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エギングがもっと楽しくなるロッド!ロッドの軽量化とは真逆の発想で生まれた、ゼナックの「インクルード」エギングモデル

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新製品総力特集2025

汽水域から沿岸部までのミッドショアゲームを制すために開発されたスペシャリティロッド、ゼナックの「インクルード」。

ラインナップはバーサタイルを基本としたモデルとエギングをメインとした、合計4機種がラインナップされています。

今回は「インクルード」のエギングモデルについて紹介していきます。

インクルード バーサタイルモデル【ゼナック】

バーサタイルモデルでラインナップされるのは「IS83-M3 Squid Squad」と「IS82-M4 Squid Impact」の2機種。

「IS83-M3」に関しては2.5号~3.5号をメインとした通年で活躍するオールラウンドモデル。対して「IS82-M4」は、3号~4号のエギをメインに設計したパワーモデルとなります。

スペック

Model Length
(ft)
Joint
(pce)
Closed
Length
(cm)
Lure WT
(g)
Line WT
(PE)
Shock
Leader
Max(lb)
Rod’sweight
(average)
(g)
Grip length
[A]
Grip length
[B]
Grip length
[C]
Reel seat
size
IS83-M3
Squid Squad
8′ 3″ 2pc 130 エギ 2.5~3.5
ルアー6~24g
0.4~1.5 20lb 145 420 310 45 Hexagon Reel Seat 15
IS82-M4
Squid Impact
8′ 2″ 2pc 128 エギ 3.0~4.0
ルアー10~28g
0.6~2.0 20lb 145 420 310 45 Hexagon Reel Seat 15

ゼナック公式「インクルード」詳細ページはコチラ

“バットで投げる、バットでしゃくる”をコンセプトにしたパラボリックアクション

「インクルード」シリーズに限らず、ゼナックではそのターゲットに合わせた最適なブランク設計が採用されています。

今回紹介する「インクルード」エギングモデルでも独自のパラボリックアクションが搭載。

パラボリックアクションとは、“バットで投げる、バットでしゃくる”をコンセプトにした、ティップに高弾性カーボン、バットには中弾性カーボンを使用することで、ハリがありながらもバットから曲がる独特のアクションです。

バットから曲げる事で、エネルギーを蓄積させ、一気に高弾性ティップへ力を伝える事により、ファーストテーパーでは味わえない力強いキャスティングとしゃくりを生み出すことが可能。

また構成主従来のような軽さを追求するのではなく、“本当に必要な仕事をするロッドブランク”を目指し、質量のある肉厚なブランクで構成されています。この質量感こそがブランクの強い下半身を作り、驚くべきトルクを発生させるカギとなるのです。

「パラボリックアクション」3つのアドバンテージ

1. 圧倒的な飛距離「バットで飛ばす」
エギを高速弾丸ライナーで飛ばす事で、圧倒的な飛距離を生み出せる。

2. パワフルなしゃくり「バットでしゃくる」
力強い復元力でキレあるエギアクションを演出。

3. 安心感のあるファイト「バットでイカを浮かせる」
柔軟でパワフルなバットがナチュラルにイカを引き寄せるので、バラシも減少する。

新RGガイドシステム「RG10搭載」

「パラボリックアクション」のほか、注目すべきポイントの一つがガイド設計。

「インクルード」のエギングモデルではガイドに新技術の「RG10」を搭載。

「RG10」ガイドは、従来のRGバットガイド(RG7)を超高足に進化させた独自のガイドシステムで、リールスプールから放出されるラインループを瞬時に抑えることで直線的なライン軌道に変換することが可能に。

更に小口径ガイドを密に配したナローセッティングのガイドトンネルを気持ちよく抜けてゆくため、飛距離にも明確に差が出るのだそう。

ヘキサゴンリールシート15搭載

ブランクだけでなく、リールシート、グリップ部分にも注目!

リールシートは「ヘキサゴンリールシート15」を搭載しており、絶妙な硬度で設計したラバーで全体を覆う事で手になじみやすく、独自のヘキサゴン形状により少ない力でもロッドを保持しやすい確かな操作性を発揮。

加水分解による変化がない特殊ラバーを採用しています。

ちなみに「ヘキサゴンリールシート15」は、ビッグゲーム用に独自開発された「ヘキサゴンリールシート20」をミッドショアゲーム用にチューニングしたリールシート。コンセプトはそのままに、ミッドショアゲームで使用を想定されるリールサイズにジャストフィットするよう設計されています。

ヘキサゴンリールシートについてはコチラ

ロッドバランスを重視したハンドルデザイン

ゼナックのロッドといえば、実釣時の手にしたときのバランスに優れているとことでも有名。

もちろん、今作の「インクルード」シリーズでも同様で、ロッドバランスも非常に優れています。

ハンドルデザインもバランスを重視した仕様となっており、負担が少なくテンポよくキャストも可能。

リアグリップ長は想定されたキャスト時の振り抜きやすい長さと最大飛距離が出せるベストな長さになっているほか、ライフベストなどにも干渉しにくいなどストレスなく楽しめるよう配慮もされています。

また、グリップエンドは振り抜きやすさを考慮した設計で、ウエアにあたっても影響にならないEVA素材を採用しています。

また実釣性能を上げる為には欠かせない「ロッドバランサー」も搭載。メタルパーツのリアリングはゼナックロゴを刻印しデザイン性も光る仕様となります。

以上、「インクルード」のエギングモデルについて紹介しました。ぜひチェックしてみてください。

ゼナック(ZENAQ ) プロフィール

1960年創業、made in japanの老舗ロッドメーカー。1960年頃よりバンブーロッドの製作を開始、その後は最先端の素材と熟練された技術を駆使し、各ルアーターゲットに最適化されたコンセプトのロッドを発表し続けている。 これまでエギングの「アソート」、メバリングの「アストラ」、ショアジギの「ミュートス」、ボートキャスティングロッド「トビゾー」、ジギングの「フォキート・IKARI」など様々なブランドやシリーズを展開、コアなファンからも圧倒的な支持を受けている。
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