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今江克隆のルアーニュースクラブR「春爆到来!イマカツ最新マダムキラー3選を紹介」 第1237回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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一気に夏かと思うほどの陽気になってきた今週、フィールドはスポーニングに突入かと思いきや、今年は減水傾向のリザーバーが多いためか予想外に進行が遅く、本格的なミッドスポーン突入はゴールデンウィーク頃になりそうだ。

だが、水位の安定しているフィールドでは、すでにビッグママがシャローに差し始めており、イマカツ・プロスタッフから連日のようにビッグバスの本格的な春爆の報告が入り始めた。

今週はイマカツ・プロスタッフの直近の実釣報告から、今春、激アツになっている2025年前半リリースのNEW春爆最強ルアー3選を紹介しよう。

バスフラット5.9インチ

まずは、今季イマカツ最大の目玉となるワームというか、ビッグフィッシュベイトの新機軸となりそうな、三原直之プロ考案の仮称バスワーム、正式名「バスフラット5.9インチ」が、予想通りの強烈な結果をいきなり出し始めた。

「ギル(ブルーギル)ワームはたくさん出ているのに、バスワーム(バスの形のワーム)はないから作った」と三原プロが語るように、バスシルエットでバスの動きを模したワームは、日本では間違いなく初めてだろう。

かつて「3DRバスロイド」誕生の理由として提唱し、ギルに並ぶ春の最強パターンとして知られるようになった「バス喰いバス」の存在を利用した「子バスパターン」。

今江的にはベッド期以降、アフターからのフライシーズンに最強となるパターンとして提唱した「バス喰いパターン」だが、なぜかバスワームという発想は完全に失念していた。

考えてみればギルワームがあれほどの威力を発揮している中で、ギル以上に子バスを好むバスもかなり多い事実が知られた今、バスワームが効かないわけがないのだ。

三原プロのバスワームはそんな盲点を突いており、そのギルワームとは違った独特の動きで強力なビッグママキラーになることは、もはや間違いないだろう。

5.9インチもある「バスフラット」をこの本気食い…。デカバスに追われた子バスが必死に岸の岩陰に隠れようともがいている独特のパニックアクションを出すワームだ

事実、先週、淀川(大阪府)を舞台に行われた「三原節」のロケでは、約5.9インチものバスワームを丸呑みするビッグママを仕留めまくっており、実釣方法は「三原節」を見てもらえればここで説明するまでもないだろう。

自分が青野ダムで地獄の沖ライブボーズ喰らってる日に、楽しそうに写メしてきてくれた三原プロ。ワシも「バスフラット」を持って池原ダムか七色ダムへ行きたいんですけど…

三原節オカッパリロケはゴージャスな結果になったようです。「バスフラット5.9インチ」の実釣解説は「三原節」で!

また、先日初公開された石井館長プレゼンツの「アングラーズチャンネル」の動画では、自分と三原プロがこの「バスフラット」のキモを水中映像を交えて詳しく解説しているので、ぜひ見てほしい。

もうコイツは動きとコンセプトを知るだけで、釣ったも同然の気持ちになれると思う(笑)。

石井館長プレゼンツ・今江、三原、河野で解説するイマカツ2025年初公開の隠し玉新製品動画。これは見なきゃいろいろ損します

レイジースイマー3.9インチ

次に、かなりいろいろと修正があってリリースが遅れていたイマカツ独自の「スライミー(ヌメリ)3DR塗装」を施したレイジースイマーの末弟、「レイジースイマー3.9インチ」がいよいよ近々リリースになる。

いよいよリリース間近になったスライミー3DR塗装を施した「レイジースイマー3.9インチ」。そのヌメヌメ感は水中でレイジーのバルキーさをボカしつつ自然に溶け込ませてくれる

先週から最終量産製品の一部をイマカツ・プロスタッフにテストサンプルとしてデリバリーしたところ、速攻で東条湖、生野銀山湖、池原ダム、七色ダムといった超メジャーレイクでの連日釣果報告が相次ぎ、「レイジースイマー」のDNAの凄さを改めて感じさせてくれた。

もはやテスト初期段階で速攻釣れてしまいテストする意味もないほど釣れた「レイジー3.9」。プロスタッフに量産試作を配ったら、速攻で怒濤の釣果報告が来た

「レイジー3.9インチ」の特徴は、ヌメヌメボディの濡れ濡れ感もさることながら、小さいながらもスイムベイトチックなバルキーでムッチリとしたボディが特徴だ。

テールアクションはレイジーならではの派手さのない繊細な微振動だが、ボディや頭部にパンチがあるおかげで、サイズ以上のアピール力と存在感を発揮してくれる。

最も簡単で誰もが釣れる基本セッティングはフォールするだけで勝手にテールが気持ちよく動く1.8g~2.7gのジグヘッドリグ。

今江的には、あまりロッドワークはせずにジグヘッドの重さ任せのリフト&カーブフォールをメインに、ゆっくり巻くだけのナチュラルな操作法がオススメだ。

池原ダムでは軽量ネイルシンカーを挿入した、漂わせるようなホバストセッティングでもよく釣れている。

もちろんロッドワークでロールさせるアピールアクションもステイン~マッディ水域では効果的だ。

だが「レイジー3.9インチ」を実際に使用したイマカツ・プロスタッフ総じての意見として、アフターから下向きマス針i字セッティングでの表層直下巻きが最強にヤバそうだという意見が多かった。

今や滅多にライトリグを使わない三原プロも池原ダムで使ったら即釣れたそう。三原プロはアフターからのi字セッティング激オシでした

これまた滅多にライトリグを使わない池原名人・黒崎くんもまさかの「レイジー3.9」のホバストで激釣。「レイジー7」、「レイジー9」と「レイジー4兄弟」が池原ダムで大活躍してました

ジンクリアで気難しい徳島の正木ダムでもデカプリ陥落。四国最強プロ、カメハルプロも速攻で気に入ってくれた

カメハルプロはホバストセッティングで使用していた。あらゆるリグに高次元対応するのも「レイジー3.9」の便利なところ

この意見は実に的をいており、「レイジースイマー」のDNAを継承する「レイジー3.9」は、小さなローインパクト・ナチュラルスイムベイトとしてi字系やノーシンカー(ネイルリグ)での使用を実は最優先でデザインした経緯がある。

愛媛のライバー・篠原プロが生野銀山湖遠征し「レイジー3.9」でデカバス連発。パラダイス愛媛からわざわざ激ムズな銀山湖に来るってかなりマゾってますな

こうもいっぱいデカバス釣られると、生野銀山湖ってもしかして簡単にデカバス釣れるのか?って思うかもしれますが、それは決してありませんので

東条湖でも松村プロが渡した翌日に速攻でデカプリ報告。「レイジー3.9」はメジャーレイクでも通用するバーサタイルフィネススイムベイトだ

現時点ではシーズン的に当分、ジグヘッドリグやホバストセッティングが有効と思われるが、「レイジー3.9」の本領発揮は、実はアフター以降、i字セッティングやノーシンカー(ネイルリグ)をぜひ試してみてほしい。

同クラスノーシンカー最高飛距離と、3.9インチでも「バルキーでよく見えるのに水に溶け込むワーム」「バルキーなのに水中ではシルエットが弱いワーム」というのがイマカツのスライミー塗装の狙いだからだ。

「レイジー3.9」の一番簡単で一番釣れるのがヘッドの重さに泳ぎを任せたジグヘッドリグ。だが、このワームの本当にヤバいところは、小さなスイムベイト感覚で使った時だ

最後は、あの新素材!

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