出典:アブ・ガルシア
キムケンこと木村建太さんプロデュースのベイトリールRevo BLACK10。とにもかくにもタフで、そして10.1:1、最大ライン巻き取り105cmというハイギア化を実現したリールです。
出典:アブ・ガルシア
第4世代ボディ、ギア比10
キムケンプロデュースであるレボ・ブラック10。同様に自身のプロデュースであるブラック9も、キムケンさん自身、4年使っていても致命的な故障のない超タフなリールで、剛性という意味ではその流れを引き継いでいます。
出典:アブ・ガルシア
コチラはフィッシングショーで撮影したムービーですが、キムケンさん自身、「9も潰れなかったんで、別に作り変えなくてもイイかなと思ったんですけど…」と話しており、ブラック9も今でも最高のリールです。
それでも第4世代、ギア比10のブラックを作ってみたいということでデビューしたブラック10。
どんな特徴があるのか解説していきましょう!
スムーズなライン放出とブレーキシステムの変更
出典:アブ・ガルシア
自重:245g
ギア比:10.1:1
最大ライン巻取り:105cm
最大ドラグ力:8kg
ラインキャパシティ:115m/約14lb、100m / 約16lb、80m /約20lb
ベアリング:ボール7 / ローラー1
価格:44,000円
出典:アブ・ガルシア
まずは第4世代のフレームとなり、スプールからレベルワインドの距離が広がっていて、つまりラインがより直線的に放出されるので、飛距離が稼げるようになっています。
そこで9で採用されていたインフィニブレーキシステムから、10はマグネットブレーキシステム(マグトラックスⅢ)に変更。
出典:アブ・ガルシア
ライン放出がスムーズに、そして飛距離が出るということで、スプール自体に余計な加工が要らない。シンプルになり軽量化できるシステムに変更されています。
出典:アブ・ガルシア
低速回転でもライン放出がスムーズになり、軽いルアーでピッチングやスキッピングを決めていく際に起こるトラブルも減少。
ピニオンギアの支軸を延長し、よりタフに
また、ピニオンギアの支軸が延長されたことにより、リールを使用することで起こる負荷は、直接シャフトではなくボディへと分散される仕組みになっています。
出典:アブ・ガルシア
ギアに掛かる負担が少なく、精度もしっかり保ってくれるため、剛性が高くなります。
33mmのディープスプールの採用も、そういったスムーズなライン放出や新機軸となったピニオン支軸があってこそ!
ブラック9のピニオンギアがDLCコーティングにより、表面硬度を高めて低摩耗化させているのに対して、今回の10ではピニオン自体の構造でガッチリと強度を高めている感じです。
スムーズなクラッチ
クラッチにはデュラクラッチ機構が採用され、簡単にスムーズにオンオフができ、かつ耐久性能が高い仕様になっています。
出典:アブ・ガルシア
ギアには大口径のブラス製D2デジギヤを採用。これもタフさを一番に求めるブラックシリーズならではです。
出典:アブ・ガルシア
ダブルフィンガーノブ
ハンドルノブは2本指を掛けられ、フッキングから魚に主導権を譲らずにファイト可能。4mm厚のハンドルアームでしっかりと固定されています。
出典:アブ・ガルシア
キムケンさんが「ボクが使っても、メンテナンスもそこそこで、4~5年は使えるリールになっているんじゃないかなと思います」と話してくれたレボ・ブラック10。
肝心な時にリールが壊れた…なんてことは起きてほしくないですよね。
そういった不安を取り除いてくれる、絶対的な剛性がレボ・ブラック10の魅力ですね!