みなさんこんにちは!ヤマガブランクス広報部です!
この9月にいよいよ発売となったエリアトラウト用ロッドシリーズ「ルーパスfor エリアトラウト」。そろそろお店に並び始めている頃だと思います。
とはいえ。ソルトロッドメインだったヤマガブランクスがエリアトラウトの世界に新規参入したわけですから、まだまだどんなロッドなのか皆さまに浸透するには時間はかかると思います。そこで今回は、できるだけシンプルに、使用感がダイレクトに伝わるよう「ルーパスfor エリアトラウト」を解説していきたいと思います。
明確なコンセプトモデルながら、共通するのはスムーズな曲がりを生み出すバットパワー
ルーパスforエリアトラウトは全5機種。エリアトラウトの基本であるスプーンやクランクベイトのただ巻き用リトリーブタイプ3機種、誘いのアクションでリアクションを誘発させたりボトムをトレースするモーションタイプ2機種で構成されています。
Lupus 511RF(フィネス)/マイクロスプーン&マイクロクランク対応モデル
Lupus 66RS(シャープネス)/クランクを主体のシャープモデル
Lupus 62MB (ボトムバウンシング)/ボトム攻略モデル
Lupus 60MTR (トゥイッチ&リトリーブ)/ミノーメインモデル
以上の5機種がラインナップ。この基本コンセプトだけではまだルーパスforエリアトラウトの本当の魅力は伝わらないと思います。
私達ヤマガブランクスがエリアトラウトロッドに求めたのは、例えフィネスモデルであろうとも、スムーズかつタメの効くブランクの曲がりと、50cmクラスの大物がヒットしても安心してファイトできる強靭なバットパワーです。
もちろん、エステルラインなどの感度重視のラインなどを使用するスタイルの場合、そこまでの粘りや強度は必要ないかもしれません。しかし、できるだけ幅広いルアーに対応するキャスト性能を持たせるためにも、キャスト時の反発力を増幅させる土台となるバットパワーは、ヤマガブランクスの生み出すブランクには欠かせない要素です。それがどんなに特殊なコンセプトを持ったロッドだとしても、コンパクトなフォームでスパッと投げることができ、よく飛ぶという性能は外せません。
よって、上記の基本コンセプトを持ちつつも、各機種がある程度の汎用性を有し、アングラーが自由に扱える懐の深さを持っているのも、ルーパスforエリアトラウトの大きな特徴と言えます。
使用感重視でオススメ機種を個別にピックアップ
ルーパスforエリアトラウトは、決して汎用性能を重視して開発したわけではなく、基本コンセプトをメインに設計されているのですが、曲がりとパワー、そしてキャスト性能も追求した結果として“汎用性能”がついてきたわけです。
これはライトゲーム用シリーズの「ブルーカレント」と同じ。例えば、ジグ単専用のロッドなのに、シーバスがヒットしてランディングまでできた!…等の要素は、ルーパスforエリアトラウトにもしっかり継承されています。エリアトラウトで言えばマイクロルアー用のタックルで50cmオーバーのトラウトをガンガン狙っていける感覚です。
そこで、ここからは使用して感じる感覚を重視してオススメ機種をピックアップしていきます!
ヤマガブランクスらしさを最も感じたいなら、繊細ながら強靭なバットパワーを持った「511RF」がオススメ!
シリーズ中で最も繊細なティップを有し、マイクロスプーン、マイクロクランクを使用した時のアワセ、ファイトといった流れをスムーズにこなしつつ、バット部にはしっかりパワーを入れたモデルです。ただ巻きだけでなくマイクロスプーンを表面張力で浮かせて漂わせたりと、選べるアピールの幅が極小まで広くできる上に、大型トラウトとのファイトはしっかり溜めが効く曲がりで、魚の走りを受け止めて浮かせることが可能です。繊細さとパワーの融合、高い汎用性、これぞヤマガブランクスのフィネスロッドという感覚を最も感じてもらえるモデルであり、非常に楽しいスーパーフィネス&マルチパーパスモデルと言えるでしょう。
一本で全てをこなしたいシンプルスタイルならば「61RM」一択です!
