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【琵琶湖のバス釣り基礎講座】春夏秋冬のパターンや有効なルアーなど!キホンの「キ」をお届け

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琵琶湖のバス釣り入門

マザーレイク“琵琶湖”。

日本屈指のデカバスレイクとして知られ、休日には多くのアングラーで賑わいます。そんな琵琶湖にも全国のフィールドと同様、シーズナルパターンが存在し、四季折々様々なパターンでバスフィッシングを楽しむことができます。

そこで! 今回は、四季それぞれに有効なルアーや状況を紹介したいと思います。

春/スポーニングが絡む季節

琵琶湖の春も、スポーニングシーズン。

プリスポーン」、「ミッドスポーン」、「アフタースポーン」がキーになります。琵琶湖は広いため、エリアによって有効なメソッドは異なりますが、比較的多くのエリアで多用されているのが、スイムジグ、ビッグベイト、ジャークベイトなどです。水温が上がりきっていない春先には、バスがしっかり追うことのできる速度感のルアーをセレクトし、バスの活性が上がってくれば、スピナーベイトやクランクベイト、バイブレーションといった巻きモノもプリスポーン期に有効です。

O.S.PJIG06スリッパー

JOINTED CLAW 178【ガンクラフト】

ONETEN R【 MADNESS】

食いの渋いポストスポーンはワーミングも有効

ポストスポーンに入ると食いが渋くなります。

威嚇バイトで口を使うこともありますが、ほとんどがショートバイト。そんな時は比較的吸い込みやすいワーミングが有効になります。ヘビーダウンショットリグやフリーリグ、高比重ノーシンカーなどのワーミングも活躍。

カットテールワーム【ゲーリーインターナショナル】

フリーリグベイト 4.6in【バークレイ】

カバースキャット3in【deps】

夏/表層や水面直下が狙い目

夏は、産卵から回復し、エサを積極的に捕食するシーズン!

水温の上昇により、バスの目線は上方向を意識するようになります。さらに、ウイードも増えてくるため、その周辺ではトップウォータープラグやフロッグ、フローティングミノー、ノーシンカージャークなどが有効になってきます。

バズジェット【deps】

ルドラ130F【O.S.P】

サカマタシャッド【deps】

また、ウイードが水面を覆うようになると、バスはその中に身をひそめるようになります。そういった場合は、ウイードの上をフロッグで攻めたり、隙間にテキサスリグを投入したりする誘い方も効果的です。

キッカーフロッグ【エバーグリーン インターナショナル】

スタッガーオリジナル5in【ハイドアップ】

秋/台風やターンオーバーの絡む季節

秋は台風の影響などによって、状況が変化しやすい時期。春と同様に、日替わりでバスのポジションも変化します。

基本的には、夏から続くシェードでの釣りが継続されるものの、台風が通過するとウイードが飛ばされてしまうため、付き場を失ったバスはベイトに依存しやすくなります。そうなると、いわゆる横の動きをするルアーが効果的になります。

台風通過後は濁りも入ることから、スピナーベイト、クランクベイト、ブレーデッドジグなどを使ってウイードエッジを攻めるようなハードベイトの釣りが有効なシチュエーションになります。また、流入河川からアユが下ってくる季節でもあるため、そういったエリアを選ぶことも釣果につながる近道となります。

ハイピッチャーMAX【O.S.P】

HU-200【ハイドアップ】

ターンオーバーの絡む季節

また、秋といえばターンオーバー。

水面付近の水が冷やされて沈むことで、ボトムにたまった悪い水がエリア全体に広がってしまう現象のことを「ターンオーバー」と言います。こうなるとバスはあまり口を使わなくなり、かなり渋い展開に。この場合は、ターンオーバーの影響を受けにくいエリアを探すことが重要になります。流れのあるエリアや、浚渫最深部などのボトムを意識したダウンショットリグやヘビキャロによるアプローチも定番。

ヘビーダウンショットリグ サンショウウオ【ゲーリーインターナショナル】

リアクションか食わせの2択!冬の琵琶湖

琵琶湖も冬になれば、他のフィールドと同様に非常に厳しい状況になります。

厳しい冬は、ウイードの残り具合と濁りがキーになる印象です。フラットエリアではメタルバイブを使ったリアクション狙いが有効。また、沈み物やマンメイドストラクチャー周辺でのライトリグが、なんとか1本を絞り出すための手段ではないでしょうか。

サーキットバイブ【deps】

HPシャッドテール【O.S.P】

シーズンごとの代表的なパターンやリグを解説してきましたが、それらが年々通用しにくくなってきているのが、昨今の琵琶湖です。これまでの常識が通用しない場面も多々あると思います。しかし、琵琶湖の魚影は非常に濃く、ベイトの量も豊富なため、今年も多くのバサーを楽しませてくれることでしょう。

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