ルアーニュースRをご覧の皆さまこんにちは!
福岡県と山口県のフィールドをメインに活動しているサンラインバステスターの小島康平(コジヘイ)です!

小島 康平(コジヘイ)(Kojima kouhei) プロフィール
春がやってきて、今年もバスフィッシング本格シーズン到来ですね。僕も先日、広島県まで遠征し、現地の釣り仲間とセッションさせてもらいました。今回はその模様を織り交ぜながら「春のビッグバスを仕留めるビッグベイト&スイムベイト術」をテーマに解説しようかと思います!
春のバスはどう動く?
まず、春バスの行動パターンとして簡単におさらい。
2月末〜4月上旬(地域、個体によって若干の差アリ)がプリスポーン。その後、4月中旬〜5月上旬にミッドスポーン。5月上旬からはアフタースポーン。
これがいわゆる春のバスの産卵行動パターンです。オスもメスも産卵行動に伴って体力を蓄えようと、積極的に捕食行動を起こそうとする為、ビッグベイトのようなデカいサイズのルアーにもかなりの高反応が期待できる季節がこの春なんです。
それでは、2025年の実釣シーンを交えて解説していきたいと思います。
4月中旬の広島県白竜湖のケース
今年は福岡県も3月まで雪が積ったりと、冬が長引いた印象。現地からもスポーニングはまだ始まっていないのでは?といった話を耳にするタイミングで、これはプリスポーンの特大クラスを狙える大チャンス!…と鼻息荒く釣行スタート!
ちなみに、この日は大潮で産卵行動が活発になるタイミング。シャローには朝からバスの姿が目視でき、期待値がより高まります…。
まず、セレクトしたルアーはイマカツ社の「レイジースイマー6」。
オーバーハング下にキャストしトレースすると、引き波を立ててレイジー目掛けて猛チェイス!リトリーブを止めてフォールに切り替え、ボトムに落とした瞬間に…バイト!
オールシーズン反応良好なリッジテール系ソフトスイムベイトは、特に晩秋〜春にかけてが最も威力抜群。特に春は“水押しが強く、かつゆっくり誘える”ルアーへの反応が良く、レイジースイマーのようなリッジテール系ソフトスイムベイトは外せません。
この時のタックル立てはこんな感じ。
ロッド:73リミックス(ツララ×DRT)
リール:21アンタレスDC HG(シマノ)
ハンドル:バリアル95mm(DRT)
ライン:シューター・FCスナイパー18lb(サンライン)
ルアー:レイジースイマー6(イマカツ)
フック:トレブルケンクロウ# 1(ハヤブサ)
ラインはフロロカーボンラインの「シューター・FCスナイパー18lb」をセレクト。
リッジテール系ソフトスイムベイトはトレースのみではなく、リトリーブを止めてボトムに着底させて食わせるようなテクニックもあります。この時、フロロの比重を使えばレンジの調整を行いやすくなり、かつ岩の上に乗せて誘ったり、カバー絡みでのシチュエーションもある為、根擦れに強いフロロカーボンラインがオススメとなります。
サンラインのバス用フロロカーボンラインには、件のFCスナイパーの他に「シューター」。
そして、今年リリースとなる「シューター・オーバーテックス」があります。
いずれも硬く伸びにくい特長のフロロカーボンラインで特に硬質なタイプ。トレースするよりもストラクチャー絡みに沈めて食わせる使い方(サイトフィッシングなど)をメインにしたい場合には、これらのラインがオススメです。