山田ヒロヒトが明かす!秋イカ攻略の特効薬「アモラスジョイント」の使い方
山田ヒロヒト (hirohito yamada) プロフィール
あっという間に夏も終わりに近づいてきましたね!
それにしても今年の夏は暑い! ホント異常すぎる暑さ。
少し前に行ったベトナム・ダナンの最高気温は33度、お盆に行った沖縄の最高気温は34度…。
一方、私が今住んでいる奈良では最高気温が39度まで上昇する日もありました…!
本州の近畿や中部エリアが亜熱帯化している感じ。
ホント、どうなってしまったんでしょうか?
ベトナム・ダナンへはリゾート休暇で行ったのですが、合わせてダイワ・ベトナム工場の視察とエギングも楽しんできました。
ちなみにダイワのベトナム工場では、最新の製造マシンが揃っている素晴らしい施設でした。
さて、ここからは今回の連載の本題に入りましょう!
本題は、ズバリ「エメラルダスアモラスジョイント」についてです!
従来エギとは一線を画すアモラスジョイントについて
アモラスジョイントは今年の春に3.5号がリリースされたのですが、すぐさま、えげつない人気エギになり、店頭に全く並んでいない状態になってしまいました。
嬉しいことではあるのですが、同時にお客様には大変ご迷惑をかけしてしまいました。
ダイワも頑張ってフル回転で増産をかけていますので、安定してお店で買えるようになるまで、今しばらくお待ちくださいませ!
ちなみに、この夏には秋イカにドンピシャな3号、2.5号も登場!こちらは、今なら手に入る状況だと思うので、早めにゲットしてもらえれば幸いです。
イテム | 自重 | 沈下速度 (秒/m) |
本体価格 |
エメラルダス アモラスジョイント2.5 |
11g | 4.75 | 1800円 |
エメラルダス アモラスジョイント3.0 |
13.5g | 4.25 | 1800円 |
エメラルダス アモラスジョイント3.5 |
22.5g | 3.75 | 1800円 |
さて、アモラスジョイントの特長などについて少し解説してみます!
アモラスジョイントは、見ての通り、縦のジョイントエギで、首をゆらゆらと生き物のように水中で動かすことができるエギです。
この動きが、今までのエギのアクションとは全く別モノで、従来タイプのエギでは反応させることができなかった個体にまでつい抱かせてしまう魅力があります
春に発売された3.5号では、エグいくらい3キロ、2キロが釣れまくってしまって、改めてその威力を実感させられました。
私自身ももちろんアモラスでイイ思いをさせてもらっています!
三陸エリアでは、最大が2キロ弱(下写真)でしたがキロ頭に9連発もありました!
ロッドは「STOIST RT80LML」を使用
三陸エリアではアモラスの金-オレンジ杉が爆発! このカラーに何かあるのか? ズバ抜けてよかったですね。
もちろん他のカラーもいろいろと試したですが、この釣行では、やはりこのカラーが一番反応がよかったです!
エリアによって、また状況によって、1つのカラーに釣果が集中することがあるのもエギングの面白いところ。
そんな感じで春イカに対する効きっぷりを、ユーザーさんとも共有できたわけですが、もちろん秋イカにも効きますので、ぜひ試してほしいです!
アモラスジョイントが釣れる理由!
水中での姿勢とフワフワ感
ナゼこのアモラスジョイントが釣れるのか? についてですが…⁉
釣れる理由としてはまずは、フリーフォール時のフォール姿勢のよさが挙げられます。
シンカーがついた頭パーツと、浮力のある胴体パーツがジョイント接続されているため、フリーフォール時は、胴体パーツが逆さまに立つような姿勢で、ジョイント構造によるフワフワ感も持ちながらナチュラルにフォールしてくれます。
このフワフワ感をともなったフォールが釣れる理由の1つになっていると考えています。
また胴体パーツの浮力が高いので針が常に上向いてくれるので根掛かりもしづらいという利点もプラスされています。
またラインテンションを張ったテンションフォールをさせると、今度はやや水平気味の姿勢となり、さらにフワフワ感が増し、それがアオリイカを抱かせるトリガーとなっています。
このフワフワ感って、色んな状況で効果を発揮してくれます。産卵期などでは、クイックな激しい動きを嫌う個体も多いため、アモラスジョイントのフワフワした誘いはかなり効果があります! また秋の少し活性が下がったりした場合にも、フワフワ感は非常に有効になります。
アモラスジョイントが釣れる理由!