61RMは幅広いルアー、アクションに対応すべく、調子を整えたモデルであり、これ一本で小規模ポンドから大型ポンドまで楽しめる汎用性能を極めたモデルです。こだわったのはただ巻きからのアクション、デジ巻き、マジックジャーク等のアクションをシームレスにおこなえる操作性の気持ちよさです。マイクロルアーからやや大型のスプーンまでストレスなく使いこなせます。初心者にもオススメできますが、大規模ポンドのランガンスタイルや、初めていくポンドのパイロットロッドとしてもお役に立てる一本です。
シャープなキャストフィールでスパッと遠投したい!そんなレスポンスの良い広範囲攻略なら「66RS」がオススメ!
リトリーブタイプ3機種の中では最もハイパワーなモデルであり、クランクベイトを使用した際のフッキングをしっかり決めるためのシャープかつ高反発なティップを有したモデルです。そして、使っていて最も強く感じるのはシャープかつ高反発なブランクが生み出す軽快なキャストフィールと遠投性能です。とにかく気持ちよく遠投できるので、広範囲を探すスタイルには最高の相棒となってくれる一本です。
レスポンスよくボトムを攻略したいならば、専用設計の「62MB」が新たな可能性を切り拓く!…だけでなく、トッププラグのクィックな誘いも相性バツグン!
エリアトラウトにおいて各レンジ攻略は基礎中の基礎ですが、ボトム攻略は欠かせない要素です。62MBは、メタルバイブのリフトアンドフォールからズル引きまで、またディープダイバークランクのボトムノックからのズル引き、ハイフローティングタイプのデジ巻きもメリハリのあるアクションをレスポンスよく操作可能です。張りのあるティップ部はアクション時のバイトもしっかり決めやすく、ボトムでのヒットタイムにロスなくバイトを拾っていけます。また、そのティップの反発力を生かしてトッププラグの小刻みなアクションも得意とし、スラッグを少なくしつつアクションを繋げやすく、バイトもスパッをフッキングに持ち込みやすくなっています。
大型トラウト攻略に欠かせないミノーを極めるならば、ぜひ使って欲しい「60MTR」!
トウィッチアクションからハイフロートのストップ&ゴーまで自由自在!ミノーの連続アクションのキモとなるベリー部の残りが絶妙な60MTRは、大型トラウト類(ブラウン・イトウなど)をメインに狙うのに欠かせないモデル。トゥイッチなどの連続アクションのやりやすさはシリーズ随一であり、フローティングミノーをグリグリっと巻いて浮かすを繰り返すような強弱をつけた巻きの釣りにも相性バツグンです。大型の魚が入っているポンドでは必携の一本であり、硬い口へのフッキング、トルクのある魚に対するリフト力など、妥協なく調整されたモデルです。
ヤマガブランクスらしさ
以上が使用感にスポットを当てたオススメポイントですが、その中でもヤマガブランクスをらしさを体感しやすい基本モデルはフィネスモデル「511RF」とマルチパーパスモデル「61RM」になると思います。
そして、2本目を選ぶとすれば個性に合わせて選んでもらうと良いでしょう。遠投性能やシャープな使用感によるハイレスポンスなゲーム展開がお好みならば「66RS」、メタルバイブなどを使用したボトム攻略が多いならば「62MB」、色物など大型トラウトの多いポンドに行くことが多いのであれば「60MTR」といった感じです。
とはいえ、アベレージサイズのニジマスの数釣りも大型トラウト攻略も、狙い方はアングラー次第です。各アングラーのスタイルを自由に組み合わせ楽しむことを受け止めるためにも、ルーパスforエリアトラウトの全モデルに共通するキャスト性能とバットパワーは大きなアドバンテージになるはずです。
ヤマガブランクスらしさとは、結局のところ、アングラーの自由度を高めるためのロッド性能を求めることでもあります。その中で生まれたルーパスforエリアトラウトシリーズは、エリアトラウトの熟練者からビギナーまで、できるだけ多くのアングラーに体感して欲しいと思っています。
店頭で見つけたときは、ぜひ触ってみてください。
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