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今江克隆のルアーニュースクラブR「マル秘ルアーを公開!イマカツ2025年リリース予定のNEWルアーを紹介」 第1225回

連載:今江克隆のルアーニュースクラブR
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新製品総力特集2025

釣りフェスが閉幕した今週も、先週に引き続きイマカツの2025年リリース予定の㊙新製品ルアー達を、まだまだ紹介していこう。

今季は、自分のみならず山岡計文プロ、三原直之プロ、河野正彦プロがこれまで温めてきた安定確実必釣間違いナシな実戦派ルアー達が続々とカタチになっており、とてもバリエーションと個性に富んだルアー達が登場する。

EVIVIBE(エビバイブ)

まずは松本猛司氏の「フィッシュデバイス」とのコラボで長らくお蔵入りしていたが、一気に実現にめどが付いた久々のバイブレーションプラグ「EVIVIBE(エビバイブ)」だ。

長年の開発停滞から一気に進化した「EVIVIBE」。革命的バイブレーションが生まれてきそうだ

このバイブレーションは、元々ボトムでのスタンダップ効果を狙った超低重心の小型エビシルエットのものだったが、起伏や軟弱な湖底では安定して立たせることが難しく、お蔵入りしていた。

そこに「FDガード」が登場し、松本氏との昨夏のミーティングでも一番の目玉はこれになると自分が最も喜んだルアーだ。

なによりゴリゴリベタベタにボトムを恐れず舐められる圧倒的な根掛かり回避力はもちろん、リフト&フォールで安定してボトムスタンダップする効果は、メタルバイブへの転用もすでに考えているほど、優れた効果がある。

しかも着脱も簡単。

「フィッシュデバイス」社の「FDガード」はバイブレーション、メタルバイブレーションでもその真価を発揮する。野池のボトムのオダや沈木も果敢に攻略できる

本来はこの早春にも製品化予定だったが、奇しくもこのタイミングである特許の法定有効期限(20年)が切れたことに気づき、現デザインを一旦保留、さらに改良するために完成を先送りにしているものである。

2025年夏~初秋をめどにリリース予定で新たにブラッシュアップされた形状進化に期待してほしい。

MJポッパー

次に5〜6月のアフターシーズンに投入予定のプラグが、イマカツでは意外にも初となる本格的ポッパー、「MJポッパー」だ。

MJとは“MIHARA Jointed Popper”の略語で、三原プロがデザインし、長年温めてきた王道のポッパーだ。

まだ全貌は見せられないが、最大の特徴は、ポッパーでは珍しいジョイントタイプだ。

その狙いは、ワンポップ後の移動距離を極力抑えること、また、柔らかな連続首振りを実現し、同時にリアボディにはウェイトが仕込まれており、通常のポッパーより少し水面より下にフックが入る構造のため、優れたフッキング性能を実現している。

ジョイントボディとなると飛行性能が気になるところだが、こちらもリアにウェイトを設置したうえ、ボディに空気抵抗になる角の少ないラウンドエッジ構造を取っているため、ジョイントながら、何ら不満のない優れたキャスタビリティも実現させている。

ちょっと変わったジョイント構造の「MJポッパー」。ジョイントの泣き所であるキャスタビリティもクリアしている

ポップ音は、カップが気持ち縦長のスクエアカップで、首振りでは唾吐き系、ワンジャークではかなり大きめのゴボッというサウンドを発生する。

イマカツ初のフルサイズ?ポッパーとなる三原直之プロデザインの「MJポッパー」。ピンでも粘れて線でも生き物チックに唾を吐きながら踊ってくれる

イマカツには、なぜか本格派ポッパーがなかったのは、かつてエバーグリーン「コンバットポッパー」一本でワールドシリーズ韓国戦の表彰台を獲得して以来、シンプルがゆえにこれをなかなか超える工夫が見つからなかったこともある。

それをジョイントポッパーという有りそうでなかった工夫で実現した「MJポッパー」は、今年のアフター時期、超期待している新型プラグである。

レインボーデッドチューブ

そして、三原プロに続いて山岡プロが現在、超絶ご執心で開発しているのが「レインボーデッドチューブ」。

すでに実釣テストもかなり進んでおり、今年のトーナメントの台風の目になりそうなトーナメントベイトだ。

山岡プロの第3弾は「レインボーデッドチューブ」。タイプ1のテールは超極薄の逆V字フィン付きのピンテール

このワームは、山岡プロが昨年圧勝したTOP50弥栄湖戦での「死にかけ魚の水面放置プレー」、すなわち「瀕死リグ」をさらに完璧にするためのスペシャルワームだ。

もともと「レインボーシャッド」等の透明系中空ワームが大好きな山岡プロが、「エラストマー同様に絶対沈まないワーム素材のワームを作ってほしい」とリクエストしてきたもので、現在ある中空ワームでは水が中空ボディの中に侵入して長時間放置プレーができないという欠点を解消したいというものだった。

扱いが難しいエラストマー素材ではなく、水の馴染みが圧倒的によく、ナチュラルさで優るワーム素材で「沈まないワーム」を実現したいというものだった。

その、ほぼ永久に沈まないワーム素材のワームが「レインボーデッドチューブ」である。

タイプ1は瀕死リグではテールを写真のようにカットするのが山岡流。テストでは真冬のダムサイトブイ付近のド中層ライブサイトでイレグイ

その秘密のワームが、イマカツならではの独自製法で製作した「どこにも穴のない完全密封型中空リアルワーム」である。

ボディに穴をあけない限り、ずっと浮いており、逆に穴の開け方次第ではジワジワ時間をかけて少しずつ沈めることもできる、業界初の「完全密封型中空ワーム」だ。

テールに関しても山岡プロの超こだわりが満載で、放置している状態で、なお瀕死のベイトのように微かに動き続ける独自のテールを、現在2タイプテストしている。

タイプ2は小骨の付いたようなピンテール。これも実際に水に入れると見た目がヤバい。捨てがたいテールである

こちらは、まださらに進化する予定だ。

すでに実戦投入できるレベルに完成しており、TOP50前半戦に実戦テスト投入し7月頭頃リリースを目標にしている。

極薄ツインフィン付きピンテールと極細刺状ピンテール。どちらも甲乙つけがたいが、さらなる最終進化が現在進んでいる

さらに続く、マル秘新作!

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