家邊克己の「週刊!アジングマニアックス」第4回 海に聴け!釣りの答えは魚のみが知る
毎週日曜日配信!
家邊克己 Yabe Katsumi プロフィール
サーティフォーCEO、製品開発責任者。全国津々浦々、アジが釣れると聞けば、ドコへでも足を運び、実際に釣って、アジングの楽しさを広く世に伝える、まさに「アジングの伝道師」というべき人物。かなり頻繁に全国各地で参加費無料のアジングセミナーも開催中! 釣具メーカー「34(サーティフォー)※社名は[みんな幸せに!]に由来」を立ちあげ、自身のノウハウを詰めに詰め込んだ製品開発に没頭中。京都府出身、福岡県在住、1958年9月生まれ。
第4回 海に聴け!釣りの答えは魚のみが知る
釣り道具を作る上で大切なのは「対象魚が何を食べているか」
僕が考える釣具を作る上での基本は、“対象魚が何を食べているか”です。
だから常に釣ったアジの胃の中を見ますし、見れない時は、ストマックポンプで吸い上げて確認するようにしています。
アジの食べているものが変わったら当然道具も釣り方もすべて変わってしまうからです。
前回のブログのロッド紹介のところでもお話ししましたが、今のアジの餌はプランクトンですが、極端な話、それがもし小魚のベイトに変わればその瞬間に言っていることも釣り方も道具もすべて変えなければならないのです。
アジングにおける「道具」の重要性
アジングに於ける「道具」は重要です。
アジングの場合、道具と技術の割合を考えたら道具七割、ポイント二割、腕(頭)一割と僕は考えるからです。
それくらい今のアジングは道具に依存している部分が多く、一年中全国各地の現場でよりアジングが誰でも簡単になる道具が出来ないかを毎日のようにテストをしています。
そんな僕を見て気の毒に思われるのか、そんなに海に行かなくても机上でいくらでも製品は考えられるでしょう?といつも言われます。
確かに机上で考えることは簡単で楽なのですが、こんな経験があってそれが出来ないのです。
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