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忖度抜きで試してほしい「ハリネズミ」! 大江・五三を攻め切るために

寄稿:中鉢幸佑 ちゅ〜ばち流「大江五三のすゝめ」
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みなさんこんにちは!中鉢幸佑です!

前回記事で、春狙うべきエリアやポイントについて紹介させていただきましたが、今年の大江五三川は秋頃から低水位状態が続いており、苦戦しているアングラー非常に多いと思います。

中鉢 幸佑(Kousuke Chubachi) プロフィール

ティムコよりスポンサードを受け、大江五三を中心に活動している若手アングラー。ティムコの名作ルアー野良ネズミの使い手として「ネズミニキ」の愛称で親しまれている。大江水系のローカル大会「東海バスクラブ」で優勝・入賞経験多数。1999年7月30日生まれ。

そんな中でも、しっかり水深が確保されているエリアは超一級となります。前回はそんな話をしましたが…。

しかし、大江五三の水深が確保されているエリアには大抵〝こいつ〟がいます…。

そう、フィルターユニット。通称「根掛かり大魔神」です。

フィルターユニットは狙い目だが、根掛かり対策が必須

フィルターユニットとは、石を網袋で包んだ玉ねぎ状の物で、流れの効く場所や足元から水深があるエリアに入ってる事が多いです。土嚢、玉ねぎ、キンチャクなんて呼ばれ方もしますね。

特に五三川は年々護岸整備が進んでおり、工事の度にフィルターユニットエリアが増えている

大江五三で釣りするアングラーなら、フィルターユニットにルアーを取られた経験は幾度となくあると思います。

フィルターユニット自体、根掛かりするデメリットを省けば、石の隙間にエビ、ゴリ等のエサが着きやすい、魚が隠れる場所になる等、様々なメリットもあります。

シーズン問わず魚が付いているのですが、現状の大江五三では、「フィルターユニットがある場所は水深がある」という前提があり、これが狙うべきスポットである一番のメリットになっています。

ズル引き、中層スト、両方がほしい

最も根掛かりしにくいルアーとしては、オフセットフックを使用したノーシンカーワーム。これに尽きると思います。

具の例を挙げると、ゲーリーヤマモトのヤマセンコーのようなイモ系がベストで、最も根掛かりません。しかし、いかんせん効率が悪い。

よほどそのエリアに確信があれば良いかも知れませんが、基本サラッと流してチェックしたい場合が多いです。

そこで良く使用していたのがストの釣り。

多毛系ルアーをマスバリのチョン掛けで、クイックチェンジできるシンカーを付けてストする使い方。

多少根掛かりに気を使う必要はありますが、ある程度フィルターユニットを舐めるように攻められます。ノーシンカーズル引きと比べれば、遥かに効率的なのです。

また、多毛系ルアー自体の破壊力も半端ないので、とにかく良く釣れます。

しかし、上記の使い方で狙えるのは、基本やる気のある動いている魚。ズル引きで使用したい場合は、ルアーを変える必要があります。

春は両方で使いたい場面が非常に多い。言い換えれば、それを二刀流でこなせるならばこの上ない武器になります。

ハリネズミという新たな武器

そこで紹介したいのが、今年ティムコから発売されるこの子…。

ハリネズミです。

現状、多毛系で唯一オフセットフックが使用できるのが1番の特徴です。

もうお分かりですね?(笑)

この子は全く根掛かりを恐ることなく、バシバシとフィルターユニットを攻略できます。

中層でストするも良し、フィルターユニットをズル引くも良し。フィルターユニットの壁に吊るしてネチネチやるも良し。

待ちに待ったとも言える、「根掛かり大魔神」攻略にもってこいのルアー。

フットボールヘッドとの組み合わせにて

タックルは、以下の通り。

ロッド:リンクス LINKS68CMHJ
リール:ジリオンSVTW
ライン:オルトロスFC 16ポンド

fenwickでいうと、今年の新モデル「 LINKS67CMHJ “Heavy Duty Versatile”」ももベストマッチです。皆様お持ちのMHクラスで扱えるので、タックルを選ばない点も便利ポイントの1つです。

各社より多毛系ルアーのラインナップが増えてきていますが、毛の張り感で水押しが大きく変わってきます。そういった点での使い分けも大きく釣果に影響してきます。

こちらのハリネズミ、多毛系ルアーの選択肢の1つにぜひ加えてみてください。大江五三に限らず、根掛かりの多いエリアでは非常に効果的な場面が多いと思います。

毎年プリスポーンが狙える時期は楽しくて一瞬で過ぎて行きますね。これからは、ポストスポーンからアフタースポーンへと突入して行きます。次週からは、晩春攻略に向けて深掘りして行きたいと思います。

それではまた来週〜。

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