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釣れる人と釣れない人の「差」とは?

連載:ガイド前田「琵琶湖デカバス大追跡」
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前田純(ガイド前田)(Maeda Jun) プロフィール

マザーレイクでドデスカンサイズを追い求める、ガイド前田の愛称で親しまれる超ベテランガイド。スポンサーはデプス、ダイワ、次元、ハヤブサ、レインズ、ホンデックスなど。愛知出身・滋賀在住。

釣れる人と釣れない人の差

みなさんどーも、ガイド前田です。ビシバシ釣っちゃってますか?

琵琶湖を離れて海での生活も1ヶ月半以上が経ちました。

アオリイカのサイズもどんどん大きくなっていて、早く産まれた個体は1キロを十分に上回って来ています。暑くもなく寒くもなく、快適な気温で気持ちの良い季節!ティップランエギングにも最高の季節真っ只中です!

初心者さんが釣り勝つ?

例によって、釣る人と釣れない人で差が出るティップランエギング。

お越しいただくゲストさんたちを見ていて興味深いところがあります。それは、経験者さん(※上級者ではない)と初心者さんの場合、初心者さんの方が釣り勝ってしまうことが多々あるってところ。最近の状況や傾向から、その日のシャクり方や止める時間を説明させてもらって釣りをしてもらうのですが、どうしても経験者(特に中級者)さんは“その人なりのクセ”が勝ってしまうことが多いのが原因の1つだと考えられます。

具体的に説明すると。強くシャクるのか、優しくシャクるのか、ストロークを長く大きくシャクるのか、巻きジャクりみたいに短くシャクるのか。また、エギを安定させる時にロッドを止めるのか、サビくのか…といったことなどで、どうしても人それぞれのクセが出てしまうということ。言い換えると、説明通りにやってくれないということ。

釣りたい釣り方(今回の場合はシャクり方やステイのさせ方)で楽しむのもOKだし、使いたい釣り・道具で釣るのも釣りの楽しみの1つなので、個人個人で自由に楽しめればOKなのですが、やっぱり釣りなので釣りたいですよね!それには釣ってる人の釣りを見せてもらったり、船頭さんに聞いたりするのがイチバンです。

逆に上級者の方は色々な状況に対応して調整ができるので、結果的にはやはりたくさん釣ってもらえています。

タックルのこと

それからタックル選びも釣りの楽しみの1つですよね!軟らかめのロッドが好みの人がいれば、硬めのロッドが好きな人もいると思います。また、長めのロッドが好きな人がいれば、短めが好きな人もいます。

リールのギヤ比も同じ。ローギアが好きな人もいれば、ハイギヤが好きな人もいます。

これらもモチロン人それぞれお好みで構わないのですが、1つだけアドバイスさせてもらうと…「その人にあったリールのギア比がある」ということ。

ローギアを使っていて上手くシャクれない人がハイギヤのリールにしたら上手くシャクれるようになったり、その逆も然り。ロッドの長さだけでなく、ロッドのシャクり幅でも巻き取るラインの量が変わるので、自分のシャクリ方にあったギア比を選ぶのも上達への第1歩です。

実は釣り全般に言えること

これらのことは、今回書いているティップランエギングだけではなく“釣り全般に言えること”

例えば、2人でバス釣りをしていて2人共Bカスタムの5/8オンスを巻いているとします。片方の人ばかりに釣れて、もう片方の人にはアタリすらない。でも、その釣れない方の人に3/4オンスにチェンジしてもらったら同じように釣れる…みたいな感じ。

これは実際に私のガイドで何度も経験していること。なので、みなさんも自分のリズムや使い方にあったリールのギア比を選ぶのが大切ってことですね!

ってことで、人間的にもどんな釣りにも気持ちの良い季節。短い秋ですがみなさんもいろんな釣りを楽しんじゃってくださいね~!

ではまた!