スワットSW1072S-ML、今秋いよいよ
テンリュウのSWAT(スワット)に新たな追加モデルということで話題を呼んでいるのが「SW1072S-ML」。いよいよ今秋登場!
スワットといえばショアからのシーバスロッドのハイエンドモデルという位置づけで、SW1072S-MLは広大なサーフエリアや大規模河川の河口エリアでの遠投性能を求めたモデル。
ではあるのだが、遠投性能だけではない、投げた先でのルアー操作性・波打ち際のバラシの少なさ、これをも両立するモデルとなる。
遠投性能はもちろん、それだけではない
飛ぶだけでなく操作できる、そしてバラし難い…というのはSWATシリーズのアイデンティティともいえる。遠投モデルでありながらも、そのスワットイズムは継承している。
そんな新機種の開発に深く携わったのが、久保田剛之さんと中野慶一さんの2名。その開発秘話などがテンリュウ公式YouTubeチャンネルで公開された。
その特徴のみならず、タックルバランスやルアーセレクトなど、端的にまとめられて分かりやすいのでぜひチェックして頂きたい!
しなやかなティップというSWAT ism
出典:テンリュウ公式
遠近対応ロングモデル
広大なサーフエリア、大規模河川の河口エリア等で顕著な遠投性能を実現するレングスと、波打ち際など近距離でのバイトを拾うソフトなティップを持たせ、遠近両方のターゲットを攻略するロングモデル。シャープなキャストフィールの中に、大型シーバスをいなす柔軟で力強いパワーを併せ持たせました。出典:テンリュウ公式
品名 タイプ 全長
( m [ft])継数
(本)調子 仕舞寸法
(cm)ルアーウェイト
(g)ライン
(lb)ライン
(PE/号)リアグリップ
(mm)先径
(mm)自重
(g)使用繊維 カーボン/グラス
(%)本体価格 NEW SW1072S-ML S 3.23[10’7″] 2 RF 166 MAX 45 MAX 16 MAX 1.5 405 1.7 175 99/1 未定 前作にも10’7″というモデルはあったものの、この度追加となるSW1072S-MLとは大きく異なる。というのも、SW1072S-MLにはC・N・T(カーボンナノチューブ)をコンポジットしている。
ご存じの通り、粘り強さを大きく向上させる素材であり、かつ先にも述べたティップのしなやかさは継承しつつもさらにシャープなブランク設計とした。
サーフ向けの遠投モデルというと、パリッと張りがあるイメージ。当然ロッドを硬くすれば飛距離は出しやすい。しかしながら、スワットがメインターゲットとするシーバスを相手にした際、ティップまで硬くしてしまうとバイトを弾く。
そもそもがスワットシリーズはバラし難さも特長で、そこを高く評価してきたユーザーも多い。
遠投性を求めながらも、スワットらしいティップのしなやかさも両立させる…そんな開発時の苦労がよやくかたちになってデビューを迎えるという。
実のところ、ナイトゲームでは思いのほかシーバスが手前側でヒットするケースも多い。近距離での突然のバイト、その時にバラし難いティップには、スワットらしさを感じられる仕上がりになっているという。
Variable Distanceの意味を体感できる追加モデル
遠投性能を持ちながら、不意の近距離バイトにも対応する。SW1072S-MのサブネームはVariable Distance 。
Variableとは可変といった意味を持ち、Distanceには距離という意味がある。
つまり、遠投モデルでありながら、あらゆる距離にも対応しやすい、そんな追加モデル。
登場は9月を予定しているとのこと。ぜひチェックを!
テンリュウ公式「SWAT」詳細ページはこちら
天龍(TENRYU)
1961年、六角竹竿加工業として下伊那郡鼎町下茶屋に塩澤製作所設立。1990年、株式会社 天龍に社名変更及び改組。創業当時、六角竹竿で一世を風靡し、1970年には日本初となるバスロッドを自社ブランドで発売。以降、カーボン素材を主軸に幅広い時代のニーズを先読みしたアイテムを輩出している。ソルトウォーターでは超軽量&高感度のSWライトゲームロッド「ルナキア」、ライトジギングでは「ホライゾン」が有名なほか、バス、トラウト、エリアフィッシング、さらにはテンカラなど、非常に幅広いジャンルでこだわりの強いロッドを生み出している。