大阪湾では大阪府が主体となって、アコウを増やす、守る取り組みが続けられています!
フィッシングショー大阪でもそのことで、ブース出展されており、取材させていただいので、今回はその大阪湾でのアコウの取り組みについて少しご紹介!
アコウとは?
まずアコウという魚についてですが、アコウはクエと同じハタ科の魚。アコウとは関西での呼び名で、正式にはキジハタという名。
身はほんのりと美しい桜色をしており、上品な中にもしっかりとした味わいのあるうまみが特長。大阪湾では「冬のふぐ、夏のあこう」と、ふぐと並び称され、夏を代表する高級魚となっています。
増やす取り組み、守る取り組み
大阪府では2000年度からアコウの種苗生産、放流技術開発を手掛け、2010年ドから稚魚の大漁生産放流を行っています。
アコウの放流の成果
大阪湾ではアコウは数が減り、一時は幻の魚となっていましたが、府や研究機関、生産機関が連携して行う生産・放流技術開発や漁業者が自ら行う小型魚(28cm以下)再放流の取組の結果、近年漁獲量が戻ってきているとのこと。
遊漁者へも小型魚放流のお願いがアナウンスされています!ぜひ協力したいですね
魚庭(なにわ)あこう とは?
アコウの本来の旨味が味わえるのは、やっぱり型の大きいモノ。そのため、大阪府漁業協同組合連合会では…。
①全長35cm以上かつ重さ600g以上のもの
②傷のないもの弱っていないもの
③漁業者が出荷する時い活魚であるもの
以上の3つの条件を満たすもののみを「魚庭(なにわ)あこう」と名付けて、大阪府の新たな名産魚・ブランド魚として振興しています。
アコウの旬と美味しい食べ方
アコウの旬は産卵を控えた初夏のころ(6月~8月上旬)です。
この頃のアコウはエサを活発に食べて丸まる太ってきます。
冬のふぐと比較されるアコウは主に薄造りで食されますが、煮る・蒸す・焼くなど、どのように料理されてもオイシイ魚です!
資源も増やして、守り、産業振興にもつなげる!
色んな魚でこのサイクルが活性化されるとイイですね!