皆様、初めまして! 2024年12月からフェンウィックプロスタッフとして活動させていただいてる千田 隆喜(せんだ たかき)です!
関東のレンタルボートフィールドを中心に日本全国様々なフィールドでバスフィッシングをしていますので、フェンウィック製品の特徴はモチロン、各フィールド毎のオススメ番手や使い方などもご紹介できればと思っておりますので、これからよろしくお願いします!
千田隆喜が語るfenwick LINKS 65SMLJ
さて、2025年のフェンウィック新製品はLINKSシリーズから4機種発売となる予定です。(※いずれも3月頃から発売予定)
その中から、今回はLINKS 65SMLJについてご紹介させたいただきます。
このロッドは山岡計文プロ監修で表層~中層の釣りをメインに開発されたロッドです。
フェンウィックLINKS 65SMLJ
length | weight | lure | line | action | price |
6’5″ | 96g | 1/16 – 1/4oz. | 3 – 8lb. | MS(ミディアムスロー) | 29,000円(税別) |
近年使用頻度が増加する、PE0.4~0.8号使用に焦点を当てた新世代スペック。従来のフェンウィックにはない、細く密に巻き上げるミディアムスローテーパーブランクスによって圧倒的な粘り強さを実現。PEラインは細く切れないというメリットがありますが、モノフィラメントラインに比べて魚が暴れやすく、またキャスト時にワンランク硬いロッドを使用しているかのようなキャスト精度の低下が起こりやすいデメリットが存在します。LINKS 65SMLJ は、ビッグバスが掛かっても暴れることが減るため主導権を与えず、無用なラインブレイクを減少させ、短時間でキャッチまで可能なロッドです。さらにロッド自体の曲がりによってルアーを飛ばす性能があるため、瀕死リグのような軽量ノーシンカーワームでも驚異の飛距離を叩き出します。ガイドもPEラインを意識したものとなっており、アングラー自身がシェイク感を感じやすいため、パワーミドストには最適。さらにビッグバスを狙う、カバー周りのホバスト等でも威力を発揮します。
出典:ティムコ
スペックは長さ6.5フィート(約195cm)と日本人の体格で扱いやすい長さとなっており、オカッパリ、レンタルボート、バスボート等どんなスタイルのアングラーでも扱いやすい長さになっています。
ロッドパワーはMLクラスとスピニングロッドにしては少し硬め。ただしこれは、近年のバスフィッシングにおいて大型ルアー(ワームだと5インチ前後)が効果的なシチュエーションも多く、それらのルアーを扱う事を中心に考えられているために、MLという硬さとなっています。
また、オカッパリでは足場が不安定な場所であったり、カバーが立ち位置から近いシチュエーションも多いのですが、そんな状況下でも魚に主導権を握らせないバットパワーがあるロッドに仕上がっています。
もうひとつの特徴としてはPEラインへの対応力。近年のバスフィッシングではPEラインの使用が前提となるシチュエーションも少なくありません。むしろその比率はますます上がっていくのではないかとも…。LINKS 65SMLJもPEラインを扱う事を前提に開発、ガイド位置などにおいてもライントラブルなどを抑制できるような設計に。フィールドや状況によって、すでにPEラインをメインラインとしている方にはもちろん、これからPEの使用を検討されている方にもオススメです!
LINKS 65SMLにはこんなリグ、あんな状況
では、このLINKS 65SML、具体的にはどんなリグやシチュエーションにマッチするのか…? ここからは私なりのLINKS 65SMLを使った〝オススメ〟をご紹介します。
3インチ前後のワームにジグヘッドを装着して中層をシェイクしながら巻くミドストというテクニックの派生形であるパワーミドスト。
主にサカマタシャッド5インチを中心に、大型ワーム(5インチ前後)を使うことでパワーミドストと呼ばれています。
中層だけでなくボトムでのシェイクや緩急をつけた早巻きなどでも釣果が出ています。
張りのあるロッドを使用するとルアーが浮きやすくなってしまうので、適度なダルさを兼ね備えているLINKS 65SMLJはこの釣りにベストな1本だと思います。
冬~春にかけて定番のメタルバイブレーションの釣りにもオススメです。
軟らかすぎるロッドを使うとルアーの動き出しが遅くなり、せっかくのリアクション効果も軽減してしまいます。
かといって硬すぎるロッドを使用すると、掛けた後にロッドが力を吸収せずに口切れなどを引き起こしてしまいバラシに繋がってしまいます。
先に触れたパワーミドストでも触れましたが、張りとしなやかさの絶妙なバランスを持つLINKS 65SMLJは、メタルバイブレーションの釣りにベストな1本だと思います。
パワーフィネスに興味はあるけど、専用タックルを揃えるのは…といった方にオススメです。
房総フィールドなどの濃いカバーやカバーの奥の奥などで使用するのは難しいですが、薄めのカバーや先端での吊るしなどにはLINKS 65SMLJでカバーすることができます。
操作性はもう少し張りのあるロッドが良いのは間違いないですが、ロッドが曲がってくれる分、キャストも楽に行うことができるのでオススメです。
ベイトフィネス系で扱うようなサイズ感(6.5cm7g前後)のプラグにもオススメです。
バンクのカバー周りに投げていく釣りであれば、ベイトフィネスで問題ないですが、沖のブレイクを狙ったり手数を重視しないプラグの釣りであればベイトタックルよりも飛距離は安定するしバラシも減るのでLINKS 65SMLJがオススメです。
また、上記いずれのルアーも同ラインセッティングで扱うことができるので1本持っておくと汎用性が高まる1本となりそうです。
参考までに私のタックルセッティングを掲載させていただき、今週は終了とさせていただきます!
フィールドには結構な頻度で出ていますので、質問などありましたらお気軽に話しかけてくださいね!
ロッド:LINKS 65SMLJ
リール:コンプレックス 2500HGS
ライン:アブソルートPE 0.8号
リーダー:アブソルートリーダー 8lb