こんにちは、G-TEC(ジーテック)のトモ清水です!
G-TEC(ジーテック)
新年のご挨拶
業界20年以上のベテランロッド開発者の本音
自分は一般的な釣具メーカーと違って、たくさんロッドを売りたくないな、と異端な考えを持っています。
新年明けましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
という事で2025年がスタートしましたが、冒頭で書いた通り、今年はそんな想いが一層強くなっています。
日本の老舗釣具メーカー、グローバルな釣具メーカーで勤めてきたからこそ、その真逆のこと、本来したいことがやりたくてG-TECという自身のブランドを立ち上げました。
大量生産、大量消費を促すことはしたくない。
この時代だからこそ、1本1本を長く大切に相棒のようにロッドを使ってもらいたい。
飽きて、またすぐに新しいモノを探す、という消費型の循環ではなく、日本人が本来持つ「物を大切にする精神」を取り戻す時だと思っています。
ただ相棒のように長く大切に使ってもらうためにも、そのことは開発する側にも自ずとプレッシャーが掛かります。生半可な物は絶対出したくない。それはまさに日本の職人が持つ気質、本質、別の言い方すれば魂だと思っています。
G-TECのロッドは、ほぼ即完売になっていて、お客様にはご迷惑をお掛けしていますが、これからも今まで自身がやってきた反省も兼ね、これからの時代に合うロッド作りをしていきたいと思っています。
一方で釣りの魅力や自然の大切さ、魚を大事にしていく事は、一人でも多くの方に伝えていきたい。
釣り業界は、まさに色んな意味で過渡期にきていると思う。
新年早々、長文失礼しました。
ちょっと暑苦しい文で恐縮ですが、新年の挨拶とこれからの意思表明とさせて頂きました。
G-TEC 株式会社
代表取締役 清水 智一
G-TEC 2025年 一発目の新製品
さてG-TECの2025 年1発目のNEWモデルとして、クロスセンシティブのスピニングモデル第4弾となる、超ショートロッド「クロスセンシティブXSS-47ST-Pro ユーフォリア」を予定、今まで何度か情報をお届けしてきました。
そんな中、ついに発売日時が決定し、詳細スペックも公開できるようになりました!
2025年NEW
クロスセンシティブのスピニングモデル第4弾
超ショートロッド
「XSS-47ST-Pro ユーフォリア」
製品名の「ユーフォリア」とは、幸福感、高揚感という意味になります。
まさにそのネーミングの通り、釣りに使えば自ずと高揚し、深い満足を得られるロッドとなっています。
クロスセンシティブ
XSS-47ST-Proユーフォリア
発売日時決定!
2025年1月11日(土)PM 20:00~
2025年1月11日(土)PM 20:00~ 注文受付開始
ご注文はG-TECオンラインストア、商品ページのこちらから
https://gtec.ocnk.net/product/24
注文受付時間になると、商品ページの一番下に表示されるショッピングカートから注文が可能に!
※この商品は、準備数に限りあり。またオンラインのみの限定販売。
準備数量に達し次第、予約お申込み受付が終了となります(売切れになるとSOLD OUTが表示されます)。
一度使えば釣りがさらにワクワクし、よりエキサイティングに。
釣り人にとっての最高の幸福感がどう得られるか?
ショートスピン、超軽量ロッドの可能性はどう無限大なのか?
まだまだ新しい発見を見つかる?
そのあたりを実際のテスト釣行での体験を元に、お伝えしていきたいと思います。
ライトロッド系では最軽量級・自重35.3gを実現!
単なる軽さを追求したロッドではありません
ロッド自重35.3g、まずはライトロッド系では最軽量級の軽さを実現しました。
しかし、ただ軽さだけを追求したロッドではなく、むしろ設計上では軽さとは逆となる汎用性の高さを上げるべく、あえて少し重くし、強度を上げています。
正直、軽さだけを目指せば20g台の自重を達成することは設計上、G-TECの技術力を持ってすれば、そんなにも難しくありません。
例えば「アジング専用ロッド」と、専用に使い用途を絞ると、その用途の範囲内と限定出来るのでギリギリまで軽量化が可能。アジングはそれほどブランクスに強度的な負荷が掛かりにくいジャンルなので、不必要なぜい肉を落とし、よりブランクスを肉薄に出来ます。
では何故、そこまで軽さを追求しなかったのか?
