーを数える事で誘いダナへとジグを送り込むことができます。
また、このラインの大きな特徴でもある「ACS」機能。
男性が気になる「AGA」みたいな名前ですが、こちらは心配ご無用。
「アドバンス・カラー・システム」の略で色分けされたラインに、さらに次のカラーを予告するマーカーが1m毎に入っており、配色の順番を覚えていなくても、目的のレンジへの到達を事前に教えてくれるお助け機能が付加されています。
出典:GOSEN(ゴーセン)
出典:GOSEN(ゴーセン) 150m巻きは赤のパッケージ(0.6~3号)、200m巻きは青のパッケージ(0.6~4号)、そして筆者が使用している黄色のパッケージは300m巻き(0.6~8号)となっている
【公式製品ページは→コチラ】
ACS活用法
私の具体的な活用法を紹介します。
例えば、船長の指示ダナが100m付近だった場合、仮にラインカラーを緑としましょう。
この場合、ジグを一旦120m付近まで沈め、指示ダナの10m手前である予告カラーの緑が出てくるまでは、素早くワンピッチジャークでジグを巻き上げます。
そして予告カラーが出てからは、ワンピッチジャークに食わせの間となるロングジャークを織り交ぜ、効率的かつ確実に指示ダナ付近でのテクニカルな誘いを演出し、マグロの捕食意欲をくすぐっています。
そうしてヒットした際は、なんせ「食ったではなく、食わせた!!」という、釣人冥利に尽きる瞬間。
その結果、今シーズン初めてトンジギに挑戦した私ではありましたが、「ボウズ上等!」、「イチロー選手の打率を超したらできすぎ!」などと言われるこの釣りで、ソナーレーダーや無線もない、おんぼろプレジャーボートでの挑戦(船長に怒られる)にも関わらず、4回の出船で3安打の超高打率! 私の腕もあるでしょうが…(笑)。
ドンペペ8ACSがテクニカルな誘いをサポートしてくれました。
そして、ビンチョウマグロに出会えた夜は、スーパーのお寿司でお祝いするというどこかで聞いたような恒例行事も楽しんでいます(笑)。
ロッド:キャタリナ635-3/4(ダイワ)
リール:ソルティガ4500(ダイワ)
メインライン:PEドンペペ8ACS 2.5号 300m(GOSEN)
リーダー:剛戦XリーダーFC 10号(GOSEN)※10m程度FGノットで結束
ルアー:一徹JIG 210g(TSURUGIYA)