皆さん、こんにちは!ヤマガブランクス広報部です。
今年もヤマガブランクスから多くの新製品ロッドを発表しています。
ルアーニュースRではシリーズごとに新製品ロッドを詳しくご紹介していきます!その第一弾として、今回はすでに発売中の「EARLY 510ML for Boat」を徹底解説します!
EARLY for Boatとは
まずは、EARLY for Boatシリーズについて。ヤマガブランクスには、ベイエリアや湾内の身近なオフショアキャスティングゲームに特化した「EARLY for Boat」シリーズがあります。
このシリーズは、チヌ・シーバス・小型青物からフラットフィッシュ・ロックフィッシュまで、比較的ライトなターゲットをボートからのキャスティングゲームで楽しむためのロッドです。
「1投ごとにストーリー性をもって魚に口を使わせる」ことをコンセプトに、張りのあるレギュラーテーパー設計を採用。シャープなキャスト性能とハイレスポンスな操作性を追求しています。
既存機種ラインナップ
今回の新機種 510ML の前に、シリーズの既存モデルを簡単にご紹介します。
チヌ・シーバス・サゴシをメインターゲットとし、ロッド全体に適度な張りを持たせたレギュラーテーパー設計を採用。さまざまな種類のルアーを使用でき、シチュエーションを問わず高い自由度を発揮するライトキャスティングゲームのオールラウンダーモデルです。
操作性とパワーを重視したハイレスポンスな設計で、ロックフィッシュや中~大型プラグを使用したボートゲームをメインに想定したモデルです。ロックフィッシュ以外にもサゴシなどの回遊魚のプラッギングゲーム、40~50gのジョイントルアーや150mmクラスのミノーを使用するシーバスのサブサーフェスゲームにも対応するマルチレンジモデルです。
そしてこの2機種に加え、510ML が新たにラインナップに加わるという形です。
510MLの開発経緯
近年、港湾や沖堤防での釣りを制限する動きが増えています。釣り場が限られる中で、オフショアゲームに注目が集まるのは自然な流れですが、本格的なジギングやキャスティングゲームへの挑戦にはハードルの高さを感じる方も少なくないと思います。
そうした背景のもと、近年注目を集めているのがベイエリアや湾内の身近なオフショアゲームです。プレジャーボートやレンタルボートの利用、沿岸部のルアーゲームを提供する遊漁船の増加など、このスタイルの釣りを楽しむ環境は年々広がりを見せています。
こうしたベイエリアの釣りをおこなうボートの注目すべき共通要素は「小回りの利く小型の船体」。そのようなボートで使用する為に我々ロッドメーカーとして重要視すべきは「取り回しの良さ」であると考えました。
EARLY for Boatシリーズの既存アイテムには68MLと610MH/Bがあり、どちらも「取り回しの良さ」に優れています。しかし、よりコンパクトで軽快な操作性を持ち、ストラクチャー撃ちや穴撃ちを存分に楽しめる1本が必要ではないか。
そんな発想から生まれたのが、新機種 EARLY 510ML なのです。
510MLの特徴
まず、ロッドスペックがこちらです。
■Lure: 5~21g
■Line:PE0.6~1.2
■全長:1776mm
■自重:91g
■価格:¥32,000(税抜)
そして、このモデルがアングラーにもたらすアドバンテージが大きく分けて3つあります!
1.極めてシャープで収束の速いブランクが生み出す「キャスト精度」
2.軽量・短尺なブランクがもたらすアングラーの「手首の負担軽減」
3.ブランクが曲がり込むことで生まれる「楽しさ」と「バラしの軽減」
EARLY for Boat シリーズの中で最もライトなパワークラス「ML」である510は、同シリーズの68Mと610MH/Bと比べ、少ない入力と負荷でブランクがしっかりと深く曲がり込みます。
510MLはブランクの張りは残しつつ、曲がりの支点をロッドの中央付近に配置した「レギュラーテーパー」を採用しています。この設計により、素早い復元とロッドレスポンスを高めることにフォーカスしています。このブランク特性をうまく活用することで、小さなモーションでも高いシュート力とピンポイントキャストが可能となります。ベイエリアでのライトボートゲームを楽しむためには、まさに欠かせない要素です。
ピン撃ちや穴撃ちでは、ワンハンドキャストで手返し良く、テンポよく攻めたいところです。510MLはショートレングスで軽量、かつ全体のバランスが良いため、手首を使ったコンパクトなフォームで繰り返しキャストしても、アングラーの手首への負担が非常に軽減されます。
ロッドの張り感を残しつつも、少ない入力でブランクが曲がる設定なので、スペック表記上のMAXウェイト21gを快適に、軽快に、抜群のアキュラシーでピンスポットにルアーを投げ入れることができます。また、ミノーのジャーキング時にも、少ない入力で曲がるブランクの復元力を活かし、手首への負担を抑えたメリハリのある誘いが演出しやすくなっています。
上記2つの特性により、張り感は程よく残しつつも、少ない入力で曲がり込み、復元のスピードとパワーが際立つ510ML。ベイエリアでのライトボートキャスティングにおいて、サゴシやシーバスなどの魚でもしっかりと曲がり込み、浮かせるファイトを純粋に楽しめます。
ターゲットの躍動感を感じながら安心してやり取りできるブランクは、結果としてバイトの弾きやバラしの軽減につながり、ランディング率が向上します。
サワラやランカーシーバスなど、サイズの大きいターゲットが混じる場合には、EARLY510MLと68Mの使い分けがおすすめです。これらの2本を状況やフィールド、エリア、ターゲットに応じて組み合わせることで、ベイエリアでのボートキャスティングゲームをさらに広くカバーできます。
高い汎用性をもたらすセッティング
EARLY510MLは、様々なエリアやメソッド、シチュエーションに適応できるよう、ブランク自体の汎用性を高めるとともに、リアグリップのレングスやガイド径にも細心の注意を払い、アングラーの自由な発想を妨げないセッティングを施しています。
例えば、新潟県などベイエリアでのサゴシゲームが盛んなエリアでのメリットとしては、定番の60~70lbリーダーを使用した外掛け結びやPRノットを巻き込めるガイドセッティングを採用しています。
また、シングルハンドキャストの軽快さやミノーのジャーキングでの取り回しの良さを妨げないリアグリップのレングスは、アングラーにとって大きなアドバンテージとなる要素です。
YAMAGA Blanksのすべてのロッドに共通する「曲げて獲る」というコンセプトは、全国各地の多種多様なフィッシングシーンにおいて、アングラーが純粋に釣りを「楽しむ」という点で非常に重要な要素であると考えています。
EARLY510MLは、全国のベイエリアで活躍できるロッドに仕上げました。キャストの楽しさやファイト時の駆け引きなど、このロッドで釣りの楽しさを再確認してみてください!
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