それについては、後述する、超ショートスピンの可能性、メリットの項目で述べますが、無限の可能性、つまり開発者もまだ気が付いていない可能性が、この47ユーフォリアには眠っているため、その可能性を壊さないために、軽さは第一優先にせず、汎用性を高めています。
眠っているポテンシャル?新たな可能性?とは
一体どういうことなのか?
私はこの汎用性の高いロッドを開発するにあたって無限の可能性を感じ、またそれは今なお感じています。
例えば、
船でオモリ20~30号を使った船カワハギを楽しみたい!
ライトロックで根魚を掛けてロッドを満月状に曲げてみたい!
80cmオーバーのシーバスを、よりスリリングなファイトを楽しみながら獲りたい!
など、釣り人としての欲求が多くあります。
それはトモ清水の欲求でもあります。
今までの専用ロッドでは制限される使用用途を最初から解除することで、開発者も気が付いていない可能性が生まれます。
しかし先述した通り、ブランクスの設計上、専用で特化させ過度な軽量化をすることは、必ず強度が犠牲となりますので、設計方法としては、まずギリギリまで軽量化し、そこから肉を盛って強度を上げることで、曲げ強度が増し、今までのアジングロッドでは厳しかった使用の範囲が格段に広くなり、上記のような釣り人の欲求を叶えてくれます。
それでも35gと超軽量だから強度が不安、と思われるでしょう。
そのためのグラファイトイノベーション、つまりG-TEC独自のブランクス技術の結晶「マグナス製法」で、軽くても強度を犠牲にしない設計が可能とし、非常に折れにくいロッドに仕上がっています。
G-TEC独自の新製法「マグナス製法」が新たな可能性を創る
東レ最先端素材T1100G、M40XをG-TEC独自のマグナス製法技術で、追随を許さない最高の領域に!
もはや芸術の領域へ!
最先端素材、T1100GとM40X、そしてナノアロイ技術が使われた55tが採用されたユーフォリア。
G-TEC独自のマグナス製法で、どこまで異次元の仕上がりになったのか?
ぜひ楽しみにして頂きたい。
マグナス製法についての詳細ページはこちら
https://gtec.ocnk.net/page/8
47ユーフォリアを開発するキッカケになったこととは?
47ユーフォリアですが、はじめは、4フィート台の超ショートロッドに本格的なアジングロッドが少ないと感じたのが理由で開発をスタートさせました。
本気で遊べるロッドを作ろう、と。
さらにアジングロッドを軸としながら、あらゆるフィールド、ターゲットを狙えるようにしたと考え、全国各地を回ってテストを行ったことで、通常より大幅に開発期間を要しました。
使用するガイド、リールシート、メタルパーツも1つずつ見直し、0.1mm、0.1g単位で管理し、極限までの無駄をカットしました。
各々の釣りジャンルの目的に応じて、バランス、設定の最適解を導き出しました。
軽量化しながらも、それぞれのパーツで剛性感を出す目的と、バランサーの役割、見た目の美しさを図りながら設計、デザイン。
それらは、釣竿の心臓部であるブランクスの良さを、ただただ最大限に引き出すために行いました。
なおここでは膨大な開発期間を要したから良いロッドが出来ましたよ、という単純なアピールではないことを加えておきます。
つまり、この長い開発期間で、常に新しい発見や自分がやりたかったことがようやく出来たことに、自分自身が常にワクワク出来たこと。
このワクワクが楽しくて、今思えば自分自身も成長出来る大変有意義な開発期間だったと思っています。
実際に、2022年6月から開発をスタートさせ、その後、2年半テストを繰り返してきたのですが、開発途中段階でも常に新しい発見がありました。
ちなみに4フィート台の超ショートスピンは、一般的には何だか特殊な、使い方が限定された尖ったモデルと思われがち。
かくいう設計者の私自身も恥ずかしながら、開発中に狙ってはいなかった新たな発見や気付きが多くありました。使い方が限定されるどころか、ちょっと大袈裟かもしれませんが、むしろ逆の無限の可能性を感じました。
釣りはやればやるほど、自分の無知を再認識させられ、新しい発見の連続。それも釣りの魅力です。
やはり釣りは一生楽しめる最高の遊び。です!
