ダイワが誇る、フラッグシップモデル“ソルティガ”。
先日、「25ソルティガ」の先行してPVが公開されていたことでも話題を呼びました!
そんな注目の「25ソルティガ」の全貌が公開となりました。
2020年以来の5年ぶりのリニューアルを果たした「25ソルティガ」について紹介していきます。
出典:YouTubeチャンネル「DAIWA Salt Water Fishing」詳細ページ
25ソルティガ【DAIWA 】
アイテム | 標準自重(g) | 巻き取り長さ(cm/ハンドル1回転) | ギア比 | 標準巻糸量PE(号ーm) | ハンドルアーム長(mm) | ベアリング(ボール/ローラー) | 最大ドラグ力(kg) | スプール寸法(径mm) | ハンドルノブ交換サイズ | ハンドルノブ仕様 | ボディ素材 | BB数 | メーカー希望本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
25SALTIGA 8000-P | 670 | 94 | 4.8 | 3-460_4-300 | 80 | 14(14/1) | 25 | 63 | (L) | アルミラウンド | AL | 14 | 150,000 |
25SALTIGA 8000-H | 680 | 110 | 5.6 | 3-460_4-300 | 80 | 14(14/1) | 25 | 63 | (L) | HGエッグ | AL | 14 | 150,000 |
25SALTIGA 10000-P | 675 | 99 | 4.8 | 4-380_5-300 | 85 | 14(14/1) | 25 | 67 | (L) | アルミラウンド | AL | 14 | 150,000 |
25SALTIGA 10000-H | 685 | 117 | 5.6 | 4-380_5-300 | 85 | 14(14/1) | 25 | 67 | (L) | HGエッグ | AL | 14 | 150,000 |
25SALTIGA 14000-P | 690 | 102 | 4.8 | 5-340_6-300 | 85 | 14(14/1) | 25 | 69 | (L) | HGエッグ | AL | 14 | 150,000 |
25SALTIGA 14000-XH | 690 | 133 | 6.2 | 5-340_6-300 | 85 | 14(14/1) | 25 | 69 | (L) | HGエッグ | AL | 14 | 150,000 |
25SALTIGA 18000-H | 920 | 129 | 5.5 | 6-420_8-300 | 90 | 14(14/1) | 30 | 75 | (L) | HGエッグ | AL | 14 | 170,000 |
25SALTIGA 20000-P | 930 | 111 | 4.4 | 8-370_10-300 | 90 | 14(14/1) | 30 | 80 | (L) | HGエッグ | AL | 14 | 170,000 |
25SALTIGA 20000-H | 930 | 138 | 5.5 | 8-370_10-300 | 90 | 14(14/1) | 30 | 80 | (L) | HGエッグ | AL | 14 | 170,000 |
25SALTIGA 25000-P | 945 | 118 | 4.4 | 10-360_12-300 | 90 | 14(14/1) | 30 | 87 | (L) | HGエッグ | AL | 14 | 170,000 |
ダイワ公式「25ソルティガ」詳細ページはコチラ
次世代大型スピニングリールの設計思想「POWERDRIVE DESIGN(パワードライブデザイン)」
「パワードライブデザイン」は、世界中の大型魚と安心して渡り合える高い信頼性を追求した次世代大型スピニングリールの設計思想。フラッグシップの“SALTIGA”に課せられた使命を全うする、アイデンティティともいえる新テクノロジーです。
「パワードライブデザイン」の核となる「パワードライブエンジン」と「パワードライブローター」
この「パワードライブデザイン」の核となるのが、ボディユニット「パワードライブエンジン」と、ローターユニット「パワードライブローター」の2つのテクノロジーユニット。
以下ではそれぞれの機能や特長について紹介していきます。
「パワードライブエンジン」は、大口径化された「オーバーサイズドパワーデジギア」と、ボールベアリング方式を採用した「ローラーパワーオシレーション」の2つのテクノロジーで構成されています。
「オーバーサイズドパワーデジギア」の直径は、全モデルの20SALTIGAに対して、約10%の大口径化されています。
ドライブギアの厚みも約6%の肉厚化されており、パワーの伝達ロスを大幅に低減することで、軽快な巻き上げを実現。
