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早春を攻略!fenwickロッドの適材適所【相模湖編】

寄稿:千田隆喜「fenwick Rod Story」
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新製品総力特集2025

皆様、こんにちは! 千田 隆喜(せんだ たかき)です。

自身は1つのフィールドに通い込むタイプのアングラーではなく、各地のフィールドに足を運んでいます。

さて、まだ寒い日が続きますが、季節は早春へ…といったところ。特に自身が早春に足を運ぶことの多いフィールドが相模湖と高滝湖。

早春の相模湖

そこで今回は〝早春の相模湖〟の特徴やfenwickロッドを使った釣り方などをご紹介できればと思います。

相模湖の3月初旬にキャッチした2900gオーバー

早春…といえるのは!?

まず、初めに千田の中での早春とは最低水温(フィールド次第なので何ともですが、おおよそ2〜5℃)に達する時が冬の釣りが終了するタイミングとなります。

そこからは基本的に水温は上昇する以外起こりにくく日照時間も長くなるので、バスの意識は春に向いていくというイメージです。

恐らくこの記事が公開されているはずの2月中旬以降であれば、どのフィールドも最低水温に到達orフィールドや天候によっては上昇し出しているタイミングかと思います。

表層系、推しなfenwickロッド

例年の2〜3月の相模湖であれば、ワカサギの遡上が夕方〜夜中にかけて始まり、朝に弱って浮いてるワカサギを捕食するバスを狙って2〜3インチサイズで細身シルエットの表層系のルアー(I字系やピクピク系など)で一足早い表層の釣りが楽しめる季節になります。

そんな表層系の釣りでは2機種を使い分けるのがベストです!

その2機種とは「LINKS610SULP+J “Driftin’ Special”」と「LINKS-CT60SULP+J “Critter Stick”」です。

放置&飛距離を稼ぐ場合はLINKS610SULP+J。

【フェンウィック リンクス LINKS610SULP+J “Driftin’ Special”】
全長:6’10″(208cm) ライン:2-6lb. ルアーウェイト:1/32-3/16oz. アクション:MF(ミディアムファスト) SelfWeight:106g
LINKS610SULP+J”Driftin’Special”は小型I字系ルアーやスパイベイトに特化したスペシャリティーモデルです。6feet10inchレングスと、しなやかなに曲がり込むLINKSのブランク特性が軽量ルアーのロングキャストをイージーにし、甘噛みバイトが多く浅くフックアップしやすいこの釣りにおいて、抜群の乗りの良さとバラシにくさを発揮します。また、P+ナンバーならではのバットパワーによって、遠距離のバイトであっても確実にフックセットが可能。その使用感は専用設計ならではです。また、特出すべきはその操作性で、ティップセクションで繊細な波紋を生み出すシェイクが可能。ルアーに興味を持っても見切りやすく、なかなかバイトまで持ち込めない魚に対して様々な喰わせのアプローチが可能です。ガイドセッティングに関してもPEライン+リーダーのラインシステムに対応した糸抜けの良いリング径を採用。このロッドが持つ軽量ルアーのロングキャスト性能はノーシンカーリグや、虫系ルアーにも抜群な扱いやすさを誇ります。

出典:ティムコ公式

アクションをつける場合は「LINKS-CT60 SULP+J」となります。

【フェンウィック リンクス LINKS-CT60SULP+J “Critter Stick”】
6ft0in(183cm) 1/64~1/8oz.Lure 1.5~5lb.Line ミディアムファスト SelfWeight:99g
野良ネズミを代表とする小型エラストマーベイトやライトリグを使った釣りにおいて、投げる・誘う・掛けるといった基本性能を徹底追及して誕生しました。強く伸びにくいPEラインやFCラインが使用されることが多いこの釣りにおいて、ルアーにナチュラルな生命感を与え、快適に操作するためにソリッドティップを採用。また、虫系ルアー、ネコリグ、ノーシンカー、小型プラグの高速トゥイッチまで抜群の操作性を発揮します。

出典:ティムコ公式

基本的にはLINKS-CT60SULP+Jを使用してもらい、バスのチェイスがあった際にルアーを動かして見切ってしまう場合は〝動かすと食わない〟という判断になるので、飛距離が出せてアクションを抑制しやすいLINKS610SULP+Jにすれば良いかと思います!

