タイラバと一つテンヤ。
誘い方も違えば、前者は疑似餌で後者はエサ釣り。ただ、どちらも元をたどれば、漁師が使用していた漁具であり、長い歴史を誇るマダイを釣る為の釣法。それぞれにマダイを寄せ付けるメリットがある訳で「これらの利点を掛け合わすとどうなるのか?」というアイデアを元に生まれたハイブリッド系。その名も“海老ラバ”…試しましたか?
海老ラバ【REAL FISHER】
タイラバ×テンヤ。
エビの形をしたタイラバ、単体でもエサ装着でも使える。
さて、今回紹介させていただくのが「海老ラバ」というアイテム。“海老で鯛を釣る”がキャッチフレーズになっている通り、正にその通りと言えるリアル形状。佐賀県・伊万里市(いまりし)の久原港(くばらこう)を拠点とする、遊漁船ルアーブランド「REAL FISHER」(インスタ)が今年2024年の春にリリースさせたアイテム。最大の特長は“エビに似たリアル形状で、タイラバ&一つテンヤ両方に対応する”という点。
REAL FISHER公式「海老ラバ」詳細ページはこちら
ハイブリッド釣法が人気の兆し
海老で鯛を釣る“一つテンヤ”。
古くから親しまれている釣りなだけあり、釣果も凄まじく、九州では10年ほど前に、お客様が遊び感覚でタイラバにエビを付けて釣りをしたトコロ、あまりにも釣れたことをキッカケに各地の遊漁船でその釣りが定着。本当は一つテンヤのように、生きエビを装着することで、より良い釣果が見込めますが、手軽さも考慮して冷凍エビを使われる方が多いと言われています。その後、一部のお客様がイソメを装着したトコロ、これがまた爆釣を生み、最近は海老とイソメの2軸に。
特にこれから冬へ向かうシーズンは、釣果も徐々に落ちはじめ、よりエサを付けるハイブリッド釣法が活きてくる季節。「海老ラバ」はエサを付けることを考慮して、ボディ&スカートを設計。より釣果UPが期待できるアイテムになっています。
動きはボトムを這うエビそのもの
続いては気になる動きについて。
簡潔に言えば“ボトムを這うエビ”。
本物感を演出させるため、あえて動き過ぎないようにセッティングされており、ラバー&ネクタイは僅かな水流でもユラユラと漂う。まさにこの動きがマダイをを狂わせる。
元祖遊動式タイラバの生みの親「ガイドサービス セブン」のセブン/ジャンプパーツを採用
特徴的な形なので、フッキング面が気になるトコロですが、コレだと問題なさそう。
元祖遊動式タイラバの開発者“宮崎 晃”さんが船長を務める福岡県・小倉港を拠点とする遊漁船「ガイドサービス セブン」プロデュースの3本針仕様のパーツ“セブン/ジャンプパーツ”が標準装備の“段差孫針”仕様。こちらは“バラシが少なく超掛かる”が特長。
フックも超強靭でマダイのほか、大型青物や根魚とのやり取りも安心。活き海老、冷凍エビ、イソメ系、ワームなどを付けてもホールド性バツグン。
また、同パーツが採用されていて、ネクタイ形状の異なる「烏賊ラバ」のラバーフックも装着可能! 以下に詳しい使い分け方を紹介した記事も添付しておりますので、そちらもぜひチェックしてみてください!
使い方はタダ巻き
基本操作は“タダ巻き”。
着底させて巻き上げて落としたり、ズル引いたり? 海老ソックリな全体的なシルエットと、ボリューミーなラバーによってマダイを魅了。自らあえてアクションを入れず、シンプルにタダ巻きするだけで、シッカリ誘い出してくれますよ。
全6色展開
カラーは全6色展開になります。
海老ソックリなリアル系をはじめ、定番色のアカキン&ミドキン、フラッシング効果も期待できる、フルシルバーなど…実績カラーが勢揃い。全カラー共通して腹グロー&ケイムラ仕様ですが、特にケイムラが強く施されている、“フルシルバー”、“ケイムラアカエビ”、“ケイムラクルマエビ”の3色にも注目です!
一つテンヤから着想を得て、九州で普及しつつあるハイブリッド釣法に対応した「海老ラバ」。まだ試していない方はぜひ。
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