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ベイトフィネス新スプールを実践投入【自重8.8g、海水でも使える新型マグネシウムスプールの実力は?】

連載:トモ清水「ガッ釣りソルト」
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WEB連載「トモ清水のガッ釣りソルト」第228回
ベイトフィネス新スプールを実践投入【自重8.8g、海水でも使える新型マグネシウムスプールの実力は?】

こんにちは!トモ清水です。最近は忙しく、今は日本最北端の村で、この原稿を書いています。北海道は2週間の滞在期間を予定していて、前半はトラウト狙いのガッ釣りフレッシュ、後半の少しはロックフィッシュを狙うという計画。
ということで、今回は前半のトラウト釣果を今回はレポートしたいと思います。

トモ清水(Shimizu Tomo) プロフィール

20年以上ロッド開発者として釣り具業界に携わるスーパーマルチアングラー。ロッド開発を手掛けたブランドは、国内、海外、自社、OEM問わず、20社にも及ぶ。現場主義、実績主義をモットーに全国各地、世界各地、釣りに飛び回るガッつり系。常に自然と魚をリスペクトし、次世代の楽しいものづくりに挑戦し続け、世界トップクラスのロッド開発者を目指す。1977年9月生まれ。本名は清水智一(しみず・ともかず)

海でも使えるマグネシウム素材の超軽量スプール

少し前に発売されたばかりのZENON用のNEWスプール「Abu works ZENON Mg BF Spool」。

このスプールは開発段階から使わせてもらい、軽量ルアーを扱うベイトフィネスにおいて、ソルトでもフレッシュでもかなりの武器になるので、購入しました。

このスプールをZENON LTXに搭載すべく、これまた開発中のバークレイの新作ハイエンドライン1Lb.(0.4号)を巻いて、今回の北海道釣行のために準備しました。

この新しいMgスプールの自重はなんと8.8gと超絶に軽量

もともとLTXに搭載されている超々ジュラルミン製スプールは約12.0gと、ただでさえ超軽いのですが、新しいMgスプールは8.8gと、ナント27%も軽くなっています。

これで慣性モーメントをさらに抑え、回転力が上がるので、より軽量なルアーを遠くに飛ばすことも可能だし、ストレスなく軽量のルアーをフリーフォールさせることが可能です。

ただ回転が上がるので、慣れるまで多少バックラッシュしやすいので、ブレーキの調整とキャストのコツが必要となってきます。

これまで無理とされていた海水での使用が可能なマグネシウムスプールが完成

あとこのスプールの凄いのは、今まで無理とされていたマグネシウム素材での海水での使用。マグネシウム素材は塩分に弱く、通常では腐食するので使い物になりません。そこでアブガルシアの独自特許製法技術で、海水でも使えるマグネシウムスプールが完成しました。

今後、ソルトのベイトフィネスシーンでも武器になるのは間違いありません。

まずはリバーで大型レインボー狙い

さて、実釣に話を戻すと、まずはリバーで大型レインボー狙いを楽しみました!
川の流れの強いところで掛けるニジマスはスリリングそのもの。流れに乗ってかなり走るため、管理釣り場のニジマスより相当引きます!

しかも簡単ではなく、倒木やオーバーハングした木の下などピンスポットを狙い撃ちするので、ゲーム性がハンパなく高い。

プロトのスピニングロッドも試します!
ミノーのプラッギングで、テンポよくポイントを狙っていくと、アベレージサイズ45cmのレインボーが遊んでくれました!

 

続いて湖でのトラウト

さすが北海道、野生のシカやキツネはどこでも見られます。ただヒグマは遭遇したくないですね。鈴と熊退治スプレーと爆竹を用意しました(笑)。

リバーに続いて、湖でのアメマスを狙うことに!
リールの番手はZENONの3000番。これにナノフィル0.7号に6Lb.のリーダー。
リーダーは、バークレイから今年発売されたばかりのショックリーダー専用ライン。

コンパクトなスプールサイズで、このようにコンパクトに収納して持ち運びが出来るので便利。リールケースは、アブのマルチクールバックを愛用。

商品ページはこちら

釣りの方の結果は、アメマスは主にミノーの表層トゥイッチで、MAX50cmで数釣りが楽しめました。やっぱり北海道、魚影が濃い!

湖を変えて、この季節にしか出会えない婚姻色の出たヒメマス狙い

続いて湖を変えて、この季節にしか出会えない婚姻色の出たヒメマス狙い。小型のスプーンのタダ巻きが基本。

今年もベイトフィネススタイルで、綺麗なヒメマスがメス、オス共に釣れました♪
新しいマグネシウム素材のスプールは遠投できるので武器です。

 

続いて渓流!

続いて渓流での釣り!
川もいろいろな場所をランガンして、北海道の固有種カラフトイワナとも呼ばれるオショロコマ狙いや、ヤマメを渓流ベイトフィネススタイルで狙っていきます。
釣れる川と釣れない川がハッキリとしているので、まずは足で魚の濃い場所を探していくのが釣果を伸ばしていくコツになります。

ベイトフィネスのキャストアキュラシーと手返しの良さをフルに活用しながら、魚を探していく積極的なルアーゲーム。

いろんなシチュエーションで新しいスプールを使ったベイトフィネスの釣りを愉しめました!
かなり快適な進化したベイトフィネスが楽しめるので、ぜひ体験してもらいたいです!

アブガルシア公式「Abu works ZENON Mg BF Spool」詳細ページはこちら

今回掲載した写真以外にもたくさん魚に出会えた今回の釣行。
まだまだ北海道釣行は続きます。

トモ清水でした!
See you next time!

リアルタイムでの情報は、トモ清水のインスタで~

 

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トモ清水「ガッ釣りソルト」