飛行姿勢が良く、遠投できること!
一見、ジョイント部によってエギの姿勢が安定せずに飛ばないのでは? と考える人がいるようですが、全くそんなことはありません。
なんなら通常のダートエギより余裕で飛んでいきます。使った人なら分かってもらえていると思いますが、遠投性能が高いことはオカッパリでかなり武器になる要素。
アモラスジョイントならではの
繊細系の攻めをぜひ試してほしい
アモラスジョイントは、ダート系のエギと同じよう使用しても、よく釣れますが、やはり、アモラスジョイントならではの特性をうまく利用した繊細な攻め、誘いをぜひマスターしてほしいところ!
具体的にオススメな操作法は、繊細にティップを動かす方法。
エギの頭だけをツンツン動かすようなイメージでチョンチョンと動かしてやり、時には巻きジャクリでエビが逃げるようなイメージで浮き上がらせる。
そうやって動かした後は、ゆっくりフワフワ、フラフラと落としていくのがオススメ!
強くシャクるのではなく、繊細にワームをアクションさせるようなイメージの方がいいかもしれません
この誘い方はダート系のエギに反応が悪い時などに特に試してほしいですね!
2つのアイの使い分けについて!
秋に有効なのは?
アモラスジョイントにはアイが鼻側と頭側の2ケ所あり、どちらにつけるのがいいのか? 迷うところだと思いますが、秋はやはり頭側に装着してあげた方が、横方向のダートも加えやすいのでオススメです。
潮が速い時やボトム付近を丁寧に攻めたい場合なんかも、頭のアイを使用し、抵抗を作ってエギが浮くのを抑えるといいでしょう。
一方、鼻側のアイに装着する方がイイ状況としては、より縦方向のストラクチャーを攻める時! 例えば藻場の間に落としていく場合や、シモリをネッチリ攻めたい時などです!
鼻側のアイを使うと、シャクった時にエギを縦に浮かしやすいので、縦に動かして遠くから発見させたりする場合もいいでしょう。
色々書きましたが、アモラスジョイントの使い方としてはより、繊細にロッドをアクションさせると、エギがジョイントの持つ動きを一番発揮してくれますので、シャクらないエギングやフワフワとスイミングさせるエギングを意識して釣りをすると、新しいエギングの攻め方が開拓されると思いますので、ぜひチャレンジしてください!
追加されたアモラスジョイントの新サイズ3号、2.5号を扱う場合のロッドセレクト
さて、ロッドに関しての話も少ししておきます!
特にこの秋、新たに登場したサイズ!アモラスジョイント3号、2.5号を扱う上でのロッドセレクトについてなのですが…!
昨年、発売された、大人気のロッドになりますが「STOIST RT 79MLM」がティップの張りも含めてこまかなアクションが可能かと思います
アイテム | 全長(m) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | 自重 | 先径/元径(mm) | 対応エギ | 適合 PE (号) |
カーボン 含有率(%) |
本体価格 |
STOIST RT 79 MLM |
2.36 | 2 | 122 | 79g | 1.2/9.4 | 1.8~3.5号 | 0.4~1.0 | 99 | 89000円 |
「STOIST RT80LML」に関しても2.5 号なんかを秋に使用する場合は、最高ではないでしょうか?
