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はじめてのアユイング入門 第2回「アユイング! ポイント選択と狙い方」

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アユルアー入門

ルアーニュースRでは近年注目度が上がっている「アユイング」を始めたいよぉー! と考えている方のために特集企画をご用意!
「はじめてのアユイング入門」と題して、アユイングにまつまる基礎知識、タックル、狙い方などを以下のように4回に分けてご紹介中!
【情報協力:ダイワ、アユイングテスター:木森直樹】

はじめてのアユイング入門

第1回 ルアーでアユを狙う「アユイング」って?
第2回 アユイング! ポイント選択と狙い方
第3回 最新アユイング・タックル大集合(専用ロッド・専用ルアー)
第4回 最新アユイング装備はこれ(アパレル・便利グッズ)

今回は、「はじめてのアユイング入門」第2回目として
アユイング! ポイント選択と狙い方についてご紹介していきます!

特集企画「はじめてのアユイング入門」
第2回 アユイング! ポイント選択と狙い方

さて、今回は、アユイングをしに釣り場に出た時に、どんな場所を選べばいいのか? またどんな感じで狙えばいいのか? などについての情報をお届けしたいと思います! ぜひ参考にしてもらえればうれしいです!

こちらの動画も参考に!

ひとまず前提条件として、アユの習性についてのお話から始めたいと思います!

アユはエサとなるコケが付きやすい石を独占しようと縄張りを持つんです!

まずアユは、石についたコケを食べて育つんですが、そのコケが付きやすい、いいコケが付きやすい石を独占しようと、縄張りを強く意識する習性があることを覚えてください!

そして縄張りに侵入してくるアユに対しては、体当たりなどをして縄張りから排除する動きを見せるんです! この行動はサイトでも頻繁に確認できるので、ぜひ観察してみてください!
で、この縄張りに入ってくるアユを排除する習性を利用し、いいコケの付いている石の周りにアユルアーを侵入させ、縄張りアユにルアーを追わせて掛ける釣りがアユイングというわけなんです!

流れが当たる一級のコケが生える石を探そう

このアユの習性を元にして狙うべきスポットを選んでいきます!

狙うべきスポットは、もうお分かりですよね!
それはズバリ、流れが当たる良質の「コケ」が付いている、または付きやすそうな石を探せばいいんです!

でも、良質のコケが付いている石周りって、どんなトコロ? と思うかもしれませんが、それを探すことは実はそんなに難しくはないんです。

縄張りアユが付く石は、アユによってコケがはがされたりして、ピカピカに磨かれていたりします

縄張りアユは石に付いたコケに体を擦り付け、コケを剥がして食べるので、縄張りアユが付く石は、、ピカピカに磨かれたような見た目になっていたりします。そういう石がある場所を探せばよいというわけです。
たいてい、そういう場所は、水通しのよい川筋の延長戦上にあることが多く、川を見て、少し色が薄くなっているトコロとか、見た感じ少しほかと色が変わっているような場所がそういう場所に当たります。

最初は、ひょっとしたらこの作業は難しいかもしれませんが、釣りに行くたびに、なんとなく勘がはたらくようになるので、ご安心を!

ちなみに、いい石を見つけることができると、同じ場所から何尾もヒットを引きだせたり、反応がなくなり、いったん離れた場所でも、再び戻ってきて釣りをしたら、また釣れた!というケースも多いので覚えておいてください!

石の上流側5-10mの場所に立ち、チョイ投げで石の周りにキャスト!

さてさて、そういう石を探せたら次に、どういうアプローチをかけていけばいいか⁉ ですが…!

まず自分(人間)の立ち位置ですが、狙う石の上流側5-10m前後が基本。
けっこう近いと思う人がいるかもしれませんが、アユイングは、石を狙ってほんのチョイ投げ、距離にして5-10mキャストして狙う釣りだからです! 石の存在が目で確認できる距離って感じです。

流れの当たる石の上流側と石のサイドにアユルアーを止める

そして縄張りアユは、流れの当たる石の上流側、もしくは石の両サイドにポジションしているケースが多いので、その場所にルアーをキャストして、ルアーを止めて、縄張りアユが、アユルアーにアタックしてくるのを待つというのが攻めの基本です!

アユが居そうなポイントではルアーを止めて縄張りアユを誘うべし

川底でローリングさせて、アユがコケを食む動きを出すと効果的

狙う石に対して上下方向、左右方向から接近させたりするのも試す価値あり

石の上流側、両サイドにアユルアーを止めてやるのが基本ですが、それで反応がないようであれば、その場所へルアーを送り込む角度や方向を色々試すのも効果的です!

立ち位置を変えたり、ルアーを石に対して左右に横切らせたり、石から少し離れた上流側から少しずつルアーを石に近づけたり、逆に石の少し離れた下流側から石に近づけたりなどなど。

こんな感じで数投して反応がなければ、下流側の次の石、次の石という感じで狙ってみてくださいね!

おさらいすると、アユイングでは、縄張り意識の高いアユが付いていると思われる良質なコケがついている石を探し、その石周りにアユルアーを止めて、縄張りアユにアユルアーを追わせるのが基本。

なのでアユイングは、やみくもにキャストして探るという釣りではなく、縄張り意識の高いアユが付いていると思われる石周りに狙いを定めて、ちょい投げ、ショートキャストでアプローチをかけていくという考え方で狙ってみてください!

 

フッキングとランディング!

さて、狙い通りにアユが掛かった手応えを感じたら、思わずフッキング動作を入れてしまいそうになりますが、基本的には向こうアワセでOK! アユがファイトする重さを感じながら、やさしくロッドで聞きアワセる程度で十分! アユは身切れしやすい魚なので、やさしくやさしく引き寄せてネットで取り込んでください!

以上が、アユイングでのポイント探し方、アプローチ方法です!
はじめてアユイングする人は、この文章だけでは、想像しづらいかもしれませんが、実際、1尾釣ると、なるほど! 簡単じゃん! となることがほとんどなので、自信を持って攻めてみてくださいね!

アユイング参考動画もぜひチェック

YouTubeチャンネル「DAIWA鮎【鮎の王国】」では、アユイングの動画が多数配信されています! その再生リストはこちら

 

ルールを守って楽しいアユイングを!

アユ釣りには各都道府県が制定する「内水面漁業調整規則」、そして各漁業協同組合が制定する「遊漁規則」があります。エリア・河川によって異なる遊漁期間、遊漁エリアのルールとなっているので、それらに従ってアユイングを楽しんでください。なお漁業協同組合が管理されている河川で釣りをする場合には、必ず事前に管轄漁業協同組合の遊漁証(入川券など)を購入してから釣りを行うことを忘れずに!

釣行前には各管轄漁業協同組合の規則・詳細を確認してください

なおアユの遊漁規則内に「リール付き竿」「ルアー」どちらか一方の使用を禁止しているフィールドもあり、それらのフィールドではアユイングはできないので、必ず釣行前には各管轄漁業協同組合の規則・詳細をご確認するようにしてください!

また、実際の釣り場では、アユの友釣りほか、いろんなスタイルの方がいます!
それらの方々とは、十分な距離を保ってアユイングを楽しむようにしてください。またほかの釣り人の妨げになるようなロングキャストはしないでくださいね!

アユイングが可能な推奨河川の漁業協同組合一覧(引用:ダイワ公式サイト)

アユイングが可能な推奨河川の漁業協同組合様をご紹介↓こちら

 

 

 

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