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早春を攻略!fenwickロッドの適材適所【高滝湖編】

寄稿:千田隆喜「fenwick Rod Story」
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皆様、こんにちは! 千田 隆喜(せんだ たかき)です。

早春の高滝湖

今回は前回の相模湖編に続き、早春に足を運ぶ機会が多い高滝湖でのfenwickロッドの使い分けをご紹介させていただきます。

△房総リザーバー唯一のワカサギレイクの高滝湖

高滝湖は3月中旬頃から4月中旬にかけてはワカサギの遡上パターンが強くなり、主に各川筋(養老川と小敷谷川)が良くなるのが例年の傾向です。

・ジグヘッドリグなどのボトムの釣り
・シャッドのタダ巻き
・表層ピクピク系

このあたりが早春の高滝湖で安定して釣果を上げやすい釣り方だと思います。

表層ピクピク系のオススメ機種は前回の相模湖編で記載した機種と同じで大丈夫なので、今回は割愛させていただきます。

前回記事「相模湖」編はこちら

早春を攻略!fenwickロッドの適材適所【相模湖編】

ジグヘッドリグなどボトム系の釣りに

まずはジグヘッドリグなどのボトム系の釣りですが、オススメの機種は「リンクス LINKS62SLP+J」になります!

Length Lure Line Action 自重
6ft2in(188cm) 1/32-1/8oz 2.5-6lb ファスト 104g

ソフトティップ/ハードバットを持つファストテーパースピン“LINKS62SULP+J”のテーパーデザインはそのままにワンランクパワーアップ。ライトアクション化することで、ややサイズアップしたベイトやシンカーを用いた際に扱いやすい性能を追い込みました。7:3に設定したファストテーパーによってビリビリと震える様なシェイクを可能とし、ボトムズル引きでは優れた視覚的感度と感覚的感度を伝えます。ソフトベイトは勿論、LINKSのブランク特性はタイニーシャッドや小型ミノーのトゥイッチにも優れた性能を発揮します。

出典:ティムコ公式

高滝湖の場合は前回の相模湖編でご紹介したボトスト(ボトムをシェイクしながら巻く釣り方)と違って、ズル引き&ステイ、もしくはリフト&フォールというメリハリを付けたアクションが効果的で6.2フィートという操作性が高い長さとジグヘッドの少し太めのフックを刺すパワー(L+)があるコチラのロッドがベストになります。

△レッグワームやヤマセンコー、フィッシュローラーなどパーツ少なく抵抗がないワームがおすすめ

ジグヘッドリグ以外にも、はやりのリアクションダウンショットやネコリグ等のボトム系の釣り全般に使えるので1本持っておいて損はしない機種だと思います!

シャッドのタダ巻き

続いてシャッドのタダ巻きの釣りですが、この釣りも早春の高滝湖では効果的です。

エリアによって多少の水深の差はありますが、ボトムをしっかり叩くぐらい潜るシャッドを使って、ただ巻いてればOKです!

こんなコンディション抜群なバスが狙えます!

シャッドを巻くのにオススメの機種が「LINKS-FM64SLJ “Fast Moving Special”」になります。

Length Lure Line Action 自重
6ft4in(193cm) 1/8-1/4oz 3-8lb ミディアムスロー 112g

グラスコンポジットシャフトを採用した、スピニングモデル。ベイトフィネスが発達した現在において、ファストムービング用スピニングロッドに求められる要素は変化してきました。一つは細いPEを利用した圧倒的な飛距離です。グラファイト補強したハードバットセクションがピュアグラスでは不可能だった反発力を生み出し、一歩先のバスを攻略。加えてしなやかなグラスティップ部分はハードルアーの振動を的確に伝え、突然のバイトにもしなやかに追従しフッキングに持ち込みます。スムーズなスピニングリールのドラグを活用することにより、ハードバットを持つロッドにありがちな、バスの突然の突っ込みによる口切れバラシは軽減される設計としています。小型クランクベイトやシャッド、i字系ルアー、そして夏の虫パターン等にも使用できるロッドです。まさに進化した現代のライン、リールといった道具の進化を支え、最高のパフォーマンスを発揮する1本となっています。

出典:ティムコ公式

コチラのロッドはスピニングロッドにしては珍しいグラスコンポジットを採用した機種になります。

カーボンロッドに比べると、ダルくて感度が悪く、操作性も悪く、飛距離も出せないとデメリットが多いのは事実なのですが、それはボトム系のワームの釣りをやった時の話。

一瞬だけ触れるバイトなどをグラス特有の追従性で掛けきることが出来るのは早春のバスをキャッチするにあたり大きなアドバンテージとなります。

カーボンロッドだと反発する力が強く働くのでバイトを弾くという現象になり、ミスバイトが増えてしまうので、汎用性は少ないですが、タダ巻きに特化させるのであればベストな1本です。

※飛距離のデメリットやフッキングパワーを補うにはPEライン(0.4号前後)を使用する事でどちらも解消されるので、PEラインでの使用がオススメです!

高滝湖はアベレージサイズが良く(ほぼ40アップ50cm未満)パターンがハマると日本トップクラスに釣れる湖だと思います。

千田自身は今回ご紹介した高滝湖の釣りで単日30尾以上の40アップを釣った経験もありますので、是非お試しいただければと思います!

それでは、また次回お会いしましょう!

千田 隆喜(Takaki Senda) プロフィール

1994年7月6日。兵庫県出身・関東在住。亀山ダムレコードホルダー(2024年4月18日67.5cm5470g)。U-30ドリームトーナメント&over31リアルトーナメント主催者。車中生活1500日突破中。バスフィッシングを中心に全ての釣りを楽しむマルチアングラー。
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