近年注目のルアーフィッシング、ルアー鮎ゲーム。
日本伝統のアユの友釣りの技術をルアーに落とし込んだ、新しいジャンルの釣りと言われています。
続々とルアー鮎ゲーム用のアイテムが展開されており、昨年にはDUO主催で群馬漁協協同組合協力のもと、利根川で世界初となる「ルアー鮎大会」も開催されました。
安達さんはDUOのアユ用ルアー「流鮎」・「擬鮎」の開発者でもあり、自身もアユ釣りを長年たしなむアユ釣り師でもあります。
アユをどう釣るか?を楽しめる釣り
安達さん曰く、ルアー鮎ゲームの魅力とは、“どのようにアユを釣るか”ところにあるのだそう。
近年は釣り人が増えたことで、様々な釣り場で魚を釣るのが難しくなっているなんてこともよく聞かれます。それに対し、ルアー鮎を含めたアユの釣りは比較的、安定した釣果を得ることができると言われています。
普段であれば、“魚が釣れるか?”というところに主眼がいきがちですが、アユ釣りの場合は“どのようにアユを釣るか”を純粋に楽しむことができます。
また、釣果に関してもビギナーの方でもある程度見込める点からも、非常に魅力が多い釣りといえるのではないでしょうか?
これも各河川の漁業組合の方々が管理を行い、定期的に放流していただいていいるからこそ。感謝の気持ちと漁業権の購入は必ず行いましょうね。
鮎釣りというと友釣りが代表され、以前であれば敷居が高い釣りに感じてしまう方も多いかと思います。
実際、必要な装備や釣り具も多く、価格も比較的高価なものが多いことからも気軽にチャレンジするのは難しいとも言われています。
そうしたなかで、ルアー鮎はアユ釣りの魅力をより近い位置で体験することもでき、その魅力も感じることができるのだそう。それでいて、より深く楽しむのであれば、友釣りにステップアップするといったこともできる点も魅力といえるでしょう。
また、トラウト系を除いた川魚の中では、アユは風味もあり美味しく食べられる魚。香魚(こうぎょ)とも呼ばれており、6~8月の時期は脂ものり、香りも楽しむことができるとのこと。
ちなみに、DUO公式YouTubeチャンネルでは安達さんによるアユを美味しく食べるための氷締めの方法や調理方法なども公開されています。
養殖のアユではなく、天然のアユを食べられるのも釣り人の特権の一つですね!
出典:YouTubeチャンネル「DUO JAPANデュオ公式チャンネル」詳細ページ
出典:YouTubeチャンネル「DUO JAPANデュオ公式チャンネル」詳細ページ
タックルもシンプルで楽しめるルアー鮎ゲーム
タックルに関しても、非常にシンプルで手軽にチャレンジすることができます。
ちなみに、ロッドの選ぶ基準であれば、以前お話ししたように“長めのベイトロッド”を選ぶのがオススメです。
今回、DUOからもルアー鮎専用のロッドとして「翠流(スイリュウ)」がラインナップに加わりました。
スピニング1機種、ベイト2機種があり、全機種共通でティップからベリーにかけてしっかりと曲がるテーパーバランスに設計されています。
ティップがしなやかに入ることで、流れの中でルアーを暴れるのを抑えるほか、アユがアタックしてきた際もティップが追従することでしっかりと掛けることができるなど、ルアー鮎で求められる要素を取り入れた仕上がりになります。
バット部分にはパワーも十分残していいるので、流心に入ったアユの引きにもロッド全体が曲がってくれるため急な突っ込みを吸収し身切れを防止。
25cm以上の大型のアユが掛かってもロッド全体で受け止めることでアユを浮かせるパワーも備えています。
モデル | タイプ | 全長 | 自重 | 継数 | 仕舞寸 | グリップ長 | ルアーウェイト | ライン | アクション | 本体価格 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
翠流 S96 | スピニング | 9.6ft
(292cm) |
158g | 2 | 1,497mm | 435mm | 10g~20g | 4~8Ib | レギュラー | ¥38,800(税込 ¥42,680) |
翠流 88 | ベイト | 8.8ft
(268cm) |
156g | 2 | 1365mm | 390mm | 10g~20g | 4~8Ib
