渡邉長士さんによる、デイアジング・ジグ単攻略講座。今回はなかなか気難しいアジからどうやってバイトを引き出すか、そんな所をテーマにお届けしました。
さて、ここでは渡邉さんが投入したメインワームについて、改めてご紹介!
ロッド:月下美人 EX 57UL-T
リール:エアリティST SF2000SS-H
ライン:UVF月下美人 デュラセンサー+Si2 0.15号
リーダー:月下美人 フロロリーダー 3lb
ジグヘッド:月下美人アジングジグヘッドTG
ワーム:月下美人ピンビーム2.6インチ/月下美人ブレーキンビーム1.3インチ&2インチ
基本的には、実釣では月下美人ピンビーム&月下美人ブレーキンビーム(1.3インチ及び2インチ)を投入。その特徴、実際に当日はどんな場面で活用していたかをご紹介!
月下美人ピンビーム
月下美人ピンビームは2.6インチ。やや長い印象を受けるが、そのボディのほとんどは極細ロングテールだ(1.3mm径)。
長さはあるが、非常に体積は小さい。また、ツルっとしたボディで、非常に水切れがよい。極細ロングテールとの相性もよく、艶めかしくテールがアクション。ベイトフィッシュを意識した横方向の誘いにもマッチする。
もちろん、その極細テールのしなやかさはフッキングの邪魔をしない。大きなワームは掛かりにくい…というイメージを持っている方こそ、ぜひ使ってもらいたいワームだ。
また、その水切れのよさでアクションを付ければキレがある。デイゲームにおいてリアクションバイトを誘発するトリガーとなる動きを演出できるのが強みだ。渡邉さんが当日行っていたように、フリーフォールで落としてツンツンとティップでアクションさせる攻め方にもマッチ。メリハリある誘いでバイト生む。重めのジグヘッドとの相性もよい。
ちなみにロングテールの付け根にわずかにリング状のカップがあるのだが、これが水受けし、ツルッとしたワームにありがちなノー感じを抑制。リトリーブでもワームの存在感を感じられる仕様となっている。
また、素材はエラストマー。つまりは極細ロングテールであっても耐久性はバッチリ。加えて、非常にズレにくいというのも特長だ。
ピンビームは、フックが通る中心部にハード素材を採用している。そのため針持ちがよい。ただし、フッキング率やなまめかしさの観点から、それ以外はソフト素材が採用されている。
アジングにおいてワームがズラされにくいのはメリットで、ズラされにくければ当然正しいセッティング、本来の動きを継続できるわけで、それがセカンドバイト、サードバイトを呼び込める理由。
そのためピンビームは針持ちがよく、1つのワームでアジの数を稼げるのが魅力。それでもバイトの数が多くなればなるほど当然ズレやすくはなる。そんな時には以前ご紹介した焼鳥式の装着法もお試しあれ!
ダイワ公式「月下美人ピンビーム」詳細ページはこちら
月下美人ブレーキンビーム
ピンビームが特にベイトフィッシュライクなアクションやキレのある動きを得意とするのに対し、月下美人ブレーキンビームは浮遊系アクション・スローな動きが得意だ。
前方の2つのアームが特徴的で、よく水をつかむ。適度な抵抗感をもってフォールではスローに、さらにその場でじっくりと浮遊するようなアクションを出せるのが特徴だ。風にラインが押されるような状況でも水中では留まりやすいのもメリット。
今回は周囲でコマセが多く撒かれている状況&フィールドでもあったため、ブレーキンビームが演出する浮遊感、スローフォールが特に活躍した。
また、アーム部分はある程度の流れを受けると非常に細かく振動し、ライブリーな動きとなってアジを誘う。
軽めのジグヘッドとの相性が抜群なのはもちろんのこと、少し重めのジグヘッドでも抵抗感があるために浮遊感を出しやすく、つまりは遠くで浮遊感を出したい…そんな時にもハマる!
そうした特長を持つブレーキンビームにサイズアップした2インチがこの秋追加された。実釣で、この日最もバイトを生み出したのは恐らくこの月下美人ブレーキンビーム2.0だっただろう。
サイズアップされたことでさらに水受けしよりスローに。フォールスピードは非常にゆっくりと。かつ特徴であるアームは2インチとなることでパタパタ感が増し、その微振動によるアピールは1.3インチ以上にありそうに感じた。
このアーム部分は横方向のアクションにおいて胸ビレのように動き、ベイトフィッシュライクにもイミテートできる。浮遊系ではあるんだけれど、小魚系としても扱える懐の広いワームとなりそうだ。
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