山田ヒロヒトが明かす最新イカメタル情報【ロッド、リール、仕掛け、釣り方など】
山田ヒロヒト (hirohito yamada) プロフィール
夏真っ盛り! 皆さん、釣りを満喫しておられるでしょうか?
私の方は、お盆休みはイカメタルの釣りを満喫しに九州方面へ行ってました!
えっ⁉ 本業の⁉のアオリエギングはしないの? とお思いの方もいらっしゃると思います!
確かに、夏アオリシーズン真っ最中で、そっちも興味は尽きないんですが、私は例年このタイミングでイカメタルの製品開発等も行っているんです!
というのも秋エギングシーズンが始まると、イベントやロケが続くので、その前の夏シーズンはイカメタルアイテムの開発や、ロックフィッシュ、バス、ジギングなど、できるだけ多くの釣りの経験を積むことにしているんです。。
もちろん、そうはいっても、合間合間でエギングロッドや各種アイテムの開発&テストなども行っています。そちらは、まだまだ露出できないタイミングなので、少々お待ちくださいね!
そんなわけで今回の連載では、つい先日まで行っていた数日間に渡る「お盆のイカメタル旅」の模様をお届けします。
ちなみにご存知の通り、今年のお盆は台風直撃に見舞われてしまいました(苦笑)。
お盆に台風直撃って、これまで、なかなかなかったですよね⁉
当初の予定は8月14日にフェリーで大阪から門司まで渡るはずだったんですが、台風の影響でまさかの欠航!
そこで急きょ14日、15日の台風をやり過ごして、16日の朝から車で自走して九州入りすることにしました!
組み直したイカメタルの旅の予定はどうなっていたのか? ですが…。
16日の夕方から福岡県・玄界灘でのイカメタル(柏原漁港から出船の海龍丸<かいりゅうまる>さんを利用)!これはルアーニュースさんの動画ロケ!
17日は午前中に4時間弱、車で走って長崎県平戸に移動し、早福港から出船の幸漁丸<こうりょうまる>さんにてイカメタル!
その後、仮眠を取って、日曜日朝から全力で11時間・運転して大阪へ帰路という、超強引な予定となってしまったんです(苦笑)。
イカメタル旅の詳細をレポートしていきますね
それでは、そんな今年の夏のイカメタル旅を振り返ってみますね!
まずは福岡県 玄界灘でのイカメタル
まずは2019年8月16日の福岡県・玄界灘でのイカメタル(海龍丸<かいりゅうまる>・柏原漁港)!
台風後のタイミングで、風と波が落ちない状況の中での出船となりました。
海は荒れ荒れで、釣果的にも厳しめ!
水深65m前後のエリアのボトム付近から20m前後までの間のレンジを探る展開(メタルスッテは20号、25号を使用)。
剣先イカが時折スッテを触ってはきてくれるのですが、なかなか掛け切れない難易度の高い状況でした!
それでも、小さいアタリを明確に出してくれるタックルに助けられ、何とか動画ロケを成功させることができました!
ちなみに、このロケで使用したロッドは最近、お気に入りの3本!
その3本を少し紹介してみると…
ダイワ公式 極鋭ゲーム詳細ページはこちら
そして続いてエメラルダス AGS イカメタルロッド! 掛けのKシリーズと乗せのNシリーズをシチュエーションによって使い分けています。
ちなみに攻めのKシリーズではK60LB IMを愛用
比較的海が穏やかな時に、激しめのアクションを選択する場合や、潮がしっかりと動いて食いが立っている場合には、このロッドで見せて食わせるイメージ。イカの個体数が少ないが、リアクションやハイピッチで見せてスイッチを入れる場合にも多用している。
ダイワ公式 エメラルダスAGSイカメタルロッド詳細ページはこちら
一方、乗せのNシリーズではN56XULB IMを愛用
食いが渋く、イカの個体数も少なく、微妙な状況下の場合や、海が荒れてスッテが落ち着かない場合に多用。比較的出番は少ないですが、状況によってはかなり頼りになるロッドなので、常に現場には持ち込んでいます!
ダイワ公式 エメラルダスAGSイカメタルロッド詳細ページはこちら
それと、私が思う、イカメタルの基本も、少し紹介しておきます!
基本的には、私がイカメタルで行っているのはカウンター付きのベイトタックルで、水深をしっかり把握しつつ釣るスタイルです。
この釣りは、イカがいる層をどれだけ正確に把握してスッテを送り届けるかが鍵となります。
なので、カウンター付きが便利で効率がよく、釣果を増やすことができます。ただ、よりキレのあるアクションなどを重視しスピニングタックルを選んだ方がイイ場合もあるので、状況を見ながらセレクトしてください。
↑ロケで使用した3台のカウンター付きベイトリール!
上写真左からソルティストICS 103SH-L【ダイワ】、キャタリナIC 100SHL【ダイワ】、スパルタン MX IC150HL【ダイワ】
キャタリナIC、スパルタスMXは、剛性を出したうえで、軽さを追求しているため、巻きの軽さは言うまでもなく、リールの感度も上がっています。このリールは、このクラスでは史上最高のリールになったと思います。
いろんなリールがあるとは思いますが、同じドラグの強さにして、例えば1キロくらいで巻き比べてみて下さい、私の言っていることがはっきりと分かると思います。
こういったところが、長時間20号以上のメタルスッテを操作した場合、明らかに疲れの差となって出てきます。
なかなか、気づかない部分なんですが、やってみると違いは歴然です。
前の型のダイワのカウンター付きリールもよかったんですが、さすがに古くなっていたので、このキャタリナとスパルタの登場は私にとってはウレシイ出来事でした。
ラインはメインのPEラインはPEエギHS8の0.7号【サンライン】、そしてPEの先のリーダーおよび仕掛け部分はエステルライン使っています。
サンライン公式イカメタル仕掛け SV-I エステル詳細ページはこちら
サンライン公式イカメタルリーダー SV-1 エステル詳細ページはこちら
ドロッパーはエメラルダスラトル2.5号をメインに同タイプSや、エメラルダスダートⅡ2.5号も使用。比較的大きなエギを使用しています。
釣り方は、まずは、日が沈む前の明るいうちは、底付近を徹底的に攻め、日が沈んで暗くなってライトアップされだしたら、ジワジワと上の層で釣れないか? を試していきます。
イカの群れの大きさや数で、その日の釣果は大きく変わりますが、大事なのは自分なりに、一番釣れる層ってのを掴むこと。釣れる層を把握できれば釣果がうまく増しますが、釣れる層を見失うと全然釣れなくもなってしまうほど、シビアになってくることも多いので注意。
あと攻める層が大事といいましたが、もちろん食わせ(抱かせること)につながるテクニックも大切になってきます。
激しめにシャクってアクションさせ、止めて食わせるが基本的な動作になってきますが、この止めの時間、ロッドのアクションによるスッテの安定等、その日の状況をよんでいくことも大切です。フォールで食わせる方が良かったり、釣れる層のちょい下から激しく巻き上げたり、イカが反応するアクションを探して釣っていきます。これでも隣と大きく釣果差が出たりするので、なかなかゲーム性が高い釣りかと思います。
さて、そんなイカメタルのテクニックが満載の、今回の玄界灘でのイカメタル実釣ロケの模様は、ニュースサイト「ルアーニュースR」さんのエギング・イカメタル特集にて動画やWEB記事などで詳しく詳細される予定なので、お楽しみにしてください!
さぁ、話をイカメタル旅に戻します!