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初場所「近藤沼」にて初冬に釣る

寄稿:大野 雄一(ゆっち)
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こんにちは、ゆっちです。

前から名前は知っているけど行った事がない。なんとなく行く機会がなかった。そんなフィールドってありますよね。僕はたくさんあります。

今回はそんなフィールドの1つで、SNSを中心によく見かける群馬県の館林市にある「近藤沼」に行ってきました。

今回もInstagramのリール動画と合わせて見ていただければと思います。

 

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大野 雄一(ゆっち)(Oono Yuichi) プロフィール

バスをメインに、クロダイなどライトソルトゲームからオフショアジギングなど様々な釣りを楽しむマルチアングラー。

初場所「近藤沼」

さて、3つの沼が横並びで繋がっている「近藤沼」。実際に行ってみると、こんな感じのフィールドです。

まずは西沼。

そして、中沼。

そして、東沼。

見ての通り、予想以上に広く、足場が良いです。

水深は基本浅め。沼の真ん中(沖)はそこそこ深めで、底は泥質。所々に水草が生えていて、関東のフィールドではお馴染みの葦も。

ベジテーションが豊富という事もあって水質は比較的クリア。

「沼」というより「池」という印象です。でも沼。(笑)…ところで沼と池の違いって???

駐車スペースもそれぞれにあり。

緊急時!…に助かるトイレもあり。

そして喫煙所も。

平日にもかかわらず早朝からアングラーさんがあちらこちらに。遊魚料は1日500円。コンビニや券売機での購入ではなく、漁協の方が周って来てくれるのでその時に支払うシステムなので、釣り道具にプラスでポケットに500円は必須ですね。ハマったら、8000円で年パスも。

桟橋も所々にあって、漁業組合の公式アナウンスによると桟橋での釣りはOK!

いかにもバスが居そうな雰囲気。沖の「何か!?」も狙いやすそうですね。

ただ、この桟橋…

片足を乗せただけでもかなり揺れます。ギシギシと音も激しく鳴ります。バス釣りをしても大丈夫なのですが、ヘラブナ釣りの方が多くいらっしゃるので、まぁなんというか…そこは様子を見つつって感じですかね。

ヘラ台も所々たくさんあって。

バスを含む生き物が身を潜める場所も多く、アングラー的には狙う場所もたくさんあって「すごく良いフィールド」という印象です。

いざ実釣開始!

さて、やっと釣りをしますよ!今回、持ってきたルアーはこんな感じ。

初場所でもトップで釣りたいから「YABAI CHUPPA」。いつでもどこでも一緒の「MDZ」と小型のスピナーベイト「YABAI SPIN」。そして葦やブッシュなどカバーも多いので「ウキタヌキ」というセレクト。

トップウォーター好きとしては、寒くてもトップで釣りたいのでお馴染みの「YABAI CHUPPA」で始めますが、反応もなければ水面にガボッ!と出る雰囲気もなし。

それでもトップで釣りたいからやり続けるも魚からの応答は得られず、そうこうしているうちに陽が上りさらにトップ感がなくなってきたのでカバー狙いへ。

というのも足元にバッタを発見しまして…。

気温は低い。でも水の中に手を入れた感じだと水温はそこまで低くもなさそう。水生植物も枯れてきてはいるけどまだ青く、カエルやエビは目視では確認できないけれどバッタがいる。

「水面いけんじゃね?(笑)」って事でカバーに「2.5”ウキタヌキ」。

ご覧の通りラバー付きです。

付ける理由はオープンエリアで使う時や、ポッパーの様に狭い場所で移動距離を抑えて使いたいなどなど。ここで面白かったのがiPhoneの写真アプリからライブラリ内のこれは何?的な機能で画像サーチをすると…

iOS的にこの被写体はどうやら「虫」と認識しているようです。

なので「虫」にもなるだろうと無理やり納得して、足元のカバーに落として水に落ちたバッタをイメージしながらアクションをさせると…近藤沼初フィッシュ!

続いて、今度は葦の上からアプローチをします。

「落ちてきた生き物!」が水面でバタバタ暴れているイメージで。

当然2.5”ウキタヌキは沈みませんから、とにかく水面をバタバタ暴れさせるというのを意識しながらランダムに落としては、誘って、また落として。

そんなアクションを繰り返していると…今日イチ!

