ルアーニュースRをご覧の皆さん、こんにちは! 川又圭史(かわまた・よしふみ)です。
今回はホームの印旛沼(いんばぬま・千葉県)をテーマに私の大好きなクランクベイトのお話を…と思っていましたが、せっかくなので、今シーズン私が釣りをしてきた印旛沼・利根川・霞ヶ浦のクランクベイトの使い分けについてお話したいと思います。
水温によってクランクベイトの波動を使い分ける
使用するクランクベイトは、水深1.5m~3mレンジを引くことができる以下の写真のアイテムが基本となり、水温やベイトの居るレンジに合わせてクランクベイトをセレクトしていきます。
また、時期によってアクションの質を微妙に変えて、その時々のバスの状態に合わせていきます。
私個人的な見解としては、水温が低下し始める10月頃からは表層系のハイピッチアクションが有効となり、そこから水温が低下するにつれ動きがタイトでシャッドに近いクランクベイト効果的に。
そして、ちょうどこれからの時期、水温が上がり始めるにつれ弱波動~強波動が効果的になっていく印象。
特に、10月頃から週毎に下がる水温変動期には、このパターンでハマることが顕著かなぁと思います。
クランクベイトもさることながら、使用するタックルにもキモがあります。
ロッドは私が開発に携わった「ツアラーVスペックTVC-65M/HG」、または「ツアラーVスペックTVC-71MH/HG」【スミス】。
ラインは「シューター・FC スナイパー」(#12Lb)or(#14Lb)【サンライン】をクランクベイトのサイズとカバーやストラクチャーの種類によって使い分けます。
実はこのラインセレクトがけっこう重要。
サンライン公式「シューター・FC スナイパー」詳細ページはこちら
霞ヶ浦・印旛沼などで使用する場合、ラインポンド数は基本12lbですが、利根川に関しては消波ブロック帯をメインにする事が多いので14lbを多用します。
そして実は、利根川で使用するラインが他のフィールドより太くすることには理由が。
このようなサイズが釣れるというのもありますが…
こんな80オーバーのシーバスが連発することも! なので、若干ラインを太くする必要がある訳です。
また、同じ使用感ながら、マーキングが施されている「 シューター・FC スナイパー BMS AZAYAKA」も状況に応じて使用します。
サンライン公式「 シューター・FC スナイパー BMS AZAYAKA」詳細ページはこちら
使用する状況として、ラインの動きでバイトを取る表層系パターンがハマる時。また、マッディシャローレイクでベジテーション周りを引く時にトレースコースを把握してコントロールさせたい時に使うことが多いです。
意外と細かいようですが、その細かさが釣果に直結するのでとても大切。
ルアーの浮力を調整するために、あえてナイロンライン「シューター・ディファイア・アルミーロ」を使うことも。
サンライン公式「シューター・ディファイア・アルミーロ」詳細ページはこちら
このラインはナイロンラインながら伸びが少なく、グラスロッドでも使いやすいのが特長。
最近、印旛沼界隈で人気の出てきたハンドメイドルアー「ユプシロンベイト」。このバルサ系クランクで、ストラクチャーを回避するときなど、ルアーの浮力を活かすため、あえてフロロより比重の軽いナイロンラインを使用して釣果を出しているようです。
以上、シーズンごとのクランクベイトの使い分けでした。
関東近郊エリアに限らず、みなさんのフィールドで通用することもあると思いますので、参考にしていただけると幸いです。