「ローラーパワーオシレーション」も、オシレート機構を従来のピラー式から2ボールベアリング式オシレートに変更することで、効率も約30%向上しています。
また、さらにこれらを強さに振り切った「フルメタル(AL)モノコックボディ」に格納されることで、初動から軽く、より高効率で力強い巻き上げ力を発揮します。
「パワードライブローター」について
対して「パワードライブローター」は上記で解説した「パワードライブエンジン」を土台に、構成するのが 金属素材(AL)のフロントユニット。
合理的な球体形状で、低イナーシャを維持したまま、剛性をさらに約7%UP。
これにより高負荷な巻き上げに強く、外部からの不意な力に対しても高い剛性を確保されています。
このローターに搭載されるのが、 「クランクパワーベール」と「タフラインローラーシステム」。
「クランクパワーベール」はその名の通り、クランク形状を採用し、テンションの掛かったラインを確実にラインローラーへと導くよう設計されたベールデザイン。
ベールの開閉角度の見直しとスプリング機構の強化により、不意の開閉を抑制。とくにジギングシーンでのラインローラーへの糸送り性能が大幅に向上しています。
「タフラインローラーシステム」も繰り返しの高負荷に耐えるべく、ローラー軸支持面をより大きく設計されたラインローラー。
ビスを打つ方向を変え、ローラー軸とベールアームを一体化することで、一番負荷のかかる部分に繋ぎ目がなくなり剛性がUPしているほか、ラインローラー周辺部の耐久性が大幅に向上。PEラインに特化した新設計ラインローラーでは、糸摺動抵抗が約3%低減されています。
以上、「クランクパワーベール」と「タフラインローラーシステム」の相乗効果により、的確なラインの送り出しと、スムーズな巻き取り動作への移行が可能となっています。
金属ユニットを採用した全く新しいドラグ機構「DRD」
そしてもう一つ、「25ソルティガ」の注目ポイントとなるのが、全く新しいドラグ機構の「DRD」。
ドラグ機構も一新されており、14000番まではカーボンと金属の計14枚のワッシャーで構成されるATDタフを採用する一方、18000番以降は強固な新ドラグ機構「DRD」を搭載しています。
「DRD」は、クロマグロやカジキといった超大型魚との長時間のファイトを想定し、高ドラグ域での耐摩耗性や焼き付きを防ぐことを目的として開発された全く新しいドラグ機構。
従来のドラグ機構では、カーボンワッシャーと金属ワッシャーの接地面で発生する摩擦力を利用していましたが、「DRD」では金属ローラーの傾斜による回転と摩擦によってドラグ力を発生。これにより、従来のカーボンワッシャーと比べ、「DRD」ではより設定値どおりにラインが滑り出すとともに、その後もドラグの安定した動作を実現。大型魚の不意をつく強烈なランに対しても瞬時に反応し、ラインブレイクを防いでくれる性能となります。
また、すべてのパーツが金属製であることも注目! 従来のカーボンワッシャーのドラグ機構では、ファイトが長時間つづくと、摩耗や破損、高熱によるドラグ力の低下、カーボンワッシャーの固着、焼き付きなど、様々な現象が発生する恐れがありました。しかし、「DRD」ではすべてのパーツを金属で構成することにより、耐久性が大幅にアップ。カーボンワッシャーのドラグ機構に対して、5倍以上の耐久性を記録しているとのこと。
抜けの良いキャストフィールを実現した「LC-ABS SW」
そしてさらに注目が、「LC-ABS SW」の搭載。
前モデルでは、スプールリング形状を最適化することで、スムーズなラインの放出を実現する「LC-ABS」が採用されていました。しかし今作ではさらに遠投性能に磨きをかけ、「LC-ABS SW」を新たに開発。
スプール巻糸部上側面に、スプールリングに向かう二段テーパー形状を採用しており、深い径から放出されたラインとの摩擦抵抗が軽減され、抜けの良いキャストフィールを実現。キャスト後半の放出性能がさらに向上しており、特にキャストによる巻糸径の変化が大きい太糸使用時においては、約2%飛距離がUPしています。遠くに飛ばしたいというアングラーの願いを実現した新機構となります。
その他、ビッグゲームのフィールドは、波かぶりや潮風により、塩分を含む水の浸入リスクも極めて高いため、ラインローラー部・ピニオン部・ハンドル軸部の回転部3箇所にマグシールドを実装。
大型スピニングリールでは唯一の完全防水仕様となります。
以上のように、各部が大幅に進化を遂げた「25ソルティガ」。
テクノロジーの詳細は特設ページもしくは、公式のYouTubeチャンネルでも公開されています。
2025年の新製品の中でも最も注目すべきアイテムの一つといえるでしょう。2025年1月開催の「釣りフェスティバル2025in横浜」でも展示となるので、ぜひチェックしてみてください。
出典:YouTubeチャンネル「DAIWA JAPAN」詳細ページ