先日行われたフィッシングショーでも話題になっていたハイドアップのNEWプラグ、たまらんばいミノーこと「HU-MINNOW 77SP」。
たまらんばい永野プロがプロデュースした、”スモールプラグで強波動を生み出す”ということにこだわった、このサイズでこれほどまで水を押すのか!的スモールミノー。
え、ナニソレ気になる!というわけで、改めて使い方や開発裏話などなど、永野プロ本人に聞いてみました!
ミノーでもっと浅いレンジを!
既にリリースしているHU-MINNOW111SPは、同じジャンルのジャークベイトの中でも水押しが強く、飛距離によっては2.0-2.5m程は潜るミノーです。
深さのあるフィールドや、下からバスを引っ張りあげる必要のあるシチュエーションではその潜行レンジが有効になる場面は多くありますが、一方で1mまでのシャローエリアやフィールドでは潜りすぎてボトムにタッチしてしまう、根掛かるなどのデメリットも当然のように存在します。
そこでレンジを浅くしたのが111Fなんですが、それでは食いきれない魚がいる。 そこで、レンジを浅くし更にダウンサイジングにより食わせを追求したのが77SPです。
潜行レンジはキャスト距離にもよりますが約50cm〜80cm。潜行角度は浅く水面直下攻めも可能です。
なぜ、77mmなのか
正直、77は語呂の良さから来ている…というのも、なくはないのですが。
まず考えたのは小さなベイトサイズに合わせたかったということ。 琵琶湖であれば氷魚やワカサギ、コアユ、ハスッコともサイズを合わせてあります。
当初はベイトタックルでの使いやすさも踏まえて90mmクラスも考えたのですが、ある程度のサイズ感を持たせればそれなりの水押しがあるのは当たり前。
で、色々と探した結果、80mmクラス(もしくはもっと小さいサイズ)で、そうした強い水押しを持ってるミノーはほぼ無いというところに行き着きました。 そう、ほとんどがヌルヌル系だったり、基本は水を逃すタイプのミノーが大半だったんです。
はい。そのとおりです。今、日本のバスフィッシング全体に言えることですが、より多くのバスをキャッチするのに必要なのは、場所の情報ではなく、場所が決まった状態でどう釣るかという「釣り方」だと感じています。
今後のフィールドコンディションを考えた時、SNSなど様々なメディアでの露出、ボートであれば魚探の進化により、ホットなスポットというのは「既に周知されている場所」がほとんどになるでしょう。いや、もうなっています。
そんな時に武器になるのが、当然ながら他のルアーには無い動きやインパクトであって、HU-MINNOW77SPは、その「小さなサイズ感で出せる最も強い水押しに挑戦したルアー」です。
これからの1本を取る為には、同じサイズのミノーでは他に無い水押しが一番の武器になります。
使いどころ
基本的にはドシャローのハードボトムや沈みモノですかね。
琵琶湖であれば、今年は高く伸びるであろうウィードの上なんかも想定しています。
水押しの強さゆえ、ほとんどダートしない77SPは、そんなシャローストラクチャーの上でネチネチと誘う事が可能になっています。
飛距離は持ち前のマグネット式重心移動によりぶっと飛びますが、アクションとしてあまり飛ばない(ダートしない)ミノーだということを念頭に、「線よりは点」のイメージで使う方がベター。
タックルとしては、ベイトフィネスロッド、もしくはL〜MLクラスのスピニングタックルがベストです。
ハイドアップの「macca」で言えば、今春発売になるレッドシグネイチャー69ML +/RS(HUMRC-69ML+/RS)なんかはぴったりのロッドですね。
スピニングだと青maccaの64L+(HUMS-64L+)
赤maccaの69L(HUMRS-69L)がしっくりくる感じです。
というわけで、HU-MINNOW77SP。 僕の自信作となっていますので、乞うご期待ください!
これまでにない”強波動のスモールミノー”。
これは期待しちゃいますねぇ。3月下旬発売を予定しているとのことなので、春バスに早速使ってみたい!