皆さんこんにちは、藤原真一郎です。
今回はアジングにおけるジグヘッドの使い分けについてお話ししたいと思います。
ジグヘッドにはヘッド、ウエイト、フックという3つの要素があります。
ラグゼのジグヘッド「宵姫ラウンド」と「宵姫コブラ」についていえば、フックとウエイトについてはまったく同じで、同じように展開しています。
違うのはヘッド形状だけなのですが、そこにはこだわりが詰まっています。
ヘッド形状が違うだけで反応が変わることも多々
アジングのジグヘッドは比較的小さく軽量なものが多いですが、その中で形状による違いの影響は実は大きくて、この二つでも実際に使っていてアジからの反応の違いを感じることが結構あります。
例えば、中層からラインを張っただけのカーブフォール時、ノーアクションであるにも関わらずどちらかにバイトが集中する場面があります。
水面や表層を攻める時も、コブラだとタダ巻きで、ラウンドだとシェイクなどを頻繁に入れてあげることで食ってくる、なんて違いが出ることも。
宵姫ラウンド
「宵姫ラウンド」はその名の通り丸型のヘッドで、特長としてはどの面からも同じように水流を受けるので挙動が安定している、という点があります。
潮流がなくても速くても一定のレンジをキープしやすく、扱いやすい。
ヘッド自体が勝手にアクションするわけではなく、水中での水押しも一定。
安定した、マイクロベイトのナチュラルさが特長です。
宵姫コブラ
それに対して、「宵姫コブラ」は往年の名ジグヘッド「コブラ29」の遺伝子を受け継ぐ船型のヘッド形状で、水流を下へと受け流し浮上しやすい形をしています。
浮上しやすいということは、水面や表層をキープしやすいということですし、ラウンド型よりもゆっくり引きやすいということでもあります。
スローにアプローチ出来るというのは時として非常に効果的なアプローチになりますが、それがやりやすいジグヘッドの代表機種といってよいでしょう。
さらに、ワームとの組み合わせにもよりますが、コブラヘッドはリトリーブやフォール中のユラユラと揺れるようなアクションも特長です。
抵抗を受け流す際の揺れが自動的にアクションとなって小さな変化を生み、バイトを誘います。
ただし、流れが強すぎると思っているよりも浮き過ぎてレンジを外したり、狙ったレンジに入らなかったり、という状態に陥る場合もあります。
そうした状況では安定したラウンド型が操作しやすかったり、バイトを得やすかったりするでしょう。