汎用性の高さ
さて、ここからは、47ユーフォリアの驚くべき汎用性の高さをお伝えしていきましょう。
47ユーフォリアはクロスセンシティブシリーズの機種で、という名前の通り、あらゆるフィールドで、あらゆるターゲットが狙えるバーサタイル性能が高いモデルとなっています。
基本的にはアジングなどのソルトのライトゲームが軸のロッドですが、この1本でエギング、船カワハギ、ボートシーバス(しかも大型狙いでも)、エリアトラウト、渓流、クロダイプラッギング、チヌトップ、ブラックバス、ボートメバル、バチコンアジング、イカメタルゲーム、ティップラン、穴釣りなど、と楽しめてしまう汎用性の高さを持っています。
しかし、よく疑問に思われがちなのが、汎用性の高いロッドって、専用ロッドに比べ性能が悪そう、やっぱり専用ロッドに叶わない、だから購入するのに、ちょっと躊躇しています、と。
そういったお声が聞こえてきます。
たしかに今までの従来のロッド技術ではそうでした。
その常識、先入観を壊すために、G-TECのブランクス技術の結晶「マグナス製法」によってイノベーションし、解決を図っています。
この真意は是非とも手に取って使って頂ければご理解出来るハズ。それほど自信を持って送り出すロッドです。
これは47ユーフォリアのモデルに限らず、G-TECからリリースされるロッド全てに共通するポリシーでもあります。
超ショートロッドの可能性と新たな気付きとは?
先ほど述べた通り、2年半という開発期間の中で、新たな可能性と、いろいろ気付かされた部分がありました。
全部は紹介しきれないので、例を2つほど挙げてみたいと思います。
船カワハギ
下写真は47ユーフォリアで船カワハギを行った時の写真です。
カワハギと25号を背負った47ユーフォリアが、バットまで綺麗なベンディングカーブを描いています。
マグナス製法のロッドで新たな可能性。
47ユーフォリアはチューブラティップ・スローテーパーと、一般的なカワハギ専用ロッドとは真逆の仕様ロッドになっています。
開発を進めるにあたって、その仕様は本当にカワハギには向いてないのか? そんな常識を疑い試してみたのです。
常識を疑うことは以前から試みたかったことでもあります。
実際はどうだったか? というと…。
やっぱり予想通り、カワハギロッドはソリッドティップの掛け調子でなければならない、という1つの答えではなかったんです。
テスト釣行ではオモリ25号を使用。
するとアタリを感じる、乗りの良さ、曲げる楽しさ、マグナス製法によるショートスピン、スローテーパーロッドの可能性を大いに感じることができました
※ただし注意しなければならないこともあります。
遊漁船でカワハギ釣りを楽しむ場合は、その船のルールがありますので、それに従った上で釣りを楽しむ、というのが大前提の条件になってきます。よって一人だけ柔らかいロッドを使うと、慣れないと隣どおしで仕掛けが絡まるトラブルが増えるので注意が必要です。
一つ言えるのは、固定観念を壊して新しいことにチャレンジする楽しさ、新たな釣りの楽しさを見つける、そんな魅力が47ユーフォリアにあります。
超ショートスピンの長所短所をしっかりと把握出来れば新たな可能性が見えてきます。マグナス製法が新しい常識を作っていきます。
ボートシーバス
続いてボートシーバスで、47ユーフォリアをフルに曲げて遊びました!
すると…
自重30g前半の超軽量であること
2ピースロッドであること
この2点を完全に忘れてしまうほどのトルク、パワーと綺麗なベンディングカーブを描ききました。
大型シーバスをもリフトさせるトルクを持つショートスピン「XSS-47ST-Pro ユーフォリア」
自重30g前半の超軽量から想像し難い、トルクとパワー。それでいて超繊細ロッド。
使い方はまだまだ無限大です!
ぜひともみなさんにも自分の手で、その可能性を見つけて欲しい、という開発者の想いが入ったモデルになります。
超ショートロッドのメリット
ここで超ショートロッドのメリットをまとめます。
・手返しが抜群
・操作性が抜群
・アタリや魚とのファイトが超ダイレクト
・ピンポイントキャストに向いていて、非常にキャストアキュラシーが高い
・短い分、大型の魚が掛かった時、ロッドの延長として、自分の腕、スキルでカバー出来る楽しさがある
・足元まで丁寧に探れる
・まわりに木の枝や防波壁などあり、狭い場所でもキャストが可能 (スローテーパーなので、キャストスイングも非常にコンパクトに出来る)
・収納がコンパクトで持ち運びが楽(このモデルはセンターカットの2ピース)
・ズルいのは、ショートにしただけで釣りがもっと面白くなる!
