今江克隆のルアーニュースクラブR 第988回「吊るしとサスペンドと放置!春の最重要テクについて」の巻
さて、先週は2020年初ロケ取材に某リザーバーに行ってきたが、そこそこハイランドリザーバーにも関わらず、バックウォーターから少し下ったベンドで既に水温はMAX11度に達しており、見えバス多数、しかも何だかメスはすでにツワリモード、オスはヒレがかなり傷んでおり、まさかの第一陣終了かも?とすら思ってしまう微妙な状況だった。
しかも春特有のフル満水大増水、全域灌水ブッシュだらけの妙なクリアウォーターで、この時期の釣り方の経験が浅いと相当苦戦するいわば、天国と地獄が紙一重の状況でもあった。
この時期のバスの特徴としては「回遊性は高いが、かなり絞られた狭いスポットをスクールで行動する」ことと、「暖まりやすい水面付近に暖を求めて浮く」傾向が強いことだ。したがってこの時期は「中層より上を釣る」ことができるか否かで大きな差が出る季節でもある。
簡単に言えば「サスペンド釣法」なのだが、最近の流行?は同じ「サスペンド」でも、シャッドではなくワーム、ジグ系をサスペンドさせる方法、即ち今ドキの言葉で言うなら「吊(つ)るし」が春の定番化しつつある。
「吊るし」で釣果に差が付くキモ
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