エリマキ形状のヒレを備えたNEWコンセプト
サイコロラバーの“逃がし”を継承したミノーシルエット。
襟巻(エリマキ)によって強い水押しを生み、ワームの移動距離も抑えられることで、表層ピクピクアクションやポップ音をマスバリ縫い刺し(下抜き)でできたり、ホバストではよりジックリ攻めれたり、ジグヘッドへ装着するとタイトウォブリングアクションを発生…新たな攻め方を展開するO.S.Pの新作ワーム「エリマキシャッド2.3in」。
【エリマキシャッド2.3in】攻略困難なスレバスを食わせる“エリマキ形状の特殊パーツ”が採用されたNEWコンセプトワームの発売日迫る!/O.S.P
さて! 遂に発売のタイミング。
「エリマキシャッド2.3in」についてより知っていただく為、先日こちらのワームをプロデュースした“峯村 祐貴”さんに開発経緯やコンセプト、魅力や使い方などを直接伺いましたので、記者自身の質問内容に沿ってお届けしていきたいと思います。
峯村 祐貴(Yuki Minemura) プロフィール
開発意図&コンセプトを教えていただけますか?
まずはこちらの質問。
「エリマキシャッド2.3in」の開発コンセプトは“小魚シルエットのサイコロラバー”。
開発を始めたのは3年ほど前だそうで、当時相模湖のサイトフィッシングで爆発的な釣果を出していた「サイコロラバー」でさえ、魚が学習し始め、シルエットへの反応がよりシビアになってきたそう。そこで、相模湖のメインベイトであるワカサギのシルエットで“サイコロラバーのように逃がしアクションで強い水押しを生むルアーを作ろう”と開発に取り掛かったのが始まり。
最も拘られたポイント、苦労した箇所を教えていただけますか?
最も拘られた箇所に関して。
細身シルエットなのに水押しが強いという、正に相反するコンセプトを実現する為の“襟巻(エリマキ)の形状”に特に拘られたそう。エリマキ部分もワーム一体成型のため、レスポンスの良い柔らかいマテリアルにしてしまうと水押しが弱くなり、水押しを強くしようとするとマテリアルを固くする、もしくはエリマキを大きくする必要があることで相当頭を悩まされたそう。
そんな中、“襟巻(エリマキ)の形状”をプリーツ状にすることで強度が上るのでは? ということに閃き、ワーム自体の柔らかさを損なわず、かつ“襟巻(エリマキ)の形状”も過度に大きくなりすぎず、サイコロラバー並みの水押しを実現することができたとおっしゃっていました。
最大の特長、他にはないメリットを教えていただけますか?
“襟巻(エリマキ)形状による水押しとシルエットのギャップ”。
このギャップが他のルアーには無い最大の武器であり、バスの捕食スイッチを入れるそう。また副産物的なメリットであるのが、“襟巻(エリマキ)”によりロッドに伝わるアクションが大きくなり、表層ピクピクやホバストなど、少し難しいとされるテクニックが誰でも簡単に行えるという。さらにジグヘッドにセットして、早巻きするエスケープアクションを行うとチャターベイトのようにブルブルと振動するアクションを発生。
様々なリグで、異なるアクションを出すことができる懐の深さも兼ね備えたルアーに。
出しドコロを教えていただけますか?
大前提はワカサギなどの小魚を主に捕食している状況であること。表層からミドルレンジ、ディープレンジとリグによって幅広い層を攻略可能。また、サイトはモチロン、ブラインドやFFSによるシューティングなど、出しドコロも満載。
オススメリグと、その使い方を教えていただけますか?
ワッキー掛けをしなくてもピクピクアクションを演出可能。
ホバストセッティングは、エリマキが抵抗になり、従来のルアーより更にジックリ誘うことが可能。ネイルリグは、バスが興味を示したら、トゥイッチで逃がすサイコロラバー的な使い方。
ミドストにもベストマッチ。逃がしのアクションもチャターベイトのようにブルブル震える唯一無二なアクションになっています。
サイトフィッシングでオススメする食わせテクを1つ教えていただけますか?
折角なのでサイトフィッシングの食わせテクニックも1つ教えていただくことに。
ネイルリグセッティングで、まずは回遊しているバスの進行方向にキャストしてユックリとフォール。バスの目線まで落とし、バスが気づいたらトゥイッチ! バスが追いかけてきたら、もう1回トゥイッチ(食うまで繰り返し)。
逃がしのトゥイッチで本気食いさせてみてください。
カラーローテーションについて教えていただけますか?
カラーローテーションに関して、基本的にナチュラル系カラーが中心のラインナップになるため、そもそもローテーションすることがあまりないそう。
「お好きなカラーを選んでください」とのことでした。そんな中でも、ハイアピール系カラーである“ホワイトチャート TW185”と“サイトスペシャル TW127”の出しドコロについて解説していただくことに。
“ホワイトチャート TW185”に関しては、ホバストでより深いレンジを引きたい時に多用されるとのこと。視認性が良く、深いレンジでもルアーが消えた(バイトがあった)瞬間にフッキングすることができるため。
次“サイトスペシャル TW127”に関しては、表層系では欠かせないホワイト系カラー、ナチュラル系では表層に呼びきれないと感じた時に投入されることが多いとのこと。特にローライト時はこのカラーから入ることが有効というお話も。
オススメカラー3つを教えていただけますか?
オススメカラーを3つ挙げていただくと、以下の3カラーに。
初めて使う方へ、一言お願いいたします。
最後、初めて使う方へ一言をお願いすると…。
「様々なリグやチューニングをすることによって、多様な使い方ができ、アクションも簡単かつ楽しく使えるルアーになっています。また、トーナメントでも一線級に活躍するルアーに仕上がっていると思いますので、ぜひ自由な発想で使ってみてください。」