ティップが繊細で小さめのエギでの荷重感度も抜群に分かると思います。
アイテム | 全長(m) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | 自重 | 先径/元径(mm) | 対応エギ | 適合 PE (号) |
カーボン 含有率(%) |
本体価格 |
STOIST RT 80 MLM |
2.44 | 2 | 126 | 80g | 1.2/9.4 | 1.8~3.5号 | 0.4~1.0 | 99 | 88000円 |
それ以外だと、インターラインの「STOIST RT84MLM」なんかもおもしろいですし、あえての「STOIST RT 81M」といった、高反発のロッドを使用しても扱いやすいかと思います。
ストイストは入手困難なモデルもありますが、随時生産はしてますのでお店で予約してくださいね。
多分、店頭に並ぶことは非常に珍しいかと思いますので、お店での予約で順番待ちをした方がいいかと思います。
以上、アモラスジョイント関連の情報をお届けしました。
アモラスジョイントは市場に投入されたばかりの特殊エギ!
ぜひ自分独自の釣れるパターンを見つけてください!
まぁ、アモラスに関しては、使い方やアクションは、これからみなさんで考えて少し使ってみてもらいたいと思っています。
もし新しい発見があったら、そっと私に教えてもらえたら助かります(笑)。
今までにない動きのジョイント系エギが市場に投入されたばかりなので、ぜひ自分しか釣れないパターンを見つけ出してくださいね、期待していますので!次回の連載では、もっと奥深い秘密を公開していきますのでお楽しみに!
最後に最近お気に入りのアパレルとバッグをご紹介しておきます!
最近のお気に入りのウエアは「DE-3524 ICEDRY® サンブロックジャケット」
ランガン用バッグのお気に入りは「エメラルダスタクティカル サイバッグ(C)」
ダイワ公式詳細ページはこちら、解説動画はこちら
昔から一番私が愛用しているタイプのバッグなのが、サイバッグ(※サイ=太モモの意)。
いわゆる太モモに装着する、移動効率の高いバッグです。ぶっちゃけショアエギングの時はほぼこのバッグで対応しています。
エギングでこの太ももに装着できるバッグは今では他メーカーからも数多く発売されていますが、私がエギングで一番最初に使用したのが発端で、元祖だと思っています。
数多くのバッグを監修してきましたが、今回もかなりこだわり抜いて作りました。
前作から、少しスリム化させました。
元々はそれほどたくさん入れるつもりがないバッグで、機動力を損なうことをせずに、ランガンすることが前提のバッグです。
↓バックにロッドを立ててエギチェンジできます!
バッグ外部のファスナーには、その時のその場所の一軍エギを入れておき素早くエギチェンジを可能にしています。
ちなみにファスナーは片手で簡単に開閉できるように作っていますので、マジでストレスなく使用できますよ!
そしてリーダーや仮面シンカーやハサミ等必要なものはそれぞれ取り出しやすいようにポケットを配置。 中にはエギフォルダーが入り10本以上の交換用のエギも収納可能です。
今回のシリーズは、それぞれ防水性能も向上していますので、使ってみて実感してもらえたらと思います。
ぜひ、サイバッグを装着して軽快なランガンを楽しんでもらえたらと思います
ダイワ公式「タクティカル サイバッグ(C)」詳細ページはこちら、解説動画はこちら
ヤマラッピ・最新動画情報
エギングに関する色んなテクや最新アイテムについては、YouTubeチャンネル「ヤマラッピちゃんねる」でもガンガン紹介していってますので、チェックしてもらえるとウレシイです!
なお、YouTube「ヤマラッピちゃんねる」のチャンネル登録はこちら
オンラインサロン随時、メンバー募集中
オンラインサロンに興味がある方は、ぜひ一度、問合せしてみてください。
https://yamarappi.com/yamarappitimes/
オンラインサロン「ヤマラッピタイムズ」詳細はこちら
イレギュラー 配信!
過去の連載記事はこちら