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注目の「バーチカルティップエギング」対応モデルが登場!シマノ セフィア エクスチューン ティップエギング【S510ML+-S】

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いやぁ、人気も人気。全国的に盛り上がってますねぇ、ティップエギングが。

さて、シマノのティップエギング専用ロッドといえばご存知「セフィア エクスチューン ティップエギング」。

リミテッドとは一線を画す上位機種で、まぁ乗り合い船に乗ればホントによく見かけるシリーズ。ブランクスの基本性能の高さや、こだわり抜かれた穂先にガイド、グリップ…と、その使いやすさやバランスの良さは折り紙付き。

そんな「セフィア エクスチューン ティップエギング」の“バーチカルティップエギング対応モデル”が、何やらおもしろそう。

セフィア エクスチューン ティップエギング【S510ML+-S】

2024年9月発売予定

シマノ公式「セフィア エクスチューン ティップエギング」詳細ページはこちら

バーチカルティップエギングとは

そもそも、“バーチカルティップエギング”とは、近年新たなアプローチとして注目されている釣り方。

通常、ティップエギングはドテラ流しで狙っていくのが主流ですが、バーチカルティップエギングは船を立てて流す釣り。なので、真下付近を攻めることができ、着底も分かりやすく、かつ深場を攻めることができる…と。

釣りそのものが少し違うため、ロッドも特化したモノがあるともっと釣りやすく、もっと釣れるようになる。そこで、バーチカルティップエギングを意識し、専用性を磨き上げたロッドが今回登場する「S510ML+-S」という訳です。

イカ先生こと富所 潤のインプレッション

垂直方向に落としたエギの操作性と安定性を高めた、かつてないタイプのロッド

富所 潤

セフィア エクスチューン S510ML+-Sは、シマノ初のバーチカルティップエギングを強く意識して開発されたロッドです。バーチカルティップエギングは船を立てた(舳先を潮上や風上に向けた)状態で行い、ラインが垂直方向に落ちるから両舷に釣り人が並んで楽しめる。ここがドテラ流しでやる通常のティップエギングとの違いで、船の移動が少ないから着底がわかりやすく、深場が攻めやすいというメリットもあります。

現状は、船を立てて釣るエギの中オモリ(シャクリ)船に同船させてもらい竿を出しますが、今後、関東や関西をはじめ全国的にみても同船可能な船が増えつつあり、バーチカルティップエギングが拡がりをみせています。

釣り方も通常のティップエギングとは違い、エギを真下付近に落とすのでジギングのようなシャクリをします。そのためR調子の軟らかいロッドを使うとシャクリで曲がりすぎてしまい、エギがしっかり動きません。逆にラインが真っ直ぐ立っているため、ロッドをちょっと動かすだけでエギも動きます。ティップの張りが強すぎるとステイ中にエギの頭が上下するイカが一番嫌がる姿勢になりやすいです。

このシャクリに必要な硬さと、ステイ中に欠かせないしなやかさを絶妙に調整し、バーチカルティップエギング対応に設計されたのがS510ML+-Sです。実際に使ってみると、シャクリで胴まで入り込むことはなく、ショートレングスでもステイ中にエギを安定させにくいという感じもないです。柔軟なソリッドティップのタフテック∞が良い仕事をします。非常に矛盾した話になりますが、シャクるときはしっかりとエギを動かせる強さ。アタリをとるときはエギの安定感を引き出すしなやかさを併せ持ちます。例えるならR調子とF調子を足して二で割ったような感じで、シマノのティップエギングロッドにはなかったタイプのロッドに仕上げられています。

もちろんエクスチューンの軽さ、強さ、バランスの良さ、高感度などの特性は従来のまま。“使いやすさ”もエクスチューンシリーズの大きな特徴で、この部分もS510ML+-Sにしっかり落とし込まれています。

出典:シマノ

スペック

品番 全長(ft.) 全長(m) 継ぎ方式 継数(本) 仕舞寸法(cm) 自重(g) 先径(mm) エギウェイト(g) 適合ラインPE(号) グリップタイプ リールシート位置(mm) リールシートタイプ カーボン含有率(%) 本体価格(円) 商品コード JANコード
S510ML+-S 5’10” 1.78 グリップジョイント 3 106.1 82 0.9 MAX 80 0.4-1 カーボンモノコック 292 DOWNLOCK 98.1 54,600円 358554 4969363358554 *

※リールシート位置:ダウンロックは竿尻からリールシート後部固定フードまでの長さです。

アオリイカの触るか触らないか…という微妙なアタリをも取って、掛けていくティップエギング。つまるところロッドの感度やバランスなど、タックルがモノを言う釣りでもある。

「S510ML+-S」という新たな選択肢、イカがでしょうか。

関連動画

出典:YouTube「SHIMANO TV公式チャンネル」

出典:YouTube「SHIMANO TV公式チャンネル」

シマノ(Shimano)

1921年創業。1970年に「レジャーを通して人々の健康に寄与する 」という企業哲学のもと、釣具事業部が発足。リール、ロッド、ルアー、用品などクオリティの高いアイテムの開発、製造、販売までを行い、釣具の総合ブランドとして、国内外問わず多くのファンを抱えている。独自の技術も数多く、世界に誇るジャパンクオリティを提供し続けている。