【冬と早春では釣り方が全く違う!】たまらんばい永野的!冬と春のポジションの釣り分け術を徹底解説!
2月も後半に突入。ここ数日は水温も上昇傾向にあり、少しづつ春に向かうと共に、バスの位置が冬ポジションから春ポジションに変化するというタイミング。
いよいよ春は目前という感じですね! 今回は実際に良く言われる「冬ポジション」と「春ポジション」の違いについて、現在の南湖の実際のスポットや釣り方を交えながら解説させていただきます。
早春の狙い方にシフトするタイミングは「ボトムのワーミングで釣れるかどうか」
どこでどう釣れたら冬で、どこでどう釣れたら春なのか? これが1番大事ですよね。
人によって感覚は違うかもしれませんが、私なりの考えでは、冬から早春へのシフトは「南湖西岸でボトムのワーミングで釣れるかどうか」で大きく変わると感じています。
逆に言えば、巻きモノでしか釣れていない状況は私の中では冬。
南湖の冬バスは中層を意識
自分の釣りを例に挙げると、今年の冬は濁りも重なったことで、南湖の木の浜~赤野井~下物沖チャンネルライン3~4mでのウィードクランキングが冬の釣りでした。
冷たい水がボトムを這っていて、ウィードの新芽もない状態では、ベイトやバスがボトムに依存しない状態。中層を泳いでいるヒウオを追っている状況でした。
そんなある意味上目線のバスに対して、濁ればクランク「HU300」【ハイドアップ】。クリアであればアラバマリグ、スコーンリグで釣るというのが冬の釣りです。
品名 | ウエイト | 潜行深度 | 本体価格 |
HU-300 | 16.0g | 3m | 1,700円 |
ハイドアップ公式「HU-300」詳細ページはこちら
因みにこのクランクの釣れている期間は、同じエリアにワームを落としても経験上、不思議ですが釣れることはありません。
早春のパターンになるキッカケは水温と日照時間が関係している?
しかしある時期から、これらの巻きモノが少しパワーダウンし、東岸下物・木の浜の浚渫エリアでボトム(穴の中)や、西岸の沈みモノで釣れ始めるタイミングがあります。
例年では2月半ば~末くらいのタイミングで変化しますが、ダラダラと暖冬が続く2020年は2月の第1週、丁度フィッシングショー前が、中層⇒ボトムへの移り変わりのタイミングでした。
色々と理由は考えられますが、水温と日照時間の関係が1番の要因だと考えられます。
日照時間が長くなることによってボトムまで光が届き、早くも光合成し始めたウィードから新芽が発芽。
青々しいウィードの新芽は酸素を出すので、ボトム付近の酸素濃度が上がり、ベイトも含めバスもボトム付近に身を寄せるようになるイメージ。
南湖の沈みモノも釣れる場所付近には必ず良い新芽が絡んでいることが多く、沈みモノだけのパワーで釣れていることって実は少なかったりします。
そうなってくると展開は一気にボトムへ。私が大阪フィッシングショーから琵琶湖へ戻った2月11日くらいから私のガイドではボトムの展開が出てきました。
早春のボトムパターンはフリーリグやスタストが有効
下物浚渫エリアのフリーリグでブレイクをコリコリとスローに誘うパターンが有効で、活躍したのは丁度この春ハイドアップから登場する「コイケシュリンプビッグ」通称ゲジゲジ君。
これを5gフリーリグで浚渫の穴にキャスト。狙いは穴の中でも、中に“山”のある穴であったり、ブレイクの魚が映る穴など。
何より大事なのはとにかく”中に引っ掛かりのある穴”でした。
その付近でユサユサと誘っているとコンっ! とバイトが出るようなボトムマニアにはたまらんばいなパターン。