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陸っぱりアングラーへ送る“タイラバの魅力”

寄稿:山本 樹
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こんにちは! ルアーニュースR編集部の“いつき(インスタ)”です!

やってみないと分からない。

体験して初めて気付くことがある。

釣りにも通じる部分があるなと。アングラーそれぞれに得意とするルアーゲームがあると思いますが、他にも楽しい釣りが沢山あるということを発信するため、または僕自身のスキルUPの為、今年から始めたルアーニュースR「入門(特集)」の対象魚を全部釣る「編集部の休日」という企画。もっと手軽・気軽に様々なルアーゲームをはじめるキッカケになってもらえればと、僕発信のコンテンツを今年から配信しています。

【検証】ルアーニュースRの「特集」対象魚を1年で全て釣る

僕自身、普段はバス、アジ・メバル、チヌ、ロックフィッシュなど、ショアの釣りが中心ですが、この企画を始めたことで、経験の少ないオフショアルアーゲームにも挑戦する機会が増えました。その中で気づいたこと…それは“普段やらない釣りに挑戦する楽しさ”。中でもそう思わせてくれたルアーゲームの1つに“タイラバ”があります。

【編集部の休日#17】初の明石エリア“タイラバ釣行”

ことの始まりはこちらの釣行。

ほとんど初めてだったにも関わらず、タイラバ激戦区であり難易度の高い明石エリアで、“田邊義雄”さんのレクチャーのおかげもあり、5尾のマダイをキャッチすることができました。とても楽しい釣行となり、その後はタイラバへ行きたい病に(笑)。

さて、先日、同じく“田邊義雄”さんと、ジャッカルスタッフの方々にお誘いいただき、再び明石エリアに挑んできました。今回は、その様子とハマりたての僕が思う、タイラバの魅力も合わせてレポート! ぜひ多くの方に魅力が届くことを願っています。

いつき(山本樹)(Itsuki Yamamoto) プロフィール

ロケ現場で「しつこい!」と言われるほど、撮れ高に固執する粘着系編集部員。バスフィッシング、アジ・メバ、チニング、ロックフィッシュ、タチウオ、ショアジギングなど、旬な釣りモノを節操なく釣り歩く編集部きってのミーハーアングラー。釣り歴は16年で、最近まで誰も所持していることを知らなかった「フィッシングインストラクター」の資格を振りかざし、今日も釣れる魚を求めてどこかのフィールドへ!

今回も心強い、あの遊漁船にお邪魔しました

今回もお邪魔しました兵庫県・垂水漁港「sacodo(さこど)」さん。

タイラバをこれから始めてみようという方にも超オススメな船。狙い方や釣り方、マダイの反応するレンジなど、細かく丁寧に教えてくれます。氷もあり、マダイを持ち帰る際の処理も超丁寧。ブランドとして名高い明石のマダイを、美味しい状態で持ち帰ることができます。また、公式HPにも、釣行に関する知りたい情報が色々記載されています。分からないことは、予約時に問い合わせてみてもイイと思いますよ。

余談ですが、タイラバをはじめオフショアルアーゲームで船を予約する時、僕がチェックする項目は以下の通り。ぜひ参考にしてもらえればと。あくまでザッと挙げてみただけなので、他にも追加項目があればそちらも合わせて確認してみてください。

予約時に知っておきたい項目

・乗船料金

・集合場所・時間&出船時間

・乗船までの段取り

・釣り終了時間&帰着時間

・釣りをする場所の状況(水深、潮流、ボトムの地形)

・最近の状況(釣れ具合、ベイトの種類、当たりルアーなど)

・必要ウエイト、釣れているカラーやルアーなど…

・氷の有無

公式HPを確認し、上記項目で記載がない部分だけを聞くようにしています。

当日の様子について

当日はロング便? 夕方まで1日タイラバを満喫しました。

当日の状況として、AM6時出船でAM9時半が潮止まり。潮止まりまでの間と昼過ぎ以降までは、潮も緩くポツポツと釣れる状況でしたが、丁度夕方の転流後、潮の流れが速くなってきたタイミングで、アタリも増えはじめて結果9枚。

釣座は艫(トモ)。

ボトムから3回転で、違和感がなければ落とし直して何かが触ったような感覚があれば、そのままデッドスローを保ち、10回転程巻き続けるアプローチで、上手く釣れてくれました。ベタ底ではあるものの、良型の個体は若干浮いていることにも途中気付き、デッドスローは替えず、巻き回数を増やすことでサイズUPにも成功。

