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意外なパターンがハマる!桧原湖の”クランクベイトパターン”を徹底解説!

寄稿:浜本 将史
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みなさん、こんにちは!

桧原湖をメインに活動しているトーナメンターの浜本 将史(はまもと・まさふみ)と申します。

桧原湖といえば、メインターゲットはスモールマウスバス。 で、スモールマウスレイクといえば山上湖でクリアウォーター、スピニングタックルでライトリグというイメージが強いのが一般的ではないでしょうか。

磐梯山の噴火でできたナチュラルリザーバーである桧原湖は、シャローフラットもあり、ウィード、レイダウン、ウッドスタンプ、立木、ロックエリア等ストラクチャーやカバーが豊富、つまり、バスが身を潜められる場所がいっぱいあって意外とベイトタックルオンリーで強気な釣りでも楽しめる湖だったりします。

そこで、今回は意外かもしれませんが、桧原湖で効くクランクベイトパターンをご紹介したいと思います。

浜本 将史(Hamamoto Masahumi) プロフィール

現在住んでいる東京から裏磐梯を年間で20往復以上こなす実力派アングラー。 特にスモールマウスバスの釣りに造詣が深く、サンラインテスターとティムコのフィールドスタッフの顔を併せ持つ。 兵庫県高砂市出身。

桧原湖のクランクベイトパターン

クランクベイトがハマるシーズン

シーズナルな魚の動きや湖の状況、トーナメント等人的プレッシャーによってはライトリグに頼らないといけない場面は必ずありますが、是非、覚えておいて損がないと思うのがファーストムービング系の釣りの代表格であるクランクベイトです。

自分の中で、クランクベイトで良いサイズを選んで釣れると考えている時期は、年2回、プリスポーン期にあたる4月末~5月中旬、台風やターンオーバーが発生する時期8月中旬~10月末、この2つの時期にスポットを当てて使用するクランクベイト等を交えて、お話しようと思います。

 

プリスポーン期(4月末~5月中旬)

まずは、プリスポーン期にあたる4月末~5月中旬、2019年春はクランクベイトの当たり年で、今年の春のプロトーナメントではクランクベイトしかキャストしませんでした。(リザルトはミスもあって中途半端でしたが…苦笑)

 

ここで気をつけて頂きたいのが、毎年、春にクランクベイトで好釣果が得られるという訳ではないということです。

どちらかというと春の定番であるシャッド、ミノー、軽量ジグヘッドによるミドストのほうが安定して釣果が得られるケースの方が殆どです。

雪代で水が濁っている?春の定番というものが釣れない?バスのレンジが例年より少し深い?等々、色々なファクターが重なったタイミングで初めてクランクベイトの出番となります。

使用するタイプのクランクベイトは、ゆっくり巻いても激しく動くワイドウォブルでハイピッチなタイプで、自分が使用する代表的な物ですとウイグルワート【ストーム】、ドランカー【テッケル】等で、水深3m前後のスポーニングシャローに向かうコンタクトポイントを狙っていく感じになります。

 

台風やターンオーバーが発生する時期(8月中旬~10月末)

次は、8月中旬~10月末、この時期は台風やターンオーバーで水が濁ったかな?透明度が落ちたかな?と感じた時には、必ずクランクベイトを巻くようにしています。

8月中旬~9月中旬くらいまでは、ウィードアリアでのシャロークランキングが中心で、ウォブルとロールのバランスが良く、ハイピッチで早く巻いても動きが破綻しないタイプのハンドメイド系フラットサイドクランクを主に使っています。

9月中旬くらいから10月末は、ベイトフィッシュ(ワカサギ)の動きに合わせて、ミドル~ディープダイバークランクの出番になります。

狙い所は、沖に点在するロックハンプ周辺や急深なバンクでのクランキングになります。

クランクベイトは、チッパワDD【ニシネルアーワークス】、RC0.5DD【ラッキークラフト】等を使っています。

 

クランクベイトを使うキモはラインにあり

クランクベイトの巻き方としては、シーズン通してステディリトリーブ(タダ巻き)が基本となります。

タックルはグラスコンポジットロッド(ミディアムライト~ミディアムアクション)に、ギア比6.3~7.0のリールを組み合わせになりますが、そこで使用するフロロカーボンラインラインについて少しお話します。

ファーストムービング系の釣りでシーズン通して使用しているのが、【サンライン】からリリースされているマーキングライン「Shooter FC SNIPER BMS AZAYAKA」と「Shooter FC SNIPER INVISIBLE」の2種類。

サンライン公式「Shooter FC SNIPER BMS AZAYAKA」詳細ページはこちら
サンライン公式「Shooter FC SNIPER INVISIBLE」詳細ページはこちら

この2つのラインに共通する特長は「マーカーが付いている」ということなんですが、マーカーによりルアーの位置が把握できるというのがメリット。

リトリーブ時にクランクベイトがどの辺りを通過しているのかを確実に目視で確認できるので、スポットに対して「丁寧にアプローチする」「丁寧に巻く」という事を釣り人側がより意識して行うことができるんです。

基本的には、ローライト時や浅いレンジでカバーやストラクチャーに対して、よりタイトにクランクベイトを通したい時は「Shooter FC SNIPER BMS AZAYAKA」を使い、ハイライト時やオープンウォーターでボトムに点在する岩やウィードを通す場合は「Shooter FC SNIPER INVISIBLE」といった感じで2種類のマーキングラインをケースバイケースで使い分けるようにしています。

ホームレイクである裏磐梯は、厚い氷に閉ざされ4月下旬までボートを浮かべることができませんが、来るシーズンを迎えた時は、是非、スモールマウスバスをクランキングで狙ってみてください! ファーストムービング系で釣れるとバスフィッシングやっぱり楽しいですから!

シューター(Shooter)

シューターはサンラインのバスフィッシング専用ラインブランド。フロロカーボンライン「FCスナイパー』シリーズや、ナイロンラインの「デファイアー」シリーズやマシンガンキャスト、そしてPEラインのステューターなどが特に人気を集めている。

サンライン(SUNLINE)

1977年設立、山口県岩国市を拠点とするラインメーカー。 独自技術の開発力が高いだけでなく、大手材料メーカーや大学研究機関との連携・共同研究 により、最新テクノロジーを駆使したライン開発も進めている。また各分野に約400人強のフィールドテスターがおり、現場からのフィードバックも豊富。 最新テクノロジーが導入されたあらゆるジャンル(バス、ソルト、トラウト、鮎、へらぶな、渓流など)のラインを続々と輩出中!
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