他(タ)を抜く、あるいはその信楽焼の置物が“前金”を意味するなど、縁起物としても重宝される狸/タヌキ。
ゲーリーのタヌキといえば、ご存知「ヤマタヌキ」シリーズ。オリジナルの「ヤマタヌキ」、一回り大きいデカタヌキこと「3.5”ヤマタヌキ」、そしてエラストマー素材採用で“浮く”「2.5″ウキタヌキ」。
今回新色が登場するのは、ウキウキ気分でご機嫌な「2.5″ウキタヌキ」。
3色の新色【#100 アメイロ #390 スカッパノン/ブルーフレーク #410 ヒウオ・シラウオ】
登場するのはこちらの3色。
#100 アメイロ、#390 スカッパノン/ブルーフレーク、#410 ヒウオ・シラウオ。
既存ラインナップとは似て非なる絶妙なバランスの色合い。それでいて、あれ?元々なかったっけ?と思わせるほどにしっくりきている。実釣面で言えばクリアウォーターからマッディ、ステイン系までいけそうなバーサタイルな3色。
ウキタヌキはこんなワームだ!
そもそもウキタヌキは水面をネチネチと誘える仕様で、素材はエラストマー。スキッピングでカバーの中に入れたり、エビや虫、ベイトフィッシュを水面で食っているバスへのアプローチとして活躍。
水面を駆けるタヌキ!
ロッドワークに機敏に反応し、その場でネチネチとテーブルターン! この時、テールがぶるんっと動き波動を発生させます。
出典:YouTubeチャンネル「GaryInternational」
ネチネチとした誘いはモチロン、速さで騙すのも大得意! 水面をエビや小魚が逃げるようなピピピッとしたアクションも再現可能!
全長65mm・自重約3.6gというスペックと、無駄なパーツがないボディによって、スキッピングも容易にこなし、カバーの奥の奥でクイックイッとバスにアピール。
誕生秘話
「2.5″UKITANUKI~ウキタヌキ~」が誕生したキッカケは、小森嗣彦さん。ヤマタヌキが完成した際に「これを浮かせたら面白いんじゃないの?」という一言から開発が始まったんだとか。
ヤマタヌキをそのままエラストマー化したわけではなく、「2.5″UKITANUKI~ウキタヌキ~」用に再設計。
ヘッドが少しだけ丸くなっており、抵抗を軽減。これにより水抜けが良くなり、水面をネチネチと誘うことが可能になっています。テールは、ヤマタヌキと比べ細くなっており、このパーツが程よく抵抗を起こし、操作感をアップさせてくれるんだとか。
実は、開発が始まった当時、ヤマタヌキをそのままエラストマー化させてみたんだそう。実釣に持ち込みテストを開始するも、なんと浮かない…。
様々な形状をテストしていく中で、ヤマタヌキのファーストプロトに目が留まり、エラストマー化。すると浮くようになり、そこから形状を煮詰め完成に至ったんだとか。
推奨セッティング
ゲーリーインターナショナルの総帥、河辺さんによれば、セッティングはPEライン0.8号~1.2号の直結。ロッドは飛距離が欲しいシーンでは、MLクラス。近場でキビキビ動かしたい時はMクラスがおすすめ。
出典:YouTubeチャンネル「GaryInternational」
そして推奨フックは、「SUGOI HOOK (スゴイフック)」の#1/0。
フッキング率をアップさせるために、できるだけボディ後方からフックが出るようにセッティングしましょう!
出典:YouTubeチャンネル「GaryInternational」
テールを切って使うのもモチロンあり! テールをカットするとより一点でネチネチと誘えるようになるそうで、スローな展開の時は試してみては?
他にも、ネイルシンカーを挿入してゆっくりと沈めるのも良さそうだし、フリーリグで使えば、勝手に浮いてくる今までにないような動きで誘うことも可能。
関連動画
出典:YouTubeチャンネル「GaryInternational」
出典:YouTubeチャンネル「GaryInternational」
装い新たな新色で気分はウキウキ、バスも浮き浮き?
まだまだトップが熱いシーズン。ぜひお試しあれ。