皆さんこんにちは、辻井伸之(つじい・のぶゆき)です。
まもなく2月を迎えようとしていますが、今シーズンは大きな寒波が少なく、各フィールドの季節感がなかなか進まない状況。
冬になりきらないので苦戦しながらの釣行が続いていましたが、ようやく時期相応の反応が見え始めた気がします。
そんなタイミングで、私が例年楽しんでいる冬パターンについて今回ご紹介させていただきたいと思います。
水温が下がると共に威力を発揮するサスペンドミノー
2月に入りさらに気温が低下していくことと思うのですが、そんなタイミングで有効なルアーなのが、「サスペンドミノー」。
サスペンドミノーにもメーカーによって形状や潜行深度の違いがありますが、私の中でこのところ実績が高いサスペンドミノーといえば「ヴァルナSP」【O.S.P】と「阿修羅ⅡSP」【O.S.P】。
品名 | サイズ | ウエイト | タイプ | フックサイズ | カラー | 本体価格 |
ヴァルナSP | 113mm | 16g | サスペンド | #6 | 29 | 1,800円(税抜) |
阿修羅ⅡSP | 92.5mm | 8.4g | サスペンド | #8 | 18 | 1,700円(税抜) |
「ヴァルナSP」を使うことは毎年恒例ですが、2019年秋に発売された「阿修羅ⅡSP」を冬に使うことは今シーズン初になります。
新しい阿修羅ⅡSPはどう変わったのか?
旧阿修羅SPに対し、より安定感を増したのが「阿修羅ⅡSP」。
旧阿修羅SPを使っていた時、8~10Lbラインをベースにしていましたが、トゥイッチ&ジャーク時に重心移動ウェイトが破綻し、動きを安定させることが難しい印象でした。
しかし、「阿修羅ⅡSP」では8Lbラインを使っても非常に扱い易く、思い描いたトゥイッチ&ジャークを実現させることができます。
ヴァルナSPと阿修羅ⅡSPの使い分け方とアクションについて
「ヴァルナSP」と「阿修羅ⅡSP」は使用するレンジによって使い分けています。
「ヴァルナSP」は2.0mレンジ、「阿修羅ⅡSP」は「ヴァルナSP」より浅いレンジの1.0~1.5mを目安としています。
基本的なアクション方法は共に、2~3トゥイッチ&ポーズ。
ポーズと言っても、糸フケを取る2~3秒程度がほとんどで、ポーズよりもラインを張るだけを意識しつつ、移動距離を抑えたトゥイッチ&ジャークを心がけることが大事です。
低活性のバスにもフラットサイドの明滅効果でアピール!
紹介した2種のミノーは、小さく弱いロールアクションで泳ぎますが、2つのシリーズ最大の特長でもあるフラットサイドの明滅効果で十二分のアピール力を発揮します。
また、「ここぞ!」というスポットでは、リトリーブコースを変えて何度かキャストしてみる事が大切。
バスは最小限の労力で捕食したい魚で、自分が決めたプロダクティブゾーンにルアーが入るのを待っているからです。
そのゾーンがハイシーズンに比べ、著しく小さいのがウインターシーズン。キャストやリトリーブコースを含めたアプローチにごまかしが利きません。
ヴァルナSPと阿修羅ⅡSPはコントロールが利くルアー
このようにバスの視線を意識したアプローチをするかどうかで釣果を左右するんですが、そのためには狙ったエリアでしっかりコントロールできるルアーを使うことがキモになります。
安定した泳ぎとアクションが出せるヴァルナSPと阿修羅ⅡSPは、そのマストアイテムと言えるでしょう。
外に出るのも辛いシーズンではありますが、是非! 「ヴァルナSP」と「阿修羅ⅡSP」の釣りを経験してください。
1本のバスから劇的に世界が変わるウインターシーズンのジャークベイト。
冬の価値のある1本をもたらしてくれるはずですよ!
タックルデータ
最後に、「ヴァルナSP」と「阿修羅ⅡSP」のタックルをご紹介。「ヴァルナSP」のタックルシステムは「ルドラ」や「パワーダンク」と兼用できます。
また、よりタフコンディションが進むと阿修羅のシステムをライトライン(6Lb)にする事で、ハイカットシリーズと兼用することも可能に。
この2セットでサスペンドプラグの釣りが、まかなえるので是非参考にしてみてください。
ロッド:ベイトロッド62M
リール:ベイトリール
ライン:フロロカーボンライン10Lb
ロッド:ベイトロッド58L&63L
リール:ベイトリール
ライン:フロロカーボンライン6~8Lb