16スーパーカラマレッティー。
オリムピック“カラマレッティーシリーズ”の、上位機種にあたるカラマレッティー・プロトタイプを上回るスペックを秘めたロッドだということは、皆さんもご存知のハズ。
今年2024年にカラマレッティー・プロトタイプがフルリニューアルを遂げたことによって、記者個人的にも「そろそろかなぁー」なんて思ってはいましたが、本当にそうなるとは…生まれ変わりますよ! あの話題の製法&素材を纏って…。
25 Super Calamaretti(25 スーパーカラマレッティー)【オリムピック】
9年ぶりに一新。
カラマレッティー・プロトタイプのさらに上を…エギングロッドの新たな世界観を体感できる究極のロッドが2025年に降臨!「25 スーパーカラマレッティー」。時代に合った最新素材や技術などを纏い一新! では、早速気になる詳細をお届けしますね。
メインブランクス素材がヤバイ…
現段階の情報で記者的にオッ!ってなった点がメインブランクス素材。
最高強度を誇る東レの“トレカ®T1100G”と“ナノアロイル技術”を継承しながら、さらに追加となる素材が「24カラマレッティー・プロトタイプ」に新採用となった“トレカM40X”と、そこまで聞き慣れない素材…“トレカM46X”。
因みに“トレカM40X”は、T1100Gより高弾性な炭素繊維“トレカ®MXシリーズ”の最初の品種。繊維強度と弾性率の両方を極限追求しつつ、従来の炭素繊維と同等の弾性率を保持した状態で、強度を約30%向上させることに成功したとされる最新の炭素繊維。
ではでは、聞き慣れない…または気になる素材“トレカM46X”。
東レの公式HPによると、高弾性率を維持しつつ、強度をさらに約20%高められたトレカ® MXシリーズの新たな炭素繊維が“トレカM46X”。構造制御技術を極限まで追求、繊維内部に秘める黒鉛結晶構造を、超微細かつ超高配向にナノレベルで制御されることにより、従来同等の弾性率を維持した状態で、強度をさらに高めることに成功。
当然オリムピックのロッドラインナップでも初搭載となります。
これら3素材をお馴染み、航空・宇宙、ハイエンドスポーツ用品といった分野で要求される、極限性能を実現する、引張強度と耐衝撃性を両立させた、マトリクス樹脂技術“ナノアロイル技術”によって、新たな強度の世界へ足を踏み入れることに成功。
そして、メイン素材の上には、オリムピック独自“スーパークワトログラファイトクロスLV”を搭載。
こちらの素材は、グラファイトクロスと重量、成型厚み、タテ・ヨコの繊維構成比をそのままに、約10%の軽量化を実現した薄い織物。ネジレや潰れに対する強度と軽量化を両立し、キャストやルアーアクション時でも、疲れにくくなると共に、イカとのファイト中も、相手に主導権を与えず、快適にファイトを楽しめる粘り強さも発揮。
そしてお馴染み“G-MAPS”製法により、曲げやネジレに強い強靭さを秘めつつ軽量さも確保。圧縮への強さに対し、優れた特性を発揮。
軽さも当然注目すべき点ですが、近年のフラッグシップモデルに相応しい素材の使用と、最新マテリアルの採用も目玉と言える要素の1つですよね。
話題のオリムピック独自リールシートを標準装備
ブランクスの次に注目していただきたい箇所は“リールシート”。オリムピック独自の最新オリジナルカーボンリールシート“OP-02”が標準装備となっております!
熱可塑性カーボン“トレカ®短繊維強化ナイロン樹脂PA610”の採用で、軽量化、剛性、感度に優れ、さらにカーボン30%含有によって、高強度&高弾性などの特長を秘めています。また、PA610ポリマーのうち、60%が植物由来のため、持続可能な開発目標SDGs(Sustainable Development Goals)に配慮された材質でもあります。
ワンフィンガーからフォーフィンガーまで、全ての握り方に高次元で対応可能な、自由度の高いグリップ形状で、ライトゲームからパワーゲームまで、今後幅広いルアーゲームのロッドに採用予定であるリールシートになります。
他にも細部にまで拘りが
グリップに関しては、EVAのセパレートグリップ。
従来からのカラマレッティーらしいフォルムが、シッカリ受け継がれているような、高級感のある見た目になっています。
ガイドセッティングに関しては、軽量なチタンフレームトルザイトリングKガイドを採用。T2カラーの落ち着いた色合いは高級感を演出。
ジョイント部に関しては、印籠継を採用。2ピースなので携行性も◎。
全2機種展開
ラインナップは2機種展開。
ショアからのエギングでも特に需要のある長さと幅広いエギの号数に対応可能。ティップセクションに関しては、両モデル共にチューブラーです。
アイテム | Action | 全長(m) | 先径(mm) | 仕舞寸法(cm) | 継数(cm) | 適合エギ(号) | 適合ライン(号) |
GCALSS-832ML/M | RF | 2.51 | 1.5 | 128.7 | 2 | 2.0~3.5 | 0.4~1.0 |
GCALSS-862M | F | 2.59 | 1.6 | 132.4 | 2 | 2.5~4.0 | 0.4~1.0 |
近年のスタイルに合わすべく一新「25 スーパーカラマレッティー」。
生まれ変わるモデルは他にも…? 今回はこの辺りにしておきます。今後もオリムピック情報からは目が離せませんよ!