LINKS610SULP+JはLINKS-CT60SULP+Jと比較しロングレングスなので、細かな操作においては60SULP+Jに分がありますが、言い換えると動かし過ぎたくない場合は610SULP+Jがアドバンテージに変わることになります。

ワカサギの遡上では…

夕方にかけてはワカサギの遡上が始まるので、各沢や川の河口のサンドバーなどの流れが絡むエリアでのボトストの釣りが有利になってきます。

遡上モードのワカサギ達

コチラの釣りは2.7g以上の重たいジグヘッドを使って3インチ前後のフィッシュ系ワームを使用して、シェイクしながらボトムをゆっくり巻く釣り方になります。

ロッドが非常に重要で、ボトムからなるべくルアーを浮かせたくないので、fenwickロッドでもトップクラスに軟らかいLINKS64SXULJ “Mid Strolling Special”がオススメです。

【フェンウィック リンクス LINKS64SXULJ “Mid Strolling Special”】
6ft4in(193cm) 1/64~1/8oz.Lure 1~5lb.Line ミディアムスロー SelfWeight:102g
軽量ルアーのミッドストローリングに特化したXULナンバー。24tグラファイトを基軸にしたローテーパーブランクを採用。軽量ルアーのキャスタビリティと規則正しくリズミカルなミッドストローリングを可能にする操作性、カウンターバイトに追従するフレキシビリティーは専用ロッドならでは!

出典:ティムコ公式

ルアー重量があるものに対して全体が軟らかいロッドほどボトムからルアーが浮き上がりにくくなるので、しっかりとボトムを巻くことができます!

ただし、スタックする確率は上がるので、根掛かりした際はボートの場合は反対に回り込んで外してくださいね。

慣れてくると軽くラインを張ってすぐにラインのテンションを抜く事でルアーの重さを活かして、外す事も可能です(メタルジグなどを外す要領で)。

2024年2月にヴィローラ4インチのI字引きでキャッチしたバス。少し大きめのルアーに反応が良くなりだしたのを感じた1匹

ただし、ここ1年ほどの相模湖はワカサギがほとんど見当たらず、2025年もワカサギパターンが当てはまらない可能性が高いと思われます。

ワカサギに依存すると、バスは沖に出たりして様々なポジションに着いてしまうのですが、ワカサギ依存にならなければ岸際や岬周り、各カバー(立木や岩)などが強くなってきます。

捕食ベイトは大型化!? それも頭に入れて

また、ハスやウグイ等は増えてきておりバスが捕食するベイトのサイズも大型化してる印象です。

ワカサギも大型化しているような…

その為、ルアーサイズも5インチ前後がメインとなり、カバー周りを釣る事からもタックルのパワーを上げる必要もあると想定されます。

2025年新機種でもある…
【LINKS65SMLJ】(サカマタシャッド5〜6インチなど)
【LINKS-SF65SLJ】(ヴィローラ4インチのI字引きなど)
【LINKS610CMHP+J】【カバースキャットやクジャラなど)

これらに加えて…
【LINKS64SLP+J】(ライトカバー周りの釣り全般)
【LINKS68SMLP+J “Power Finesse Special”】(カバー周りの釣り全般)

このあたりが活躍してくるかと思いますので、参考にしていただければ、良い釣果に繋がってくるかと思います。

ハイシーズンと言われる時期までもう少しありますが、少しでもフィールドに通うとハイシーズンに差をつけれるキッカケになるので、ぜひ足を運んで見てください!

それでは、また次回お会いしましょう!

千田 隆喜(Takaki Senda) プロフィール

1994年7月6日。兵庫県出身・関東在住。亀山ダムレコードホルダー(2024年4月18日67.5cm5470g)。U-30ドリームトーナメント&over31リアルトーナメント主催者。車中生活1500日突破中。バスフィッシングを中心に全ての釣りを楽しむマルチアングラー。
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