初場所開拓で怒涛のキジハタ(アコウ)祭り
今回は「たまにはインクスの若手と一緒に釣りをしよう」と思い立ち、オフィシャルスタッフの魚岡翼と瀬戸内ロケを敢行。
テーマは「初場所×ミドルゲームvsガチロックゲーム」といったイメージで、僕は本命をマダイに据えてカサゴやマゴチやメバルやアジなども含むミドルゲーム展開を担当。そして魚岡には彼が最も得意とする港湾部のキジハタゲームを担当してもらい、ガチでキジハタを狙って貰おうという企画です。
レオン 加来 匠(Kaku Takumi) プロフィール
本気でミドルゲーム&初場所でどうキジハタを探すのか
ステージとして選んだのは山口県瀬戸内側の漁港。僕自身はアジングやメバリングで何度も来ているのですが、そんな場所(ポイント)で本気でミドルゲームをやったらどうなるのかというチャレンジと、魚岡が初場所でどうキジハタを探すのかという二点が今回最大の命題です。
ということで夕まずめからまずはポイントのチエックを始めるも、残念ながら堤防先端周りの海底は完全に砂地で、おまけにこの日この場所は潮が横にも縦にも全く動かず、案の定回遊性の高いマダイやアジの雰囲気はゼロ。そしてメバルも7月とあってこのポイントでは気配ゼロ…。
となると狙いは堤防基礎周りで、キジハタやカサゴを狙うしかないなと腹を決めて開始。
ひとまず堤防先端付近から7.7フィートのミドルゲーム用プロトロッドで、10g MDヘッドにテールマッカトニーSをセット。
基礎石周りを丹念に狙うと、暗くなって早々に堤防中程のピンで30センチ中盤の小型ながらもキジハタがヒット。魚岡も当初先端付近の基礎周りを打っていたが、正体不明のショートバイトに連続して見舞われ、ポジションを少しずつ堤防の中ほどずらしてどうサイズの小型キジハタを2匹ヒット。
キジハタフリークである魚岡の見立てでは、どうやらキジハタが産卵に入っているらしく小型メスが中心になっているとの事。これは50年も前からキジハタを釣ってきた僕も全く同様の見解なのでポイントを徐々に湾奥方向へと探っていくが、そうなるとボトムが岩だらけに加えてウイードもかなり濃くなってくる。
しかし、明らかにこの時期のキジハタが着くロケーションなので集中して釣りをするが、何せジグヘッド主体のミドルゲームリグではウイードスタックだらけでとてつもなく釣りづらく、僕はなんとかウイードのポケットから40弱のキジハタを捻り出した時点で自身の目的であるミドゲーを終了とし、後はジャングルジムのビーンズシンカーを用いたテキサスリグでゲーム建てをしている魚岡に任せる事に。
ここからの様子は動画でしっかり見ていただきたいのですが、魚岡の「あまり活発に動かない産卵期キジハタ」へのアプローチが見事に炸裂して怒涛の連発劇を見せてくれます。
狙いをつけたピンのスポットへ5〜7gと比較的軽めのシンカーを打ち込み、敷石や藻などにリグを引っかけて一点シェイク。
使用したワームはシャッドのスワールテールシャッド。
グラブのテールマッカートニー。
そしてクロー系であるジュラクロー。
以上の3種をカラーチェンジとともに適切にローテーションさせ、繊細な誘いからの豪快なフッキングで次々にキジハタを引き出す様はまさに圧巻です^^
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