1999年に設立。
エギング黎明期から第一線でエギング界を牽引。
イカ釣り用品専門メーカー「KEYSTONE(キーストン)」。
老舗ブランドなだけあり、名作と呼ばれるエギも…。世代の方だと、恐らく今回お見せする、こちらのエギを頭に思い浮かべるのではないでしょうか?
モンローエギ【KEYSTONE(キーストン)】
使ったことが無くても、耳にされたことはあるのでは?
「モンローエギ」。
KEYSTONE(キーストン)公式「モンローエギ」詳細ページはこちら
300年以上の歴史。
古くからイカ釣り漁師が愛用してきた和製疑似餌「餌木(エギ)」。現在のエギング市場に揃うエギのほとんどが、鹿児島県や大分県で長年受け継がれてきた形状がベースで、大きく“大分型”と“山川型”の2種類の形状がある中、大半のエギが前者の形状。
で、今回紹介している「モンローエギ」は後者の、鹿児島県・指宿市の山川地方で昔から受け継がれてきた“山川型”をベースに設計。ヘッド部分が細く、ボディ中央~後方にかけて、浮力の強い膨らみがあるのが特徴、 現在のエギング市場には珍しい形状。ただ、この形状による効果は凄まじく、特性を理解して使用するイカ釣り漁師も多く、「KEYSTONE(キーストン)」は今でも漁師向けに“山川型”を製造しているそう。
“山川型”をショアからのエギング用にカスタム。
2000年に生まれ、今もなお多くのファンを抱える「モンローエギ」の魅力を、これから詳しくお伝えさせていただきたいと思います!
移動距離が少ない
「モンローエギ」の最大の特長は“移動距離の少なさ”。
同じく定番アイテム「エギシャープ」がフリーフォールで約50度の沈下角度に対し「モンローエギ」に関しては、約70度という沈下角度。急な角度と縦への跳ね上がりの良さにより“ ピンポイントでアピールすることが可能”。
一回のキャストで長時間攻めることができ、抱かせるタイミングを多く作ることができるという強み。沖合の藻場や、かけ上がりに沿って回遊するアオリイカに対し、ピンポイントでのアピールが可能。エギの存在を気付かせるチャンスも増えるという。
基本性能に優れ、ダートでアピールする「エギシャープ」とは異なる性能を秘めます。
移動距離が少ない、短い距離でジックリ誘える、着底の取り易さ。
これらが 「モンローエギ」の魅力ではありますが、フォール時の急な角度はイカが抱きやすい角度とは言い切れない部分も。ただ、挙げていないメリットの1つに“操作性の良さ”があり、ラインテンションの張り方次第で沈下角度、速度を抑えることができ、“抱かせるタイミングを作る”ことが可能。
移動距離を抑えたい場合は、フリーフォールで対応。 抱かせるタイミングを作る場合は、ラインテンションをかける…というコンビネーションで、イカにアプローチ。 正に釣り人が意のまま操れるエギに仕上がっています。
エギシャープとの違いと使い分け
フォール以外にも「エギシャープ」と異なる箇所は色々存在します。
同じ3.5号V1サイズで比較した以下の表をぜひ参考に。基本性能を追求し、様々な条件でも幅広く活躍してくれる「エギシャープ」に対し「モンローエギ」は条件に合わせた使い方、攻め方を得意とします。
使い分けに関してお伝えするとメインで活躍するのは「エギシャープ」。
場所や条件を選ばずオールマイティに使えて、沈下速度とカラーの豊富さで様々な状況に対応してくれます。一方、今回の「モンローエギ」に関しては特長を活かし“ジックリ攻めたい時に”活躍!
起伏の激しい岩礁エリア、カケアガリ周辺や藻場をジックリ攻めたい、そういう状況で効果を発揮。ダートアクションで横の動きで誘いたい時は「エギシャープ」、縦のアクションで移動距離を抑えて誘う場合が「モンローエギ」という使い分け。
カラーラインナップ
カラーは全16色展開。
気になるカラーはぜひ、お近くのショップまたは「キーストン・ダイレクトショップ」でチェックしてみてくださいね!
以上、「KEYSTONE(キーストン)」が手掛ける名作エギの1つ「モンローエギ」を紹介しました。今でもイカ釣り漁師が愛用するほどの実釣力を誇るイカを釣る為の道具。
ぜひ一度お試しを。