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米国のフィネスフィッシングシーンで磨き上げられたヤマモトの新ストレートワームが…日本発売開始!

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新製品総力特集2025

アメリカにおけるダウンショットリグ

日本から発祥し、瞬く間に本場アメリカでも定着したダウンショットリグ。アメリカではドロップショットリグと称されるこの釣り方は、今や海外でも欠かせないタクティクスとなっている。

ただし、違いが見られるのはそのタックルだろう。アメリカでは日本ほどのライトタックルで用いられることはほぼない。そして使用されるワームに関してはストレートワームが一般的で、トーナメントシーンの最前線であっても同様だ。

1月下旬にクラークヒルで開催されたバスマスターオープン2025の開幕戦においても、8位に入賞した選手がセンセイワームの3/16ozダウンショットリグを使っていた。この他、日本では一昔前の製品と認識されているようなハンドポワードのストレートワームもトーナメントプロの間で高い支持を得ていたりする。

そのような背景もあり、アメリカではドロップショットリグをはじめとするフィネス・フィッシングで用いることを想定したストレートワームに対して求められる基準が非常に高い。

ヤマモトベイツ「センセイワーム6.5インチ」が日本へ

そんな中で2024年にアメリカで発売されたのがヤマモトベイツの「センセイワーム6.5インチ」だ。日本では2025年春よりスミスから発売される。

水に馴染む比重を重視

ゲーリーヤマモトの製品というとソルトをギッシリと混ぜ込んだ高比重素材が代名詞だが、近年はイチワームやオキワームのように浮力を持たせた素材(メガフローターフォミュラー配合)もラインナップさせている。

センセイワームにおいてはそのいずれでもない。意図的に「ソルトを少量混ぜ込んだ素材」を使用しているのだ。その理由としては水に馴染む比重を重要視しているからだという。

△センセイワームを縦方向にハサミで切断した写真。塩の粒が混ぜられているのがわかるが、イモグラブやセンコーといった高比重素材ほどの量ではない

高比重素材のワームをダウンショットリグにセットし、ラインスラックを出しながら1点で動かし続けるとどうなるか。ワームはテール部を下にして垂れ下がってしまう。ワームが水平姿勢でバスを誘い続けるために必要な要素こそが、水に馴染む比重ということだ。塩の含有率を下げることで素材の張りも損なわれず、ワーム自体の動きも良くなるという。

センセイワームの比重はどの程度なのかが気になるところだが、単体(フックなし)でゆっくりと水に沈んでいく程度とのこと。

片面はフラットな形状

ボディー形状は単なるストレートではなく、部分的にくびれのあるテーパー形状となっている。そして片面がフラットになっているのも大きな特徴だ。

これによってより水を押しながら動かすことが出来る。マスバリをセットしたネコリグにセットし、ノーシンカーで使うとゆっくりとしたシミーフォールを見せてくれる。

あらゆるリグに使える汎用性

日本でストレートワームといえばネコリグでの使用が一般的だろう。センセイワームはノーシンカーで使って良し、ネイルシンカー挿入やジグヘッドワッキーでの使用にももちろん向いている。アメリカではジグヘッドリグでも多用されているそうだ。

カラーラインナップ

センセイワームは全12色のカラーラインナップが用意される。

021 ブラック ブルーフレーク

208 ウォーターメロン ブラック&レッドフレーク

297 グリーンパンプキンペッパー

301 グリーンパンプキン グリーン&パープルレーク

305 ベビーバス

363 グリーンパンプキン ブルーフレーク

415 プラムキャンディー

424 レッドバグ

425 OGジューンバグ

700 ブルークロー

926 グリーンパンプキン/アンバー

9009 モーニングドーン

パッケージに関してはヤマモトベイツの世界標準となる黒を基調としたパッケージ入りとなる。

センセイワーム 6.5インチ SPEC

全長:6.5インチ(152mm)
自重:6.7g
10本入
価格:オープン

2025年4月発売予定。日本でもストレートワームの新たな定番となること請け合いだ。

SMITH(スミス) プロフィール

1970年創業。日本のルアーフィッシング創成期からそのノウハウや楽しみ方を提案し続けている。バス、ナマズ、ライギョ、トラウト、ソルトと展開するジャンルも多岐に渡る。展開するタックルはスミスオリジナルのロッドやルアーに加え、プラドコやゲーリーヤマモトといった海外製品の輸入販売も行っている。
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