【声のする方へ】「サビア」をベースにした本格オフショアモデル始動/FXB-TS70/PF Tres SABIA Profund(プロフォンド)
79サビオと67サビア。
この二機種はインクスロッドの中でも最大のセールスを記録し、発売から6年を経過した今でも次回生産の問い合わせが引も切らず、実に開発者冥利につきますし、とても有難い思いでいっぱいです。
レオン 加来 匠(Kaku Takumi) プロフィール
声のする方へ
そして、ここ数年さらに驚いた事が続きました。
それは「タイラバゲームにとても良い」や「スロージギングとの相性が抜群」という愛用者からのご報告が相次いだのです。しかも、プロの遊漁船船長までもが「ある意味専用ロッドより尖った性能だ」という評価で、しかも「本格的にオフショアモデルを作りましょうよ」とまで…。
いくら我が想いを詰め込んで完成させたライトキャスティング専用モデルであっても、こんな話をパスしたのではバチが当たるので約1年前から開発に着手。そして監修を広島の人気遊漁船「DSKフィッシングガイドサービス」の松木船長にお願いして、フィネスタイラバ(松木船長命名)やボートミドルゲームに照準を絞って幾つかのサンプルを作成。
テストも松木船長の元日々重ねて貰っていたのですが、そもそもブランクの素性が良いだけにイジる部分は少なく、開発の主軸をグリップ周りとガイドセッティングと全体のバランス出しに集中。そして早くもつい先月6月末に最終形が完成しました。
プロトタイプですので詳細は省きますが、全長7フィートの3ピースで、67サビアよりワンサイズガイドを小さくしてディープバーチカルでの感度を向上させ、同時にスパイラルセッティングで使いやすく仕上がっています。ルアーウエイトはバーチカル用である事とブランクの性質上幅広く、実質3g〜100gまで可能です。
という事で早速、テストがあまり足りていなかった別種目「ライトケンサキ&イカメタル」に自ら持ち込んでみました。
まぁすでに67サビアでケンサキゲームはしていたので確信はありましたが、やはりグリップバランスとガイドセッティング(14ガイド)のおかげでもう別物。
ケンサキロッドと銘打っても良いほど調子良く、25号のスッテ錘(約95g)を使用しても負荷的にはまだ余裕があり、イカ釣りで重要な「抱き感度」や「負荷抜け感度」も申し分なく、瞬時の合わせで掛け損ねも全く無いでき上がりっぷり。松木船長が「真鯛が後ろに着いたのがわかるレベル」と評していたのを実感できました。
販売スタイル(WEB限定など)がどうなるか、販売時期がいつになるか、はまだこれからですが、まずは久しぶりのケンサキゲームで喜んでいる僕の姿をご覧ください^^