カマスって面白い
カマス釣りが面白い。それもソフトベイトで狙ってみれば、エントリーは簡単、そうでありながら奥が深い。手軽であり、ついつい夢中になってしまう。
写真は新保明弘(しんぽ・あきひろ)さん。ひょんなことから〝ソフトベイトDEカマスゲーム〟にご一緒させてもらうと、これは中毒性があるぞ…と感じさせられた。
使用ルアーは、ジグヘッドリグ。ソフトベイトにグラスミノーのSおよびM(エコギア)をセレクト。超定番の実績アイテムだ。ちなみにそのグラスミノーS&Mには、おあつらえ向きの「カマスセレクト」の3色が追加されたばかりだ。
・551 ラッシュブルーピンクUV
・552 ラッシュチャートグロウ(夜光)
・553 ラッシュオレンジグロウ(夜光)
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基本は巻くだけでOKな手軽さがイイ
この釣り、まず何より釣りがシンプルなのが魅力。どの層を泳いでいるかがキーにはなるのでレンジを探る必要性はあるものの、ジグヘッドリグをキャストし任意のレンジを巻くだけ。これが王道にして最も釣れる方法。
投げて巻くだけでイイ…というより、投げて巻くだけがイイのです。多少のアクションを入れたりすることも、もちろんある。けれどそれは限定的で、どちらかといえば巻きでどうしても反応がない場合にはアクションを付けてみましょう…というところ。
やる気スイッチが入り切らない時こそ
もう一点、ソフトベイトによるカマスゲームのメリットは、時合から外れた時間の優位性。
カマスは時合でバタバタとラッシュで釣れた後、居るけど食わない(バイトはあるが掛かり切らない)ということがよく起こるんだそうな。
時合ではメタル系ルアーやプラグなどで手返しよく釣るのはもちろんあり。効率的だ。問題は、そうしたショートバイトは出るけれど掛からない時。スイッチが入り切らない時間帯。
いわゆるハードルアーでは、初期バイトで硬さを感じると違和感を覚えるのか、バイトが長続きしない傾向を新保さんは感じているんだそうな。
そのソフトなマテリアルからか、セカンドバイト、サードバイトと続くことが多いのがグラスミノーのメリット。つまり、派手なバイトが続く時間帯以外にも楽しみやすいそうなのだ。
なぜグラスミノーなのか?
ではなぜグラスミノーなのか? グラスミノーを推す理由は、実際に数多くのカマスを釣ってきたという実績に他ならないんだけれど、ひとつはグラスミノーが持つシャッドテールのアピール。極めてベイトフィッシュライクな程よいバイブレーションによる波動がカマスには超実績アリなんだとか。
また、もうひとつがラメの量と硬さのバランス。グラスミノーには非常に豊富なカラーラインナップが存在する。カラーの中に、ラメを多く含んだ色も多いのだが、このラメによるキラメキがカマスにはグッド。
フラッシングという面ではもちろん、カマスは一尾がヒットし暴れる際にウロコが落ちたりきらめいたりし、それに他のカマスも反応するのではないか…と新保さん。ラメ量の多いカラー豊富なグラスミノーが適しているのはそんな理由もあるそうだ。
ただし、ラメを含み過ぎるとマテリアルが柔かくなり過ぎてしまう。ある程度の耐久性と程よい柔らかさを兼備し、なおかつラメ量の多いカラー豊富なグラスミノーはカマスにドンピシャ。
また、カマスゲームは活性が下がった時ほど試し甲斐があってゲーム性が高い…とも。そんな時にはクリア系であったりグロウ系であったりと試せるカラーバリエーションの豊富さが、シンプルにアドバンテージになるという。
さらにグラスミノーにはサイズ展開があり(SS・S・M・L)、カマスゲームにはS&Mがマッチするが、ベースとしてはMをセレクトし、そうしたタフな時間帯になった時にはSをセレクトすると再びバイトが顕著に出る場合もあるという。
秋のカマスゲーム。この模様は近日実釣動画でも配信予定だが、周囲でちょっと勢いが落ちてきた時、実際にコンスタントに釣り続けてくれた新保さん。
もちろんレンジ、カラー、タダ巻き以外のちょっとしたアクションも加えながら。
エントリーは簡単、けれども奥深い。かといってもメチャ難しいかといえばそんなことはない。中毒性ありで夢中になってしまうカマスゲーム、この秋ぜひにチャレンジを!
エコギア公式「グラスミノー」詳細ページはこちら