押さえ込み系のバイトでした。

これまでで二匹を釣って感じたのは、YABAI CHUPPAのように移動する物へは追いかける気はないけど、テリトリー内で一点で動いている物なら水面でも反応するのかなって。ただ、ガボ!とかジョボ!とか、水面が割れる音がすることは無かったので、トップの季節もそろそろ終わりかと…しみじみ。

とは言え、足元で見つけたバッタがヒントになったのは間違いないですし、何より初場所で釣れたのが良かったです。シンプルに嬉しいですね。

そんな調子でカバーや葦を見つけては同じようにアプローチをしていくと…

サイズはさておき、釣れる。

釣れる。

釣れる。

2.5”ウキタヌキタックル

ベイト:YABAI BRAND 2.5”UKITANUKI(#182:アンバーハニーコパーフレーク/#169:チャートチャート&ライムフレーク)
フック:Gary YAMAMOTO SUGOI HOOK 1/0
ロッド:スピニングロッド 6ft8inch ML
リール:スピニングリール3000番ハイギア
ライン:PE1.2号
ショックリーダー:ナイロン10lb

ヨコの動きで様子を見ると

こんな感じで釣れるのね!となんとなく納得したので、次は沈めた横の動きはどうなんだろ?ということで「YABAI SPIN 1/4oz」。

ボロボロです。写真で改めて見るとスカートも半分くらい無くなっていますね。なぜボロボロなのかはネタバレになってしまうので控えます←もうわかりますよね(笑)

このYABAI SPINはノーマルだとウイローリーフのブレードが付いていますが3番のコロラドブレードに変えています。理由は、強波動にしたいからで、ルアーの存在感やアピール力を高めたいというのが一番です。

コロラドブレードにする事で、フォールさせた時もブレードが動き続けることができたり、巻いている時の振動がしっかりと伝わってくるのでわかりやすい。加えて振動が強くなるということはルアー自体のバイブレーションも強くなるので変えています。

ただ、それを嫌がる時もあるのでその時はノーマルのまま使うのがいいですね。プライヤーでかんたんに交換をすることができますのでノーマルとコロラドブレードを装着させた二種類のYABAI SPINを持っておくと状況に合わせたルアーセレクトができるのでよりバスフィッシングを楽しめると思います。

左がコロラドブレードに変更したYABAI SPINで、右がノーマルのYABAI SPIN。

大きさを比較するために通常のスピナーベイトと並べてみるとこんな感じ。

上がGary YAMAMOTO Pro Series Spinner Bait 3/8ozで、下がYABAI SPIN。YABAI SPINがコンパクトなのがわかると思います。

さて、このYABAI SPINを護岸沿いや葦際、沖に遠投して底まで沈めてゆっくり巻いたり、沖の表層付近を早巻きしたりと色々やってみますが反応はなく、たくさん設置されているヘラ台の際を丁寧にトレースすると…

ほほー、なーるほど。タイトに通すと飛び出してバイトしてくるのね!

サイズアップを目指して同じ様に別のヘラ台の際を引いてくると…

2cmくらいサイズアップ(笑) さらに…。

基本は投げて巻くだけ。

丁寧にタイトにルアーを通す!というのが大事なようです。サイズは小さめだけども、そこはやはりブラックバスらしく、なんらかの障害物に寄り添っているんだなぁと感じました。

YABAI SPINタックル

ベイト:YABAI BRAND YABAI SPIN(#2:チャートオレンジベリーグリーンバック/#6:オイカワ)
ロッド:ベイトキャスティングロッド 6ft3inch ML
リール:ハイギアベイトフィネスリール
ライン:フロロ8lb

まとめ

カバーや葦の中はウキタヌキで、ヘラ台や障害物周りはYABAI SPINで試してみてください!

…と書いて終わりにしたいところですが、先日冬を告げる木枯らし1号が吹きました。もしかしたら状況は変わってしまっているかもしれませんが、来年に向けてこの記事と共に色んなことを想像しながらこれから迎える冬を過ごしてみるのもバスフィッシングの楽しみの一つなのかなと思います。

個人的に来年はポストスポーンが終わってアフタースポーンの頃にまた近藤沼に来てみようかなと。それと近藤沼から近い「城沼」や「多々良沼」なんかも行ってみたいですね!

最後までありがとうございました。またお会いしましょう。

ゲーリーインターナショナル (Gary International)

トップアングラーとして知られる河辺裕和が代表をつとめる米国・アリゾナ州に本社を置くゲーリーヤマモトカスタムベイツの日本支社。ゲーリーグラブやカットテールワーム、ヤマセンコーなど超ロングラン人気を誇るGaryYAMAMOTOワームなどを中心に扱っているほか、YABIA BRANDなどで独自のアイテムも人気を集めている。
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