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【編集部の釣行日記#7】Gクラフト 沼の会って・・・高弾性ブランクの深淵を覗いた話

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こんにちは、編集部のはらせです!

はらせ(Harase) プロフィール

釣りと魚が大好きな編集部。前職は超絶ブラック会社員で、フィッシングショーで某プロアングラーに「それなら辞めちゃえば!」と言われ、ルアーニュースに入社を決意。年々、部屋に水槽が増えていった結果、彼女に「水槽と私、どっちか選択して!」と迫られ、水槽を選択した過去を持つ

突然ですが、みなさんは“Gクラフト 沼の会”というハッシュタグをご存知ですか?

SNSなどで時折見かけるこちらのハッシュタグ。

Gクラフトの魅力にハマったら最後、気づけばどんどんその魅力に惹かれ、次々にロッドを揃えたくなる、まさに“沼”にハマるが如くの現象なのだそう。

ティップの収束が速い…シャープすぎるキャストフィール

そんな「G-クラフト」との出会いは昨年夏、釣り仲間からかロッドを借りて試投したことがキッカケでした。

これまで記者自身、高弾性のロッドを使用する機会はほとんどなかったのですが、正直投げた衝撃が走りました…

“振ったときのインパクトが全然違う…”

ブランクにルアーウエイトを乗せて、振り抜いたときの衝撃が段違い。そして、振り抜いたとのティップの収束も速い。

これまで中弾性・低弾性のロッドを使うことが多くありましたが、高弾性のブランクはこんなにも違うのか…。

試投して以降、脳裏にはずっと振り抜いたイメージが…

夏に投げて以来、ずっと振り抜いたときの感触が忘れられずにいました。

そんな時に出会ったのが「G-クラフト」の川崎専務。「新潟フィッシングショー」で「Gークラフト」のブースでお話しする機会があり、そこでいろいろお話を聞いてもらい自分に合うロッドがどのモデルなのか、そのあたりもじっくりとアドバイスをもらいました。

偶然にも自身の釣り仲間も「G-クラフト」のロッドを使用している方が多かったので、そこでいろいろ相談に乗ってもらい選んだロッドが「MONSTER STREAM < Gekiryu custom >」の「MSS-902-SR」。

そして先日、近所の釣具屋さんで「G-クラフト」の店頭販売イベントがありましたので、ついにGETしてきました!

店頭販売の際も川崎専務にじっくり相談に乗ってもらいました

MONSTER STREAM < Gekiryu custom >「MSS-902-SR」のスペック

Model LENGTH(f) SEC(pes) LINE MAX/BEST LURE MAX/BEST(g) PRICE(¥)
MSS-902-SR 9’0″ 2 PE 2.0/1.5 42/24 45,500

G-クラフト公式「MONSTER STREAM < Gekiryu custom >[MSS-902-SR]」詳細ページはコチラ

「MONSTER STREAM < Gekiryu custom >[MSS-902-SR]」を選んだ理由

ちなみに、私が「MSS-902-SR」を選んだ理由ですが大きく二つ、フィールドとルアーの適応幅の広さ。

「MONSTER STREAM」は、増水河川・落ち鮎等、中・大型系ルアーを駆使し、激流ゲームを得意としたシリーズ。ルアーもMAX40gまでフルキャストができ、15g〜28gのバイブや20g〜30gのミノー系のほか、鉄板バイブ(18g〜26g)やブレード系(14g〜24g)、シンペンなど幅広く使用することができます。

ブランク自体もパワフルなので、テイクバックの取りにくい港湾河川等でのデイゲームにも最適なモデルとなります。

私の場合、主な用途としては中型~大型河川でのシーバスゲームやサーフ全般、小磯などでのヒラスズキ、小型青物狙いなど。

正直言ってしまうと、ショアソルトのオカッパリでオールマイティに使用したい…、もっと言うと振り抜いたときの爽快感が良すぎて、いろいろなところで使ってみたい…というのが本音でした。

もちろん、このあたりも正直に専務にお伝えしました。

重心移動系のルアーの悩みも…

前述した通り、私はこれまで中弾性のロッドをメインに使用していました。もちろん、そのロッドの性能には今も十分満足しています。

ただ、どうしても気になっていたのが重心移動系のルアーを使用したとき。

どうしても振り抜きのスピードが甘かったり、疲れてくると、重心の移動が上手く決まらないことが時折発生していました…。特にマグネットで固着しているタイプの重心移動システムでは思うように飛距離が出せないことも多々あり、若干チョイスを躊躇うこともありました。

もちろん、記者の実力不足であること、ロッドとの相性などは重々承知しているのですが、そんな重心移動系のルアーも軽快にキャストしたい…そうした狙いもあり「MONSTER STREAM 」の「MSS-902-SR」をチョイスしました。

振り抜きのインパクトが快感…

というわけで早速ロッドを手にし、近所のサーフへ試投しに行ってきました!

感想はズバリ、爽快感がヤバい!!!

楽しい、楽しすぎるぞ…。時間を忘れてただただキャストに熱中。苦手意識のあったマグネット重心移動系も軽快に飛ばすことができ、シンペンやワーム、バイブレーション、ジグなどの気持ちよく振り抜くことができました。

なかでも特に感じたのが、ティップの収束の速さと、テイクバックからのインパクト。

振り抜いた後のティップの収束がかなり早く、ブレなどはほぼなし。狙いのポイントへ、ほぼズレなくキャストが決まります。

“アレ?なんか自分、キャスト上手くなったかも…”なんて思ってしまうほど。決して大げさではなく、おおよその狙いがピンで決まるようになります。

というのも、「G-クラフト」ではロッドの軸、脊髄部分ともいえるスパインまでしっかり計算されて設計されているため、キャスト後のティップのブレ・キャストのズレが少ないのだそう。

そして、テイクバックからの振り抜きでは、ベリーからバットへのルアーのウエイトが乗る感覚もしっかり伝達。

これがかなり鮮明で、どのタイミングで一番ウエイトが乗っているかなども把握することができました。

最初はその感覚の違いに少し戸惑いましたが、慣れてくるとどのタイミングが一番飛ばせるのか、また自身のキャストのフォームやクセなども理解できるようになります。

70%の力でMAXの飛距離が出せる

そしてこの感覚が解かってくると、約7割の力でMAXの飛距離が出せるようになってきます。

これは専務からも言われていたことでしたが、使ってみてその意味がようやく理解できました。

キャスト続けると、腕への負担や疲労もそれなりに溜まります。そうした状況でもブランクの反発を活かして、軽い力で振り抜いてもしっかり飛ばせる。もっと言うと7割くらいの力だと、余計な力みもなく自然と振り抜きができるようになります。

キャストを通して、自身のキャストフォームや悪癖などにも気づくことができました。

ちなみにブランクはメチャクチャ軽いです!夏の炎天下でも終日振り抜くことができます。

満足度120%のお買い物

結論を言いますと、今回の夏のボーナスで購入したのお買い物、満足度は120%でした。

キャストでこんなに楽しいと感じたのは久しぶりで、まさに“沼る”ことを実感しました。これで大物を掛けたらさらに“沼る”ことでしょう…。

これをもって“Gクラフト 沼の会”の末席に加えさせていただきます。

これまで愛用していたロッドたちと併せて、今後も様々なシーンで使っていこうと思います。

以上、はらせの夏のボーナスで購入した「MONSTER STREAM 」の「MSS-902-SR」の感想でした(笑)