潮先と潮下両方で釣りをしましたが、コンスタントにキャッチできました。ラインが船の下に入っていく状況では、1投の中でスローに数回巻いて落とすをひたすら繰り返し、潮に同調させるようにリトリーブ、一方ラインが出ていく状況では、バーチカルと同じレンジ感とスピードを維持するために、巻き速度と巻き回数を若干上げてリトリーブ。コレが正解なのかは分かりませんが、自分なりにやってみました(笑)。

因みに田邊義雄さんは竿頭10枚/本当に凄い…。

 

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タイラバをただ楽しむだけなら装備も手軽

こう聞くと難しそうに思えますが、船長がアナウンスで反応レンジやボトムの地形などを教えてくれるので、指示に従いながら狙うだけ。また、難しいアクションも必要とせず“タダ巻き”のみ。また、タイラバってネクタイやヘッドのセレクトが超シビアで「沢山準備しなければ…」って思われガチですが、当日僕が用意したヘッドは60gと80gの2種類。コレを潮の速さと水深に応じて、ボトムの取りやすい方を選ぶのみ。

念のためロストのことを考慮して、カラーはオレンジ系と無塗装の物をそれぞれ2つずつ用意しましたが、当日はロストゼロ。ネクタイに関しては、写真を見てお分かりいただける通り、1色だけを使い続けました(笑)。

カラーは必ず関係あると思っています。

当日、たまたまこのような釣りで釣果が出せたのかもしれません。周囲よりも沢山釣りたい、竿頭を狙っているなど…数に拘る場合、または低活性時など、ヘッドの重さや色、ネクタイカラーや形状などのセレクトがシビアになってくると思います。ただ、マダイを釣るということに関しては、少ない装備で全然遊べると思います。引き出しが多いに越したことはありませんが、タイラバを一度楽しんでみたい、マダイを釣ってみたい…という場合は、今回のような僕の装備でも良いと思います。

揃えるまで出費が多くて大変ですが、実際根掛かりも少なくて、使う物もタイラバ1つ。揃えてしまえば補充する物もそう多くはないハズ。もし「あのカラーが、この重さが、フックが…」なんて言うようになれば、タイラバにハマってしまって数を求めている証拠…うん、一番良いこと(笑)。拘るようになったとしても、ネクタイ1本付けのセッティンングが近年主流だと言われていたり、ヘッドカラーも当然拘るべきだと思いますが、拘ることなく1色だけを使っている方も居ます。

そう考えると、意外とシンプルになってきているなと。

ショアの場合、魚の居場所から探すことが多いですよね。また、ジャンルによっては揃えるルアーの種類も多かったり…当然超楽しくてコレこそ醍醐味だと思っています。ただ、魚との遭遇率だけで言えば、オフショアだと、常に魚の居る所へ案内してくれる。ショアでは中々釣れない魚種が沢山釣れる。

そう考えるとタイラバ、またはオフショアの釣り全般アリだと思いませんか?

タックルに関して

文頭に添付させていただいている、前回釣行記事をご覧の方は既にお分かりだと思いますが、タックルに関しても全然代用でOKです。

普段はライトジギングロッドでやっています。早く専用ロッドを入手しないと…

今回の釣行では、タイラバタックルをお借りして楽しんでみましたが、やはり感知できる水中の情報量は全然違います。なので、凄く欲しいなと(笑)。

でも、イカメタルロッドやティップランロッド、ライトジギングロッド、一つテンヤロッドなどでも、全然釣りはできると思うので、専用ロッドをお持ちでなければ、ぜひ代用ロッドでチャレンジしてみてください! 因みに今回の釣行で使用したタックルデータ及び、ルアーデータも以下に記載しています。ぜひ参考にしてみてください。

タックルデータ

ロッド:ビンビンスティック シュプリーム(BSP-C68SUL)【ジャッカル】

リール:19バルケッタ プレミアム151DH【シマノ】

ライン:シーガー PEX8(0.6号)

リーダー:シーガー グランドマックス2.5号【クレハ合繊】

ルアー:TGビンビンスイッチ(80g)、TGビンビン玉スライド雷流ヘッド NEO(60g )、ビンビンスイッチT+ネクタイ マスターカーリー【ジャッカル】

僕個人が思う、タイラバゲームの魅力を釣行日の模様に沿って色々お伝えしました。結局伝えたいこととしては、普段軸にしている釣り以外に、色んなルアーゲームを手軽・気軽にチャレンジしていただきたいということ。「専用の物がない…」って思うことも、手持ちの道具でチャレンジしてからでもイイと思います。

やってみないと分からない。体験して初めて気付くことがある”。

ぜひ、色んな釣りに挑戦して、スキルUPを目指してみてください!

 

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