まだまだ多くのメリットは存在します。
超ショートロッドのデメリット
超ショートロッドのメリットばかり説明してきましたが、当然メリットばかりの完全ロッドは世に存在しないので、そのデメリットもしっかり解説したいと思います。
・遠投すればするほど釣果が上がる釣りには不向き。つまり遠投は難しい。
・垂らしが多く必要なキャロライナリグやフロートリグには不向き
・サーフなど飛距離が必要なフィールドでは不向き
・岩礁、テトラ、急な駆け上がりなど、手前で根掛かりや魚に潜られやすいポイントは不利
・船上では波が高い時は不向き
要するにロングロッドのメリットの逆。
このデメリットをしっかり理解した上で、ミドル、ロングロッドと使い分け出来れば、超ショートのメリットだけ最大限に活かすことが可能になります。
このデメリットは従来のロッドはより顕著ですが、マグナム製法によって目立ちにくくしてあり、デメリットをあまり感じなくなっています。
例えばアジングの場合、1g前後のジグヘッド単体を使用を前提とした場合、既存の5フィートや6フィートと、体感レベルとしてその飛距離は大差がない。よって飛距離の心配はご無用。
「たらし」が長いキャロやフロートは不向きですが、リーダーをショートにすれば問題解消。
など、道具のデメリットを主役であるアングラーがスキルや知恵でカバーすることは可能。その不完全さを楽しんでいただければと思います。
不便の益
チューブラーティップで先径1.4mmのやや太径がもたらす効果とは?
渓流でのメリット、効果
47ユーフォリアは30g台の異次元の軽さですが、ティップまでシャキッとしたスローテーパーのロッドに仕上がっています。
既に発売されているXSS-59ST-Proアナザーディアスローと同じスローテーパーですが、全く異なるテイストに仕上がっています。特にティップの硬さ、径が大きく異なり、47STのユーフォリアは、激流の中でもしっかりミノーをトゥイッチさせられる張りがあるのが特長。
XSS-59ST-Proアナザーディアスローは、先径φ1.15mmとチューブラーティップの中では最細径を誇る。一方、47ユーフォリアは、同じくチューブラーティップでも1.4mmとディアスローと比べてもかなり太くなっています。
よって59アナザーディアスローと47ユーフォリアは、同じスローテーパーでも長さ違いという単純な違いだけでなく、全く異なる性格を持っていることになります。
アジングでのメリット、効果
今までのアジングロッドの概念では、いかに細い径で繊細なティップでアジにワームを吸い込ませて、弾くバイトを防ぎ、張りとストップ感のあるベリーで掛ける、上アゴにフッキングさせる、というのが常識となっています。
しかし47ユーフォリアでは逆の発想を持たせたロッドになっています!
具体的にはティップを硬くして、ベリーを柔らかくした、特殊なスローテーパー仕様となっています。
ベリーが入るスローテーパーだから、ティップを太く張りがあっても、小さなバイトを弾きやすい、という現象は起こりにくい。
むしろベリーが入るのでアジに限らず、アオリイカやアカイカもエギやスッテを抱いた後も離さない傾向が見て取れます。
よって47ユーフォリアは、従来の「ベリー部で掛ける」、というよりも「ティップで掛けていく」というスタイル。それがスローテーパーなのに掛けも高次元で実現出来ている理由。当然、スローテーパーなので乗せていくスタイルも得意としています。
この1.4mmという太さ、しかもソリッドティップではなくチューブラーティップ、というのが汎用性をもっとも高めている要因の1つとなっています。
東レの最先端素材 T1100G、M40Xの高弾性、東レ独自ナノアロイ製法とG-TEC独自のマグナス製法の融合で、かつてないスローテーパーロッドなのに、スローテーパーにありがちなダルさや重さが一切なく、むしろファーストテーパー並みにシャキッと収束が早く、バットからしなるのに戻りが早いブランクスに仕上がっています。
クロスセンシティブ
XSS-47ST-Proユーフォリアのご注文受付日時について
2025年1月11日(土)PM 20:00~
2025年1月11日(土)PM 20:00~ 注文受付開始
ご注文はG-TECオンラインストア、商品ページのこちらから
https://gtec.ocnk.net/product/24
注文受付時間になると、商品ページの一番下に表示されるショッピングカートから注文が可能に!
※この商品は、準備数に限りあり。またオンラインのみの限定販売。
準備数量に達し次第、予約お申込み受付が終了となります(売切れになるとSOLD OUTが表示されます)。
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この他にも沢山動画アップしています♪
これからも動画をインスタ等でアップしていきますので、是非フォローのほど宜しくお願い致します。
また新製品情報の詳しい情報、開発の過程をリアルタイムでお伝えしていく予定です!
【オカッパリアジング】超ショートロッドでアジング三昧【トモ清水】