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【キモはラインスラックを使う】JBトップ50年間3位!トーナメントシーン第一線で活躍中“山下尚輝”に訊いた「スティーズメタルバイブスリム」の使い方

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リフト&フォールで魅せる食わせのスリムメタルバイブ。

細身&コンパクト形状により、リフト&フォール時の“立ち上がりの良さ”と“ハイピッチタイトアクション”を追求。ダイワ「スティーズメタルバイブスリム」。

【小粒&スリム】リフト&フォール時の“立ち上がりの良さ”と“ハイピッチタイトアクション”を追求!「スティーズメタルバイブスリム」/ダイワ

前回「スティーズメタルバイブスリム」本体の特長をお伝えさせていただきましたが、今回はより一歩踏み込んだ内容をお届け。先日こちらのルアーについて良く知る、2024年JBトップ50年間3位を獲得。日本最高峰のトーナメントシーン第一線で活躍している“山下尚輝”プロに、使い方、使いドコロ、オススメカラーなどを色々教えていただきましたので、伺った内容について、早速解説させていただきます。

山下 尚輝(Naoki Yamashita) プロフィール

1998年7月17日生まれ。兵庫県在住の次代を担う若手トーナメンター。2020年のJBマスターズでは年間3位を獲得し、翌年2021年からJBトップ50へ出場。マスターズ北浦戦やNBCチャプター河口湖戦で優勝経験を持ち、2024年のJBトップ50では年間3位を獲得するなど期待の超新星として今後の動向が見逃せないアングラーの1人。

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使いドコロと使い方について

まずは、使いドコロと使い方について。

使いドコロ

使いドコロとして、最もオススメできるタイミングは真冬の“越冬バス攻略”。

稚ギル、ゴリ、エビなど…ボトムで砂埃を立てて素早く逃げるような動きを、「スティーズメタルバイブスリム」はリフト&フォールでリアルに再現。また、ボディ形状が一般的なメタルバイブレーションよりも、ややスリム形状のため、ワカサギ、モロコ、稚アユなどなど…細身のベイトフィッシュにも化けてくれるという。

1つで多くのベイトを演出すると共に、アクションも強すぎないタイトな動きを生み出すため、スレたバスに対しても有効。つまり、一般的なメタルバイブレーションよりもさらに、活躍するシーンが広く冬以外にでも全然使える…例えば、ライブスコープを駆使してベイトフィッシュの群れに付いているバスをリアクション的に狙ってみたり、陸っぱりのシーンだと、護岸周りやブレイク周辺、夏の暑さでバスが深場へ落ちている状況…水深のある場所へ投入したい時は冬以外でもあるハズ。コンパクトスリムボディという絶妙な形状は、様々なベイトに化け、幅広い状況またはフィールドで活躍。

使い方

基本アクションはコンセプト通りの“リフト&フォール”。

コツとしてはリフト時もフォール時もラインスラッグを上手く利用すること。リフトではルアーが手前に寄り過ぎず、ルアーを真下へ落とすイメージで行うことが大切だとおっしゃっていました。スラッグを出すだけで、ルアーの移動距離が大きく変わるという。特にリフト&フォールの釣りが活躍する冬…如何に多く、バスの鼻先にルアーを落として口を使わせられるかがキーになるため、ラインスラックを上手く利用し、1キャストでどれだけリフト&フォールを数多く行えるかが大切。イメージとしては、同じ場所でルアーを何度も上下させるような感覚。フォール時も必ずフリーフォール。

リフトもフォールもラインを張らないことが鉄則。

冬以外の季節は“タダ巻き”。

シャッドやクランクベイト、バイブレーションなどを扱うようなイメージで、護岸と並行に巻いたり地形変化の周囲を巻いて使っているとのこと。また、タダ巻きの速度にバスが追いつけない時などは、ロッドを縦にさばきながら、ジグストやバマストを扱うように、ロッドワークを入れてあげることでバイトへ直結させることも可能。

エビりにくい

“山下尚輝”プロが「スティーズメタルバイブスリム」を愛用するもう1つの理由、それは“エビりにくい”という点。メタルバイブレーションの弱点の1つがフックがラインを拾ってしまうというトコロ。「スティーズメタルバイブスリム」は、そんな弱点をシッカリと克服しており、とにかくラインを拾いにくい。ストレスなく1日快適にレスポンス良く使うことができるという点も愛用している理由。

3ウエイトの使い分け

3ウエイトの使い分けについても伺いました。2024年秋にNEWサイズとして3.5gと5gがリリースとなり、元からラインナップされていた8gと合わせて全3ウエイト展開へ拡大した訳ですが、“山下尚輝”プロは普段どのように使い分けているのか?

8gはリザーバーや水深のあるフィールドで使用

スティーズメタルバイブスリム」のリリース時からラインナップされている8gは、リザーバーや水深のあるフィールドなどで使われることが多いモデル。

タックルに関してはベイトフィネスタックルで、フロロカーボンライン10Lbを組んで使用することが多いとおっしゃっていましたよ。

3.5g&5g

続いてNEWウエイト3.5gと5gは、ため池や川など…そこまで水深が深くないエリアや、8gだと速く沈み過ぎたりオーバーパワーになってしまいガチな小規模フィールドで活躍。軽いため、飛距離が気になる点ですが、“山下尚輝”プロは普段スピニングPEセッティング…0.4~0.6号をセット、リーダーにはフロロカーボンライン6Lbで、アクションもシッカリと出せて、なおかつ飛距離も十分出せるとおっしゃっていましたよ。

お気に入りカラー3色

お気に入りカラー3色を選んでいただくことに。

カラーにお悩みの際はぜひ参考にしてみてください。

チギル

ため池など…様々なフィールドでメインベイトになりやすいブルーギル。

稚ギルに似せられたこちらのカラーは「スティーズメタルバイブスリム」のサイズ感的にも丁度。濃すぎず薄すぎない…幅広い水質に対応できる万能カラー。

クロキン

言わずと知れた“クロキン”。

ステインからマッディな水質では、迷わず投入するというカラー。シルエットがシッカリと出るため、ディープで使用する際も欠かせないという。

フラッシングワカサギ

チャートが入っているにも関わらず、絶妙なカラーリングでクリアからマッディまで幅広く対応できるカラー。どこに行くにしても、持って行くカラーだとコメント。

今回は“山下尚輝”プロに伺った「スティーズメタルバイブスリム」の実践的な内容をお伝えさせていただきました。まだまだ冬のパターンが成立すると共に、通年活躍してくれるルアーでもあるので、気になられた方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか?

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出典:YouTubeチャンネル「LureNews.TV」

ダイワ(DAIWA)

1958年の創業、リール、ロッド、ルアー、用品などあらゆる釣り物のフィッシングタックルを扱う総合ブランドとして、国内、海外に多くのファンを抱えている。ジャパンクオリティの品質の高いアイテムを日々開発、その過程で、世界初となるテクノロジーも数多く輩出している!
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