今江克隆のルアーニュースクラブR「新作ハードベイト情報!24年下半期リリースほぼ確定のアイテムを一挙公開」の巻 第1203回
先週は、イマカツの下半期リリース予定の新作ワーム関連を紹介したが、今週は、イマカツ関連の2024下半期リリース予定の新作ハードベイト情報をお届けしよう。
今週もワーム同様、リリース時期が、ほぼ確定の順?での紹介です。
エビッシャーこと、ヴィラル
まず、9月末出荷予定で順調に生産が開始されているのが、河野正彦プロ渾身デザインのハードベイト処女作、テナガエビの姿と動き、サウンドまでをイミテートした螺旋パワーのダブルスイッシャー、開発ネーム「エビッシャー」こと、正式名称「ヴィラル」だ。
すでにここでも幾度かレポートしている通り、喰わせ系Wスイッシャーとしての基本性能をしっかり押さえたうえで、今までにないテナガエビを模したリアルなビジュアル、水平スイミング姿勢と、小型ながら強い水推しパワー、独自のサウンド発生機構を備えたWスイッシャーである。
一見、河野デザインのリアルなテナガエビシルエットと髭、前後のフェザーフックが特徴的だが、シリコンラバーの髭はスクリューに絡まず同時にヘッドアップ姿勢を防ぎ、リアルなテナガエビの姿を演出してくれる。
フェザーフックもテナガエビの腹脚をイメージすると同時に、水平姿勢の制御に貢献している。
さらにペラは「クローバー形状の穴」を持つ特注ペラで、回転を損なうことなく、シャリシャリという独特の金属擦過(さっか)サウンドを発生する。
これも、甲殻類の出すサウンドをイメージしたものだ。
デッドスローシンキングモデルとフローティングモデル
デッドスローシンキングモデルと、フローティングモデルの2種をリリースする予定だが、デッドスローシンキングは「巻き感、引き感のしっかりあるi字系」ともいえ、フローティングは、ハンプバックした独特のエビ腰形状でしっかりとしたV字引き波とノイジー螺旋パワーを発揮する仕様になっている。
ちなみにエビは後ろ向きに泳ぐイメージがあるが、それは逃げる時のみで、護岸際を泳ぐときは腹脚でホバリングしながら前進して進むのであります。
レインボーブレード
次に、10月にリリース予定なのが、今年の3月、TOP50七色ダム戦で初日出遅れながら、2日目に4kg越えのウェイトで単日4位、結果的に最終コレだけで10位入賞を果たした山岡計文プロのシークレットチャター「レインボーブレード」が、リリース予定。
最大の特徴は、可動式ブレードアイを搭載し、リトリーブ時には七色ダムでも通用する山岡プロごだわりのタイトバイブレーションと千鳥アクション、フォール時には折りたたまれて真っすぐ、きれいな姿勢で回転せずフォールし、喰わせるタイミングを演出できる仕様のチャターである。
すでに試合でも、山岡プロガイドでも、池原ダムで、七色ダムで、十分すぎる実績を残しており、極めて実戦力の高い、「チャター屋本家」イマカツからの10年ぶりのNewチャターベイトになるだろう。
レインボースライダー
また、この「レインボーブレード」には、山岡プロが「レインボーブレード」専用にデザインした、ジャバラテールをもつ「レインボースライダー4.9インチ」が同時発売予定。
トレーラーに迷いがちなチャターだが、専用デザインされているので迷いなく完璧に山岡プロが意図したアクションが出せるように設計されている。
アメリカでも、ジャバロン系ワームはチャターベイトの絶対的パートナーとして、確固たる実績をすでに残しているのは周知の事実で、山岡プロがジャバロンテールを導入したことは、必然の結果だった。
ただ、この「レインボースライダー」、当初は専用トレーラーとしてセット販売を予定していたが、ミドストやホバスト、果てはノーシンカージャーク、バックスライドまで非常に良いアクションを実現してしまったため、ワーム単品販売となる予定だ。
ジグヘッドリグでタダ巻きするだけで、大きな色調明滅ロールを伴って泳ぐうえ、ジグヘッドリグによる遠距離ライブシューティングにも、かなりの威力を発揮してくれる優れモノになっている。
特殊クランク!マイクロプラグ!さらに続く新作ネタ!