PE0.4〜0.8号 |
レギュラー | ¥37,800(税込 ¥41,580) |
翠流 106 | ベイト | 10.6ft(323cm) | 182g | 2+1(グリップ着脱) | 1477mm | 440mm | 10g~20g | 4~8Ib
PE0.4〜0.8号 |
レギュラー | ¥39,800(税込 ¥43,780) |
DUO公式「翠流」詳細ページはコチラ
“アユは底を釣れ”
続いてはルアーの選び方について。
DUOからは「流鮎110F」に加え、新たに深場を探れる「流鮎DEEP」と強い流れや深場を攻める用の「流鮎VIB」が登場しています。
安達さんにそれぞれの特長を伺ったところ、「流鮎110F」は、ルアー鮎ゲーム代表されるチャラ瀬などと呼ばれる浅瀬で狙う際に活躍するオールラウンダー。扱いやすく、初めてのルアー鮎ゲームの入門にもオススメのルアーとのこと。
続いては、「流鮎DEEP」は、「流鮎110F」と同様のオールラウンダーであり、さらに深い水深(2mほど)を攻めることができます。
「流鮎110F」が攻めきれないような、水深のあるトロ場などを誘うのにも活躍するとのこと。
また、「流鮎VIB」に関しては、強い流れの中や水深のあるエリアを誘うのに適しているとのこと。特にルアーが飛び出してしまうような急な流れの瀬などにも確実に底取りができるのだそう。
より詳細な選び方や使い分けについては、前回のお話しを参考にしてもらえたらと思います。
ルアー鮎ゲームでは、定期的にフックのチェックが不可欠となります。
掛け針は非常に鋭い反面、岩などにスタックさせてしまうと簡単にハリ先がなまってしまいます。帰ルアーはもちろんですがあわせてハリのストックも用意しておくのが良いでしょう。
ルアー鮎ゲームの装備について
そして最後は、ルアー鮎ゲームの装備について。
基本は他の釣りと同様に、キャップやサングラスなどは共通ですが、ここではルアー鮎ゲームならではのアイテムについて紹介していきます。
まず、大まかな服装としては、ハーフパンツ&スパッツを組み合わせた“ウェットスタイル”がオススメ。
またケガ防止にゲーターなどを装備しておくと良いでしょう。シューズに関してはコケで滑りやすいので、フェルト底のウェーディングシューズを着用するのが良いとのこと。
ここからはルアー鮎ゲームであると便利なアイテムについて。
まず一つ目は水中の地形などを把握するための偏光サングラス
その他、掛けたアユをキャッチするのに必要な「アユダモ」と、掛けたアユを入れておく「曳舟(引舟)」。それらを取り付けておく、「鮎ベルト」もあると、実釣中より効率よくルアー鮎ゲームを楽しむことができます。
ちなみに、DUOからもルアー鮎ゲームに対応した「鮎ベルト」が新たに登場しています。ルアー鮎ゲームはもちろん、友釣りにも愛用できる設計になっているとのこと。
鮎釣り師でもある安達さんも納得の仕上がりなのだそう。もちろん、これらはなくてもルアー鮎ゲームは楽しむことができますが、ある方が圧倒的に効率性・利便性が上がります。
DUOプロスタッフの萩原トオルさんも「鮎ベルト」を使用しているそうで、使ってみるともう便利すぎて「鮎ベルトの有無では効率性も段違い」と語るほどなのだとか。
サイズ | カラー | 価格 |
---|---|---|
フリー(ウエスト最大時120㎝) | グレー | ¥5,390税込 |
DUO公式「鮎ベルト」詳細ページはコチラ
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ルアー鮎ゲームは、川に入りながら季節感も感じられる非常に魅力的なルアーフィッシング。狙うポイントなどの詳細は、DUO公式のYouTubeチャンネルにて公開されています。
ぜひチェレンジする際はこちらも併せてご覧ください!
出典:YouTubeチャンネル「DUO JAPANデュオ公式チャンネル」詳細ページ
また、今年の7月27日に群馬県利根川にてルアーアユ大会も開催となります!
ビギナーの方でも楽しめる大会ですので、ぜひこちらも参加してみてはいかがでしょうか?
【まだまだエントリー可能!】今年もやります!DUO主催の「流鮎.擬鮎in利根川 ルアー鮎大会2024」が7月27日に開催!