今年で10年目となるH-1グランプリ。
私はスポット参戦は2012年から、フル参戦は2014年からですので、今年で足掛け9年目のシーズンとなります。
年々参加者が増え、業界内での注目度も上がっているH-1グランプリですが、おそらくH-1の結果を受けて企業とスポンサー契約を結んだのは私が最初だったと記憶しています。
2014年のマスターズカップを、今をときめく伊藤巧プロ(実は我々同い年!)の隣で優勝したのがキッカケでノリーズプロスタッフのお誘いをいただいたのでした。
そんな夢のあるH-1グランプリですが、昨年から1試合増えて年間6試合となり、さらに今年は初の開催地かつペア戦の野尻湖が追加されました。
私は毎年AOY(アングラー・オブ・ザ・イヤー、つまり年間優勝)を目標にH-1に参戦しています。過去の年間順位と総合ウエイトを(自戒の意味を込めて)見てみると、
2014:11位3,200g(AOY:6,240g)
2015:21位2,750g(AOY:7,370g)
2016:12位4,210g(AOY:8,520g)
2017:2位 5,300g(AOY:5,590g)
2018:25位3,420g(AOY:8,160g)
2019:87位1,130g(AOY:8,150g)
となっております。
2019年がフル参戦してから年間上位30位以内の選手が出場できるマスターズカップの権利を初めて失った年でした。
年々参加者が増えており、1試合で最大170名ほどがエントリーするのがここ数年のトレンドです。
AOYのハイウエイトが続きそうな見通し
注目すべきはAOYのウエイト(H-1はポイント制ではなく総重量制)で、2018年、2019年と8,000gを超えています。この傾向はハイウエイト戦が予想される野尻湖戦を控えた2020年シーズンも続くと思われますし、過去最高ウエイトを叩き出さなければAOYは獲得できないでしょう。
仮に2020年シーズンのAOYのウエイトを9,000gとした場合、1試合あたりの平均ウエイトは1,800gとなります(※年6試合のうち5試合をAOYの加算とするルール)。
キーパーは3本ですので、1尾あたり600gのウエイトで良いわけです。600gといえば、季節や魚のコンディションにもよりますが、35センチくらいでしょう。
とどのつまり、毎試合35センチの魚を3本キャッチできればAOYを獲得できる可能性が高いということです。
そう思うと決して高いハードルではない気もするのですが、実際にはフルリミットを揃えるのは至難の技です。
鬼門になりそうな開幕戦の相模湖と9月の新利根川
4月初旬に相模湖で開幕を迎える今年のH-1グランプリですが、初戦がいきなりAOY戦線への分かれ道となりそうです。
微妙な時期ではありますが、プリスポーンの相模湖はハイウエイト戦が予想されます。ここでウエイトを稼がないと苦戦を強いられるのは間違いありません。
また、新利根川も鬼門となりそうです。昨年の台風直後にすっかりバスの数が減ってしまった影響がどこまで残るか未知数ですが、以前のようにイージーにキーパーが揃うような状況には戻らないと予想されます。
例年スピニングタックルの出番がほとんどありませんでしたが、今年は野尻湖も控えているため、しっかり準備を整えてAOYを目標に試合に臨む所存です!